古市憲寿のレビュー一覧
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指摘する内容がどの程度の根拠があるかどうかは別として、その切り口は独特で痛快、著者の特異的なキャラがよく表れている本である。1コラムにつき2,3ページ程度というコンパクトさも読みやすい。世の中は正論だけじゃ生きられない。たまにはホンネもぶちまけたい。そんな感想。著者の見解に関して全面支持というわけに...続きを読むPosted by ブクログ
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歯に衣着せぬ物言い、それでも嫌な感じがしない。しっかり自分の言葉で書かれているところがいいと思う。
ウラジオストクと長崎のアイランドルミナに行ってみたくなった。
「嫌な人」を「サンプル」と思えばいいとは、お見事です!Posted by ブクログ -
社会は革命で一気に変わるのではなくて、社会の中にある、ちょっと楽しい抜け道みたいなところを、気づいた人が通ったり使ったりしていくうちに少しずつ変わる、という考えに納得。Posted by ブクログ
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脚注まで隅々読もうとすると情報量が多い。そこがこの本を読む読まないの分かれ道になりそう。
古市さんがどうしてここまで取りざたされているのか正直わからなかったのですが、本書を読んでなるほどと納得。エッジの効いた物言いで問題に切り込みつつも、全体の問題がどこにあるかわかりやすく説明してくれる様に、好き嫌...続きを読むPosted by ブクログ -
"フィンランドはもう福祉国家じゃないよ" 文中に出てきたフィンランド人の言葉。そもそも「北欧」と強引に一括りにされたもののイメージをすべての国にほぼ同一に当てはめて考えていたけれど、もちそんそれぞれの国に別の歴史文化価値観があって。フィンランドという国であっても、外から見えるものと、数値と、Aさんの...続きを読むPosted by ブクログ
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○確かに男女別分析でも交互作用は大雑把には見られますが、それだと、男女の回帰係数の差が統計的に有意なものかどうかはわかりません。交互作用の有無を統計的に示すためには、交互作用項を含めた重回帰分析が必要になります(228p)
★他の統計初学者向けの本と異なり独特。まず古市憲寿氏と須藤康介氏の対談形式...続きを読むPosted by ブクログ -
若者考察。
「若者」そのものだけの本かと思っていたが時間と国境を超えた論考が多く、注釈も多いので説得力がある内容。
個人的に4,5章は特に読み応えがあるように感じた。
そして時々挟まれるシニカルさが読みやすさを押し広げている気がする。Posted by ブクログ -
『海外旅行とか車が欲しいとか、欲はないのか?』
『会社でのし上がっていこうとか思わないの?』
今の生活に満足して、まったりとした日々を送る息子をみていて、いつも不思議に思っていました。
若者よ、それで良いのか?!と。
この本を読んだところによると、これからの世の中は、どうやらそれで良いらしい。。。
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不景気だからモノが売れないのではなく、それによって変わった生活スタイルや価値観に対応できていないだけだと気付かされる。語り口調気味の文体は好き嫌いが分かれる。新書らしくて好き。
・バブル時代:ギラギラ消費「海外旅行型消費」
・ゼロ年代以降:堅実志向なキラキラ消費「遠足型消費」
⇒日常の延長として消...続きを読むPosted by ブクログ -
現代の若者論者、古市氏が問う、日本という国の不思議。おじさんには決して気付けない切り口を提供してくれる非常に面白い書。クールジャパンや「ポエム」に理解が深まるとともに、最後の2040年の日本は、非常にリアリティを感じた。
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『おひとりさまの老後』(文春文庫)や『ケアの社会学』(太田出版)で、老いや看護の問題について論じた上野千鶴子に、当時まだ大学院生だった古市憲寿がみずからの抱えている不安をぶつけるかたちではじまる、対談形式の本です。
近年はすっかり炎上芸でおなじみになった古市ですが、本書ではピエロの役回りを演じて、...続きを読むPosted by ブクログ -
最近、週刊誌の記事のようなレベルの低い新書が多いだけに、この本もその一つだろうと思って無視していたが、意外にも使える内容だった。今現在、消費財のマーケティングに関わる者にとっては大いに参考になる。
異色のコンビによる共著で書かれた本書は、女性雑誌ライターがキャッチーで読みやすい文章を担当し、男性の...続きを読むPosted by ブクログ -
著者いわく、「若者が書く若者論」。たしかにそう思える内容であるとともに、著者の考察の深さや分析が面白い。絶賛若者してる自分にとって、幸せに感じたことが少ないけど、幸せに感じる理由が「希望がない」ってちょっと飛び過ぎだけど、統計分析まで出されたら反論しにくいじゃん…Posted by ブクログ
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「社会学とは、なんですか」と聞かれたら、みなさんはどんな答えを出すでしょうか
テレビでも活躍中の社会学者である古市憲寿さんが、12人の社会学者達と対談をしながら研究者たちにとっての社会学観を探っていく1冊。大澤真幸さん・上野千鶴子さんをはじめとして、代表的な社会学者達がどんな考えを持っているのか...続きを読むPosted by ブクログ