ヘレンハルメ美穂のレビュー一覧

  • ボックス21
    いま流行りの?北欧の警察小説。北欧物の英米物との違いは、主人公がやたら泥臭い事。英米物にも泥臭い主人公はいるにはいるが、北欧物の場合、警察官と言う職業を感じさせないほど、ものすごく泥臭い。そしてもう一つ北欧物の特徴(?)は、なんとなく漂うその“暗さ”。暗いのは、北欧の気候を反映しているんですかね?そ...続きを読む
  • 死刑囚
    毎回の事ながら
    心して読み始めて入るものの
    「ん、今回はそんなでもないかなぁ」と思いきや
    ストンと落とされてしまう。
    新たな展開も多く 読み応えがあった。
    ため息しか出ない。
  • ボックス21
    「制裁」の刑事達が登場するシリーズ二作目
    前回同様、読み終えた時の
    現実の問題を突きつけられた重みが凄い。
    前回のあとがきにもあったように、物語はフィクションではあるが、モデルになった人。事件事象は存在している事実。
    そして日本でも同様の問題がある事実。

    ラストの終わり方は途中で予想が出来たけど
    ...続きを読む
  • ミレニアム 4 上 蜘蛛の巣を払う女
    雑誌『ミレニアム』を発行するミカエルたちの会社は経営危機に陥り、株式の30パーセントを大手メディア企業のセルネル社に売り渡していた。
    ミカエルにも優れた記事がなく、時代遅れの記者との非難にさらされていた。
    そんな彼のもとに、ある男から大スクープになるという情報が持ち込まれる。
    人工知能研究の世界的権...続きを読む
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女
    NSAのネットワークに侵入したのはリスベットだった。
    彼女はある目的のため、この犯罪組織を追っていたのだ。
    犯罪組織のリーダーはサノスと呼ばれていた。
    一方ミカエルは、セルネル社が『ミレニアム』編集部から彼を追い出そうとしていることを知るが、さらに衝撃の事件が発生する。
    万全の警備システムを設置し、...続きを読む
  • 熊と踊れ 下
    やっと踊り終わった。それでも、それでも、最初から最後まで、真っ白い光が遠くに見えているイメージだった。
  • 制裁
    面白かった。
    「制裁」という日本語を噛みしめる。
    戦争にしても殺人にしてもいじめにしても、それぞれの立場に立った時に見える景色は違う。
    考え続けること、思考停止しないことしかない。
    ただ1人、犯人だけは本当に最低!と思ってしまうのだが、
    またそこにも落とし穴を感じて、薄気味悪い。
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 白骨 下
    うっ、うっ、うわぁぁー!
    …と、思わず最後声がでた。

    犯罪心理捜査官セバスチャンシリーズ3作目となる本作、今までで一番面白かった。
    事件は過去のもので血腥ささはほとんどなく、登場人物たちの人間ドラマに焦点があてられている。
    相変わらずと言えばいいのか、もう本当にセバスチャンがサイテーである。ここま...続きを読む
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 少女 下
    嘘だらけだけど家族になった姿にほっとしつつも切なかったなー。でもとても面白かった。
    セバスチャンも活躍したなー。この活躍が犯罪心理捜査官らしいのかはわからないけども。

    ミステリーではあるけれど、どちらかというとセバスチャンの変化とか再出発みたいなのが全体の軸なんだろうな。このあとどーなるんだろー。...続きを読む
  • 犯罪心理捜査官セバスチャン 下
    すごく面白かった!!!
    二転三転で全く予想できなかったうえに、最後の最後まで驚き。加えてセバスチャンのキャラも本当に憎めない。たまに集中するところとかわくわくした。
    本当に面白かった!続きも楽しみ!
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女
    残念ながら作者が変わり不安だったけど、最初に少し違和感あっただけでそれもすぐ無くなりすんなり入れた。
    読みやすくなったかな。ラーソンが生きてたらこの展開をどう思うのだろう?
    リスベットは相変わらずかっこいいのだけど、ミカエルが女たらしではなくなって影が薄くなったかな。
    新たな敵も出てきたしまだまだ続...続きを読む
  • ボックス21
    最後の3行に、、、帯の煽りは期待せず読んでいた。
    最初から最後まで重苦しく、緊張感ある展開。それでいて読みやすく、一気に読める。
    破綻もなく、最後まで一気に持っていかれた。
    女である身としては、なんども繰り返される苦しい描写がなんとも辛かった。
    そして、最後の3行には、、、、久しぶりに心底驚き、その...続きを読む
  • 熊と踊れ 下
    外国のミステリ小説は、ミステリを題材にしたヒューマンドラマと言ってよいものがある。
    「解錠師」「ありふれた祈り」みたいな…
  • 制裁
    人は誰かのために何かを為すことは多分できない。だから社会は不完全だ。でもその社会の中でしか生きられないのも人なのだという矛盾を強く感じる。
    テーマは重いし、救いはないし、読むのが辛いけど読まなきゃいけない気がしてとても疲れる一冊でした…
    あと訳がやはり素晴らしい。北欧ミステリなのに誰が誰だかわからん...続きを読む
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女

    リスベット最強!

    ミレニアムは小説1〜3、映画もドラゴン•タトゥーの女、スウェーデン版の3作全て観てきましたが、作家が変わり、エンターテイメント性が大いにアップしたように感じます。
    リスベットのスーパー•ヒーロー(ヒロインではなく)振りも興奮度大です。
    最近、マーク•グリーニー好きな私としては、最高に楽しめた作品でし...続きを読む
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女

    また会えた!

    夢中になって読んだ。人工知能、自閉症、どちらのテーマも元々興味をもっていたので、勿論面白かったけど、何よりリスベットが変わってない!また会えた!こんなに嬉しいことはない。
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女
    数学の話は正直よくわからなかったけれど、リスベットとアウグストの交流には心が温まった。
    弱きが強きを挫くという構図もそのままで、読後感は爽やかなんだよな。
    リスベット無双しすぎじゃないと思う部分もあるけれど。
    第一部、第三部を思い出さずにはいられないラストで、リスベットとミカエルの物語としては、これ...続きを読む
  • ミレニアム 4 上 蜘蛛の巣を払う女
    三部までと違う作者であることを感じさせない。
    相変らず面白ーい。

    前作で様々な人に釘を刺されたリスベットが、結局これまでと同じ(もしかしたらそれよりも過激な)生活をおくっていることは少し残念かな……
    でも、まっとうな会社に就職してまっとうな社会人生活をおくるリスベットなんて誰も求めてない!からこれ...続きを読む
  • ミレニアム 4 下 蜘蛛の巣を払う女
    下巻になっても物語は疾走することなく、一気にラストに流れ込んだ。
    この作者がオリジナルの小説が初めて、と言うのは驚異。
    もちろん、4作目のプロットがある程度出来ていたのは知っているが、それにしてもここまで完成度を高めるのは至難の業。単に上手くかけてるだけではなく、それぞれのキャラも今までの物語を踏襲...続きを読む
  • ミレニアム 4 上 蜘蛛の巣を払う女

    上下巻一気読みして

    続編を期待していなっかったから、上下巻一気読みしました。作者は違っても充分面白かった。1、2、3巻は何度も読み、映画(DVD)ハリウッド版もスエーデン版の1、2、3作も何度も観ました。4巻もハリウッド版で映画化して欲しいです。ルーニー マーラーの一人二役観てみたい。
    原作者の構想は10巻迄あった...続きを読む