羽生善治のレビュー一覧

  • 適応力
    200

    羽生善治
    1970年、埼玉県生まれ。将棋棋士。小学6年生で二上達也九段に師事し、プロ棋士養成機関の奨励会に入会。奨励会の6級から三段までを3年間でスピード通過。中学3年生でプロ棋士四段。1989年、19歳で初タイトルの竜王位を獲得。その後、破竹の勢いでタイトル戦を勝ち抜き、1994年、九段...続きを読む
  • 捨てる力
    読み進めるごとに、「なるほど」と気づかされる内容ばかり。

    特に、ツキやバイオリズムはあるけども、それに深く関わらない方がいいという考え。

    ツキを逃げ道にしてしまうという考えには、はっと気づかされた。

    「ツキを追い求めるよりも自分を信じて努力すること」という言葉の通り、その日の運に一喜一憂するの...続きを読む
  • 直感力
    おもしろかった。将棋界に一時代を築いた大名人が、自ら感じて、思った、数々の言葉
    直感とはたんなるひらめきではなく、これまでの多くの経験や思考が導き出される一瞬の思考である

    気になったのは以下です。

    ■直感とは

    ・直感は決して先天的なものではない
    ・ツボを押さえる、といった感覚が自分の中に出現す...続きを読む
  • 脳とAI 言語と思考へのアプローチ
    主題よりも副題がメインで、チョムスキーの言語学の入門書として良著
    言語学と現代のAI技術に実は乖離があることが述べられている。
    対談形式なのでスラスラ読める。
  • 教養としての将棋 おとなのための「盤外講座」
    880

    羽生 善治
    将棋棋士。1970年生まれ。1996年、史上初めて七大タイトルを独占。2017年、永世七冠の資格獲得。2018年、国民栄誉賞。

    梅原 猛
    哲学者。1925年生まれ。京都市立芸術大学、国際日本文化研究センター名誉教授。ものつくり大学総長、日本ペンクラブ会長などを歴任。1999年...続きを読む
  • 捨てる力
    あらゆる原則を将棋で体現した一冊。

    以下メモ。

    新しい型は実践で試して負けないとマスターできない
    将棋ら白黒つくからPDCAが回しやすい
    真似から理解へのステップは創造力を培う基礎力になる
    過去に選択しなかったことに対してなぜか楽観的になる
    たくさんの選択肢から選ぶと後悔する
    美しい棋譜を残した...続きを読む
  • 人間の未来 AIの未来
    2人の天才の対談の中に生きる上で必要な大きなヒントがたくさんあったように感じた。
    基本を忠実に学ぶ事も大切だが、既存の概念に囚われない姿勢も同じくらい大事であるということをとても感じた。
  • 決断力
    将棋をしている人だけじゃなく、全ての人に通ずる思考や決断に際してとても参考になる話。何度も読み返したい
  • 改訂版 羽生善治の みるみる強くなる 将棋入門 序盤の指し方(池田書店)
    勝利するために意識すべき5つの点の紹介から始まり、これらを軸として、序盤のコマの良い進め方、悪い進め方へと展開していきます。それらを踏まえて最後には定跡や戦法が紹介されています。
    意識する5つの点は、何を指したら良いかわかりにくい序盤に、勉強になりました。脱初心者できそうです。
    また、最初の1手の良...続きを読む
  • 決断力
    知識は、実践できるように変えて知恵として発揮できる。得た知識は実践することが大切。

    新手一生は、今や新手一回。苦労して創り出したものが、極めて短期間で陳腐化する時代になった。それでも尚、腐ることなく再びの創造へ血の滲む努力を続けること。諦めないこと。

    名声や権威、お金を目標にしてはいけない。それ...続きを読む
  • 決断力
    選択肢が増えれば増えるほど、その選択肢を選ぶ際に迷いが生じてくる、その際に後ろ向きな心にならないために膨大な量の練習にうらずけられた努力があるのだろう。
    著者は長年将棋の勝負の世界にいた、一見計算ずくめに見える将棋の一手も、直感といったものに頼ることがあるそうだ、しかし直感といってもなげやりではなく...続きを読む
  • 捨てる力
    基本を疎かにしない
     →誤った時に修正がききやすい
     →初心に帰る点でも良い
    決めたことを思い切ってやる
     →気持ちと決断が大事
     →選んだものに対して責任を持つ
     →決断に費やした時間や努力が安定剤になる
     →決断したことに対して揺るがない
     →選んだ以上は後悔しない、振り返らない
    変化は必須
     ...続きを読む
  • 大局観 自分と闘って負けない心
    当代きっての勝負師が体得した大局観とは何か

    ・「大局観」とは具体的な手順を考えるのではなく、文字通り大局に立って考えることだ。パッとその局面をみて、今の状況はどうか、どうすべきかを判断する。

    ・将棋の対局中では、どのように考え次の決断を下すのか。「直感」、「読み」、もう一つが「大局観」である。
    ...続きを読む
  • 羽生善治 闘う頭脳

    羽生さん

    さまざまな視点でプロ棋士・羽生善治を紐解いていく作品。勝負感、将棋に接する姿勢はビジネスにも通じる示唆に富んだ作品。
  • 捨てる力
    将棋の一手一手、一局一局を指すために決断するということは、他の手を捨てるということ。
    人として、プロとして、社会人として、生き方にもつながる一冊。
    将棋に詳しくなくても読みやすいと感じた!
  • 人間の未来 AIの未来
    お2人とも大変な叡智。
    山中教授はノーベル賞受賞者だし、ある程度その知見は想像できたけれど、羽生善治氏の将棋以外の領域における知見の幅広さ、奥深さに脱帽し、一気に読み進めてしまった。続編に期待したい。
    将棋のことに詳しくない人でも楽しく読めると思います。
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    山中教授の話は、あの山中先生でも⁉️と勇気付けられる思い出話
    羽生さんの話は、もっと具体的な、こうした方が良いが書かれていて参考になった
    是枝監督の話は、自分は絶対に監督になると思っていたのがすごいなと思った
    感想を読んでいると山極先生の話が良かったという方が多かったが私にはあまりピンとこなかった。...続きを読む
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    (備忘録なので大したことは書いていません)
    18冊しかない寂しい本棚に、今回はいい本が追加できそうだ。いつ買ったのか、どこで見つけたのか分からないが、最後の人以外を読んでいて放置していたのを思い出して、最後の人を読んだあと、もう1回始めから読み見返す気になった。何かしら教訓もあったかと思うが、基本的...続きを読む
  • 小学館版 学習まんが人物館 羽生善治

    将棋一筋の人生

    将棋のタイトルも色々あってこの本を読むまでよく知らなかったが、永世七冠がどれだけすごいことなのかがわかる一冊。ところどころで羽生さんの哲学も滲み出るのでおもしろかった。大人にももちろんオススメ。
    巻末インタビューで子供向けにおすすめの本としてくまのプーさん、シャーロックホームズ、ライ麦畑でつかまえ...続きを読む
  • 人間の未来 AIの未来
    山中伸弥先生の名前につられて購入しましたが、予想外にも羽生さんの知識の深さに驚きました。

    特にAIについてのお話は面白かったです。
    確かに対人のみの練習よりも、自分の都合に合わせてくれるAIの方が数をこなすには適しています。
    私は将棋は打てませんが、AIの棋譜には流動的な思考というものを感じにくい...続きを読む