羽生善治のレビュー一覧
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羽生さんの言葉で語られるAI。
流石に羽生善治はただ者ではない。
現代の棋士はコンピュータで将棋の力を磨いている。羽生さんは美意識にこだわることが人間であり、その美意識も時代と共に変わっていくとしている。それらは過去にあった美意識が代わり、以前は近代絵画だったものが今は現代絵画のように全く違った将棋...続きを読むPosted by ブクログ -
"羽生さんという将棋のプロ、名人、天才といわれている人の思考のメカニズムに迫ろうというのが本書。
羽生さんが語る言葉は、思考を言語化するお手本ともいえる。自らの思考を言葉で表すことはとても難しいこと。そして、その言語化した思考について解説もしてくれるのが本書の特徴。
できる人の思考回路を除き見ること...続きを読むPosted by ブクログ -
ジャンルは異なりますが、それぞれのジャンルで超一流のお二人がAIをテーマに語りつくした一冊。
一般論として、一流の専門家の方は、専門の領域での知識は当然のことながら専門外の領域でも実にいろいろなことをご存知であるというようなことをどこかで聞いたことがあるのですが、今回のお二人はまさにそのケースが該当...続きを読むPosted by ブクログ -
あの羽生善治が直々に、人工知能について語る本。
人工知能の一般書としては完璧な仕上がり。
例えと表現が非常にうまく、素人の僕でさえ、理解することができた。
特に、人工知能に対する羽生さん自身のお考えも素晴らしく、人工知能の脅威を感じさせないポジティブな考えだった。
しかも、人工知能の仕組みま...続きを読むPosted by ブクログ -
真剣に生きている大人の対談。読むとパワーとやる気が出てくる。
騎士道と武士道。植村直巳。
天女水。心を整える、明るくカラッと晴れ上がった心境になるという目標は簡単な言葉でとても難しいことだ。
白石さんから入ってこの本を読んだが、羽生さんにもとても共感をもった。
2018.8.28Posted by ブクログ -
羽生先生は将棋とAIの専門家として、山中教授はiPS細胞の専門家としての対談。
どちらもそうなんだけど、相手が語っているの時にする質問が鋭く、例えがとてもわかりやすい。
「失敗を怖れずに」「なんでも挑戦を」とはよく言われ、実際間違いを恐れず新しいことに挑戦してきたから羽生さんは48歳でもトップ棋...続きを読むPosted by ブクログ -
羽生善治(1970.9.27所沢生まれ)著「羽生善治の3手・5手・7手ステップアップ詰め将棋」、2018.6発行、「羽生善治の1手・3手詰め将棋」の続編です。解説が素晴らしいと思います! 7手詰めがすらすら解ければ間違いなく有段者だそうです。Posted by ブクログ
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羽生さんが非常によく考え抜いて言葉を選んでくれていて、人工知能に対する感覚的な理解も含めて、「ああ、そうなんだろうな」と思わせてくれます(^^)Posted by ブクログ
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この本は、このお二方の対談というだけでも非常に興味がそそられましたが、読んでみて、期待以上に面白い内容だったと思います。
片やノーベル生理学・医学賞の受賞者、片や将棋界で永世七冠獲得の国民栄誉賞受賞者ということで、日本人の誇り代表のようなお二方の未来対談。内容もさることながら、お二方の人格も素晴ら...続きを読むPosted by ブクログ -
やはり羽生永世七冠の知力はただ事ではない。
なぜこんなに最先端の技術に通じているのか。
「人工知能が100%正しい訳ではないという事実に人々は慣れる必要がある」という洞察は正に核心だろう。Posted by ブクログ -
AIを通して人間というものがより分かってくるなぁと感じる対談でした。こういう形の方が、入門編と呼ばれる書籍よりもむしろ取っつきやすいですね。Posted by ブクログ
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本が出たのは2010年ですが、対談が行われたのは、2006年。
コンピュータとの将棋の対戦の話も結構出てきますが、今読んでも、まったく古臭くないですね。
そういう意味では、コンピュータと人間の関係は、ある種、普遍的なものがあるのかもしれません。
この本を読んで面白いと思った部分は(、もしかし...続きを読むPosted by ブクログ