羽生善治のレビュー一覧
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将棋の羽生さんが人工知能の本を書いてる、という興味から本書を手にとった。4年前の本なので、内容には古いところがあるかもしれないけれど、IT知識なしの自分には人工知能とはなんぞやがわかりやすい文章でよどみなく書かれていた。Posted by ブクログ
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羽生先生と梅原猛氏の対談ももちろんよかったが、飯田先生の研究者として、また大川慎太郎氏の観戦記者としての視点からのアプローチが興味深かった。
飯田先生の将棋を含めたゲームやスポーツの面白さの評価は、将棋の面白さが絶妙なバランスの上に成り立っていること、スポーツのルールが変わる視点を教えてくれた。大川...続きを読むPosted by ブクログ -
第1部が茂木さんが書いていて、第2部は羽生善治さんが書いている。
また、第3部は両者の対談を纏めたもの。
アンチエージングがテーマで、新しいことに挑戦すること、毛づくろいをすることが大切と理解した。
印象に残った文章
⒈ 苦労した人ほど明るくなれる
⒉ 自分の個性は長所と短所の表裏一体
⒊ その時羽...続きを読むPosted by ブクログ -
2008年に収録され、NHKで放送されたインタビューをもとに構成された本になります。
文字数も少なく、非常に読みやすい本です。
羽生善治先生の思想や姿勢に興味のある方には羽生先生への入門本としてお勧めします。
逆にいえば、入門本ですので、読み応えは少ない本です。Posted by ブクログ -
【所感】
将棋の世界に限らず、ビジネスの現場で決断や勝負が必要な場面に活用できるノウハウが詰まった一冊
【覚えておきたいポイント】
いつも自分に有利な局面ばかりということなどないし、いつも悪い局面ばかりということもないから、必要以上に楽観も悲観もしないし、瞬間的な出来事に一喜一憂もしない
教える...続きを読むPosted by ブクログ -
読書録「簡単に、単純に考える」4
著者 羽生善治
出版 PHP文庫
p224より引用
“金出・私は学生に話すときに「キス・アプ
ローチでやれ」というのです。KISSというの
は"keep it simple,stupid"の頭文字です。
これはアメリカの俗語で、軍隊用語から来て
いるらしいですけ...続きを読むPosted by ブクログ -
羽生善治さんの自叙伝的な本。今の将棋会を差しているような文言もあり、羽生さんの先見の明が垣間見れる。いや、これが羽生さんの大局観なのかも。少し将棋を知っていると尚読みやすいと思います。Posted by ブクログ
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トップランナー二人の対談、示唆に富むトピックばかり。印象に残ったのは、「人間にできてAIにできないこと」で、AIは数学的処理で言語を扱うためショートショートくらいの文章は書けても春樹の小説は書けないというところ。また、日本の教育は教科書に書いてあること、先生のいうことは正しくて、その通りに答えればマ...続きを読むPosted by ブクログ
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羽生さんの子ども向けの将棋の教本。
駒の動かし方を覚えた子どもたちが、その次に何を学べばいいのかと思い買ったのですが、大人が読んでも面白かったです。私も小学生の頃、将棋に夢中になった口でしたが、それでも知らないことがいくつか載っていて勉強になりました。また将棋をやってみようかな。子どもとの対戦が楽し...続きを読むPosted by ブクログ -
山中教授はもとより、羽生さんの見識の広さがよく分かる対談だった。
以下、心に留まったポイント。
・創造的な出来事の99.9%は過去にあった出来事の組合せ
⇒イノベーションとは「既存事項の新結合」である(by シュンペーター)に通じる
・人間は継続性や一貫性を好み、そこには安心や安定がある。それが...続きを読むPosted by ブクログ -
棋士、羽生善治さんの本。
自己啓発とは少し違うが、概ねそのジャンルに当たる。
情報が多く、これからは選択肢は多くなった分、失敗したときの後悔が増す。(あの時、あっちを選んでいれば......等)
将棋の世界では「何を捨て、何を残すか」を迫られる。そんな時に大局観が育っていれば大きな流れを見て、考え...続きを読むPosted by ブクログ