古市憲寿のレビュー一覧

  • 保育園義務教育化
    待機児童や子育てと仕事の両立など子育て支援には多くの問題が残っている中、保育園を義務化することで解決し、教育格差や少子化問題も解消していこうという考え。
  • アスク・ミー・ホワイ
    「あのね、夢を叶えることと同じくらい、願った夢を忘れている人も多いんじゃないのかな」

    「同じ才能を持っている二人がいたら、勇気があるほうが勝つに決まっているんだよ。だって勇気がない人は、才能を発揮することなく人生を終えていくんだから」

    Een vervelend misverstand(オランダ...続きを読む
  • アスク・ミー・ホワイ
    わかりやすく、読みやすい文章で詰まることなく読めた。
    つつがない日々にとつぜん訪れた慌ただしくも楽しい日々を通して、人生を楽にするすべを知っていく
  • アスク・ミー・ホワイ
    友情と恋愛の区別って何か、分からなくなってきた。
    自然と吸い込まれる感情模写。
    性的描写も吸い込まれる。
    人と人とのつながりって、いろんな形があることを実感。
    感情の高まりなどをうまく表現している
  • 百の夜は跳ねて
    近年の、貧困と虚無感に溢れた若者に、わずかばかりの光を当ててくれるような作品であるのかな…と感じた。
  • 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由
    自殺者数が調査できるということは、自由な民主主義国家だからこそ。フィンランドの教育の成果は、平均値が高く、底上げの意味が強く、高得点者の割合は日本を含む他国の方が高い。男女平等により、力仕事や学生時代に真面目に学習する男女の違いが顕著になり、若い男性による保守と若い女性によるリベラルという傾向が見ら...続きを読む
  • アスク・ミー・ホワイ
    「平成くん、さようなら」を読んでとても良かったので、こちらも購入。
    冒頭は回想シーンへの入り口のような書き出しになっていて、本の最後まで読むと冒頭につながる作りなんだと思うのですが、冒頭で持つ印象と本の末尾との印象が違いすぎて、「え??」 となりました。

    この本を読んでよかったなと思った点は...続きを読む
  • 保育園義務教育化
    本当にそう!!と言い続けた一章。笑
    もちろん子どもが欲しくて出産したし、仕事も必要だからしている。
    だけど!
    小さい子ども育てながら正社員するのって本当に厳しい。

    頑張って働けば子どもが可哀想と言われ、せめて病気の時くらいはと、子どもの熱で帰りますと職場に言えば仕事に覚悟がないと言われる。
    どうす...続きを読む
  • 頼れない国でどう生きようか
    中国で活躍する加藤嘉一と、社会学者の古市憲寿が対談した本。

    正反対とも思える2人が、語学や仕事についてや今後の日本と中国についてなどを語っていて、とても興味深く読めた。

    加藤嘉一さんの熱さもすごいし、中国という国についてのリアルな現状を知れて面白い。結局はどの国にもいいところも良くないところもあ...続きを読む
  • 社会の抜け道
    哲学者の國分さん(39歳くらい)と、社会学者の古市さん(28歳くらい)が、消費社会、デモ、保育園、食の問題、反革命について雑談した本。

    カジュアルな文章で読みやすいし、2人の博識なところが面白い。國分さんの子育て論的な部分も経験者だけにリアルで良かった。

    とても旬な話題を取り上げているので、なる...続きを読む
  • 奈落
    初めての作家さん。
    出だしの数字がわからなかったが、すぐに意味がわかります。
    表現できないとはこんなに苦痛なのかを思い知らされます。
    絶望の中、生きていく苦しみ。
    これが人生なのかもしれない。
    辛いのが苦しい人にはお勧めできませんが、この本を読めるということは、主人公より恵まれている...と考えて慰...続きを読む
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~
    メモ
    第1章 不安を分節しましょう
    第2章 介護の不安…目指すは老化のソフトランディング
    第3章 介護保険?…足りないようにできている
    第4章 自分の将来…百姓ライフをめざす
    第5章 政治の不安…現在日本は家族主義>少子化
    第6章 若者の不安…不満ハードルさげて要求する能力
    第7章 弱さを認めること...続きを読む
  • 絶望の国の幸福な若者たち
    ずっと気になっていた古市さんの本。やっと読めました。
    若者論の歴史から入って、現代(執筆は2011年)の若者の状況を統計やインタビューから淡々と描き出していく。いいなぁ、この対象からの距離感が社会学なんだよな、と何やら嬉しくなる。
    少子高齢化、財政赤字に加え、近年は国際的なビジネスでの競争でも分が悪...続きを読む
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)
    情報番組のコメンテーターとしての活動の方が目立っている印象の古市さん。
    私自身はあまりテレビを見ないので、色々と評される(毒舌とか?)彼が、テレビでどんな風なのか分からないのだが。
    この週刊新潮に連載されていたエッセイをまとめた新書は、なかなか面白かった。

    ほぼ一回り歳が違うのだが、それ以上の世代...続きを読む
  • 奈落
    割と序盤で数字の見出しの意味に気づくんだが…ある意味『ジョニーは戦場へ行った』より身近に起こりそうでとんだホラーだったぜ!

    この小説からどんな教訓や著者の訴えを汲み取れば良いのか…『家族のほころび』がテーマだとのことだが、ほころびなどというぬるさではなく、ほころびすぎィィ!という意味で本当にホラー...続きを読む
  • 誰も戦争を教えられない
    歴史や戦争のことに関しては、国や人によって様々な見方がありますが、著者は執筆時、学校で教わった知識程度(著者いわく)でした。
    よって、中立で冷静な視点が貫かれており、どのような歴史観を持つ人にも楽しめる内容になっています。
    海外も含む戦争関係の施設を巡り、エンタメの視点からも分析した各国、各世代の歴...続きを読む
  • 奈落
    なかなかにエグイラスト。

    ちょっと期待させておいてのこれは
    読後感かなり悪いが、嫌いじゃない。
  • 奈落
    古市さんの小説3作品めです。

    冒頭から引き込まれました。
    ある日、急に人生が変わることはあり得る…
    輝かしいスターだった主人公が奈落の底へ落される、自由にならない身体と正常なままの意識のはざまでの何十年という日。

    主人公目線で読んでいたのでラスト近くでちょっと衝撃を受けました。勝手に持っていたイ...続きを読む
  • 古市くん、社会学を学び直しなさい!!
    社会学とは何か何のために必要かを教えてくれる。様々な社会学者が登場するため次に読む本を探すためのカタログみたいで面白かった。
  • 奈落
    人気絶頂だった17歳の歌手香織。ある日事故で意思疎通もできない車椅子生活になる。香織の心情が綴られている。古市さんらしいタッチだと思った。