古市憲寿のレビュー一覧

  • 百の夜は跳ねて
    翔太は就職試験にことごとく失敗し、死んでもいい、と思った時に、ビルの窓拭き清掃の仕事に出会い、深い考えもなく、仕事に就く。
    窓拭き作業中に、タワーマンションに暮らす一人暮らしの老女と出会い、そこから不思議な交流が始まる。
    格差社会での身分の違う人たちの出会い、交流は日常的にはあまり見られないだろう。...続きを読む
  • 10分で名著
    雑誌の対談ということで、誌面の関係か、対談もエッセンスだけ残しているという感じで、冗長でなくそれぞれが短く確かに10分で一冊のエピソードを読み切れる。

    対談している相手のチョイスがよく、さほど関心が無い分野の本でも飽きずに読める。

    アインシュタインがなぜ天才的な理論を生み出せたかという問いに対し...続きを読む
  • 僕たちの前途
    お金や出世や名声ではなく、友達と楽しいことをする、を優先する価値観。合理的だけど、ほんの少しだけ寂しい気もする。
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)
    なんとなく性格がサバサバしているのが
    とても軽く読めてすきです。
    パーンっと発言していくので気持ちがいい。

    私自身あまりニュースなどみなくて疎いので
    時事的なこともわかって
    知った知識を次の日に人に言いたくなりました(笑)
  • 楽観論(新潮新書)
    古市さん興味あるってことで読んでみた。TVのコメンテーターやってる時も素なんだなと改めて思った。飾らない皮肉屋そこが面白いのはこの人の持ってるとこなのでしょうか?!
  • 絶対に挫折しない日本史(新潮新書)
    高校時代、日本史は未選択で、中学生レベルの内容しか知らなかったが、すらすらと読み進められた。固有名詞が少ないので、日本史の知識を得るには向かないかもしれないが、流れを掴む点ではいいかもしれない。
  • アスク・ミー・ホワイ
    ボーイズラブの小説を初めて読んだ。内容自体は特段抵抗はなかった。読みやすい書き方ではあったが、意外と読み終わるまで時間がかかった。
  • 平成くん、さようなら
    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい
    その他


    生と性と死のワードがないまぜになって話が進む。

    頭の良すぎる天才の、始末のお話。

    物語のラスト、愛と「平成くん」のかみ合わない会話がとても切ない。



    物語上安楽死が合法化している設定。
    ...続きを読む
  • ヒノマル
    今なら当たり前のように思い描く将来大人になったらやりたい事や、海外のどこそこに旅行に行きたい…
    美味しいものを食べてみたい…
    そんは素朴な願いすら統制されて出来ない時代が、ついこの間まであったという事実。
    自分は御国の為に身を捧げるから、大人まで生きることはないと当たり前のように小中学の子が毎日思っ...続きを読む
  • 百の夜は跳ねて
    書評が酷かったので、どうなのかと思っていたけど面白かった。参考文献になっている「天空の絵描きたち」を読んでみたいが手に入らないもどかしさ。
    自殺した人も死ぬための場所を探すときに空を見上げたのかな、というようなことが書かれていて優しい視点だなと思った。
    平成くんと百の夜は〜の2冊しかまだ読んでないけ...続きを読む
  • 保育園義務教育化
    子育てをお母さんだけに押し付けるのではなく、国が制度を整えて社会全体で行なっていくことが大切、というのが主な内容。

    ・お母さんもみんなと同じ人間である!
    ・「専業主婦」は高度経済成長期の幻で、歴史的に見ればお母さんも働くのが一般的。お母さんも、ひとりで孤独に育児だけに専念してると逆に気がまいってし...続きを読む
  • 平成くん、さようなら
    やたら固有名詞が多くて、君津ファンタジーキャッスルとか、若者の主張とか、思わず調べてしまった。安楽死も認められたのかとつい勘違いしてしまうほどに妙にリアルだった。
    それを狙っての固有名詞の連発だったのか?
    なんだか金持ちの生活をチラリと見せつけてられただけのような気もするけど、きちんと「安楽死」とい...続きを読む
  • 絶対に挫折しない日本史(新潮新書)
    挫折しそうになったけど、なんとか第一部を読破。
    初めて日本史を最初から最後まで通しで学べました。
    固有名詞は飛ばしていいと言いつつも、ちょこちょこ出てきた歴史的事件や戦争の名前は知ってるべきなんだろうなと思ったので、メモしました。

    いつか、しらべます。(白目)


    さらに1/3くらいに圧縮して、マ...続きを読む
  • 百の夜は跳ねて
    おばあちゃんが影ある人だし、主人公も色んな人にされるがままで断れない人なんだろうな。
    でも、いろんな景色をみたくなるおばあちゃんの気持ちもわかるで。
  • 楽観論(新潮新書)
    1トピック3ページで読めるので、さくさく読めちゃう。
    過去の争いを忘却することで関係は良好になるというのが、確かになぁと思えた。戦争の歴史って、忘れちゃいけないと思いがちだけど、明治以前の戦争を今でも根に持ってる人、いないですよね。
    ちょっと目から鱗の発想でした。
  • 奈落
    まさに“奈落の底”。
    最後元気になり社会復帰!というハッピーエンドではないだろうな…という気持ちで読み始めたので、ラストはそこまで衝撃的ではなかったかも。
    主人公の体が動かない=エピソードは全て受け身、かつ全て心の声で構成されているので、息が詰まる感覚はあります。
    彼女が振り返って欲しいのは、家族よ...続きを読む
  • 楽観論(新潮新書)
    週刊新潮のコラムをただまとめたものである。ただまとめたものであると言えど、まとめて読むことで時代の流れを感じられるし、古市氏のものの考え方が伝わってくるのて、きようみぶかい。いろんなところにアンテナを張っていることと、シニカルで鋭い意見を持っていることは年下ながら嫉妬しながらも尊敬する。彼の小説を読...続きを読む
  • だから日本はズレている
    言葉は平易で文章は流れるよう、サクッと読めたのですが、どう受け止めていいのかよく分からなかったです。著者が走りながら世の中での様々な現象を切り取って巧みにまとめ上げる、その手際はすごいな、と感じました。
  • 平成くん、さようなら
    ものすごくはっきりと、固有名詞が出てくるのが違和感。全部に掲載許可を取ったのだろうか?(そういうの、必要ないのかな?)
  • 平成くん、さようなら
    初心者の自分でも読みやすく一気読みしました。
    安楽死がテーマと言う事で、あまり気持ちが落ちている時には途中お勧めできない表現や描写があるかと思います。ただ、決して命を粗末にするような話しではありません。
    愛からの、君は・・・と呼ぶ話し方がなんか良い感じでした。