ヘレンハルメ美穂のレビュー一覧

  • 1795
    三部作の完結編。
    一番印象に残っているのは一作目だが、シリーズを通して当時の街の様子や生活などの描写が凄まじい。
    ストーリーだけでなく、目に浮かぶような描写に圧倒された。
  • 1793
    序盤つまらなくてこれ我慢して読んでたら面白くなるのか?と思いながら読み続けてたらあら不思議、面白くなってました。
    全く馴染みがない想像以上に陰鬱な1793年のストックホルムが舞台なせいか序盤は全く感情移入できず、そもそもその時代で人一人亡くなったくらいでそこまで捜査する?みたいな。
    関所や警視庁が機...続きを読む
  • ミレニアム6 死すべき女 下
    ついにシリーズを読み終わった。
    今回もいろんな謎が絡み合っておもしろかったけど、やはりラーソン版に比べると淡白で、本の中で起きる出来事の関連性が薄い気がしました。
    もっと緻密さがほしかったです。
  • ミレニアム6 死すべき女 上
    ついにシリーズを読み終わった。
    今回もいろんな謎が絡み合っておもしろかったけど、やはりラーソン版に比べると淡白で、本の中で起きる出来事の関連性が薄い気がしました。
    もっと緻密さがほしかったです。
  • 1793
    余りの構成の巧みさに引きずり込まれてしまう面白さ。
    3部作という事で重厚なスペクタクル的展開になって行くと思うものの、群像劇という感覚。
    圧倒されんばかりの登場人物、多種多様、身分の上下があるし、種々の職業、生い立ちと家庭環境、犯罪歴すらも彩を添える。

    時間の流れが複雑で、秋~夏~春・・そして2番...続きを読む
  • 1793
    北欧を席巻した歴史ミステリー3部作とあっては、読まないわけにはいけません。4部構成。1部から3部までそれぞれ主人公が変わり、また各部の繋がりがまったくわからず、これは短編集かと思わされてしまいます。それもそのはず。目次をよく見ると秋から始まり、夏、春と遡っています。そして最後に、最初の秋の次の冬が来...続きを読む
  • 熊と踊れ 上
    【ハヤカワ・ミステリ文庫創刊40周年記念作品】凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセントの三人兄弟。独立した彼らは、軍の倉庫からひそかに大量の銃器を入手する。その目的とは史上例のない銀行強盗計画を決行することだった――。連続する容赦無い襲撃。市警のブロンクス警部は、事件解決...続きを読む
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下
    シリーズ第5作目で今回もおもしろかったけど、どうしても前半3部作に比べると緻密さというかしつこさみたいな部分が減って、あっさりした感を感じました。
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女
    シリーズ4作目は作者が変わってしまっていて、どうしてもこれまでと比較してしまうわけですが、物語の細部へのこだわりみたいなものが少し減っている気がしつつも、十分に読み応えがあっておもしろかったです。
  • ミレニアム6 死すべき女 下
    ストーリーは楽しめましたが、場面場面の切り替わりが冗長で、特に後半は画一的に感じました。
    カミラの人物像が希薄で、工夫は凝らしていたのかもしれませんが、表面的な描写で終わってしまったかように感じます。残念。

    リスベットも同様で、作者はシリーズ6に入り、もうリスベットを描く際、青息吐息だったの...続きを読む
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 上
    200ページくらいまで主人公が女性と寝て、明け方ひっそりと立ち去ってただけなので、ちょっと大丈夫かな?主人公最低だな(褒め言葉)でなんとか読んでた。
    プロ意識高めのチームに合流してからは見せ場もあり、改めて「コイツ最低だな(褒め言葉)」で下巻へ
  • 1794
    とりあえず、感想を一言で言うなら
    「早く1795翻訳出版してください」
    三部作ラストが読みたくてたまらないからである。
    今作において、隻腕の引っ立て屋カルデルと、不屈の女性アンナが健在なのは嬉しい。
    アンナには、また、驚くべき事態が次々降り掛かってくるのだが、その全てを乗り越えていく姿は、これだけで...続きを読む
  • 世界の天変地異 本当にあった気象現象
    連日の異常な暑さ、ゲリラ豪雨。
    この書名、表紙が目に入りふと手を伸ばしてしまいました。

    めったにお目にかかれない衝撃の写真を、いつかは我が身、の思いで眺めました。
    竜巻は恐い。
    オーロラはみたい。

    自然には抗えないけど、これだけ災害が続くと、科学の力に期待せざるを得ません。
    でも
    「人類も自然と...続きを読む
  • ミレニアム6 死すべき女 下
    著者が亡くなってしまったことにより、未完で終わるのではとおもっていた、ミレニアムシリーズ。新しい著者によっていつの間に3冊書かれ、1から始まる復讐劇も無事完結した。
    個人的には、原作者のラーソンより、ラーゲルクランツの方が、話が読みやすく好き。ラーソンの北欧の闇を描いた濃い内容に対し、ラーゲルクラン...続きを読む
  • ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上
    過去4作と異なり、序盤から大仰さがなく、すんなり入れる。4作目から引き継いだ筆者が「より自分の特徴を出せた」せいだろうか。
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 上
    心臓をえぐり取られた少年の死体。センセーショナルな事件に、国家刑事警察の殺人捜査特別班へ救援要請が出された。四人の腕利き刑事+かつてのトッププロファイラー、セバスチャン。だがこの男、自信過剰で協調性ゼロ、アドレナリンとセックス中毒、捜査中でも関係者を口説いてしまう、はた迷惑な奴だった。

    今まで読ん...続きを読む
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 下
    殺された少年は以前に通っていた学校でいじめられ、転校していた。母親、友人、担任と証言を得るうちに変化していく少年の印象。一方、トラブルメーカーのセバスチャンが加わったことで、殺人捜査特別班には波紋が広がっていた。被害者も証人も捜査陣もみな秘密をかかえるなか、セバスチャン自身もある事情を隠して捜査に加...続きを読む
  • ミレニアム6 死すべき女 下
    ミレニアムシリーズの完結編。最終作だが重くなることなく、良質なエンターテイメント作品としてすっと読める。終盤のテンポが速く、呆気ない感じもあるが、きれいな終わり方でそれはそれで良い気がする。名残惜しさを感じつつ思う、個性溢れる登場人物たちにまた会える日は来るのだろうか。
  • 熊と踊れ 下
    最初から、最後は破滅で終わるのだろうと思っていた。
    だってこれ、実話をもとにしているのだもの。
    怪盗ルパンや二十面相とは違う。
    犯罪者をヒーローにするわけにはいかない。

    だけど、彼らは本当に成功し続けた強盗だったのか?
    確かに警察に尻尾は掴ませなかったが、いつも目標を下回る金額しか奪うことができな...続きを読む
  • ミレニアム 4 上 蜘蛛の巣を払う女
     ミレニアムシリーズ三部作の作者がなくなってしまって、まったく別の作者が後を引き継いで続きを執筆したとのこと。雰囲気も何もかも、前三部作と変わりはなくて違和感は全くない。アクションシーンはあまりはないものの、映画を観ているような感じで楽しめる。