成田名璃子のレビュー一覧
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すみっこごはんという共用台所を縁にした連作短編集。
心にやさしいお話だった。
個人的には副題の雷親父とオムライスが一番グッときた。Posted by ブクログ -
表題作は、こんなに上手くいくものなのか?とも思ってしまったが、母の食の記憶というのは美味しいとかそういう事ではないのだろうなと思う。Posted by ブクログ
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夫の不貞で離婚して実家に出戻ったバツイチ子持ち元専業主婦が、近所の小説家の家で家政婦をしつつ自分の家事能力の自信をもつお話
小説家の家はまるでゴミ屋敷で、荒んだ生活をしているように思える
実は小説家にもそうなった理由があり……
家事の重要性がよくわかる
僕は一度結婚生活を経験してから、また一人...続きを読むPosted by ブクログ -
読みやすい文章でサラサラと読めて、読後感もスカッとしていて、成田さんの作品はいつも安心して読めます。
気難しい作家先生とのやりとりはどこか博士の愛した数式を思い出させるような。あの作品でも少し触れてましたが、家事って理数系の実践力の要るスキルだなぁと。そして家政婦という人様のおうちに入り込む文系(と...続きを読むPosted by ブクログ -
共同台所「すみっこごはん」、3~6名、くじで料理当番を決め、レシピノートのレシピ通りに料理を作る。成田名璃子「レシピノートは永遠に」、東京すみっこごはんシリーズ№5、最終巻。18歳の沢渡楓とおじいちゃん、そして沢山の常連の人々。最終巻は瑛太との再会、そして常連の人々との別れ、おじいちゃんの死、そし...続きを読むPosted by ブクログ
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すみっこごはん5作目・シリーズ最終巻。
楓は進路を決める時を迎え、すみっこごはんに集う他のメンバー達もそれぞれの岐路に立っていた。
そこまで?っていうぐらい別れが重なる。
まだ高校生の楓にはキツ過ぎる展開。
途中からずっと泣いてた。赤の他人だけど温かくて、優しい関係。母が想像したよりも楓は大きく成...続きを読むPosted by ブクログ -
つくづく女性が働きにくい世の中だよなあ
ということを、
違う視点から描いてきたって感じ。
保育園を作るのがこんなに簡単だとは思えないが、
こうなったらいいなあと思っている人は
本当にたくさんいるんだろうなあ。Posted by ブクログ -
安定した状態をかき回すキャラが登場するので、中盤までは本当にやきもきします。最後は本作らしい落ち方でした。Posted by ブクログ
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占い師という立ち位置を軸にした、女性のゆったり成長物語といった感じかな。読みやすくてサラリと読み終えました。Posted by ブクログ
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物語はほのぼのと進んでいく感じ。
自信のなさすぎる主人公に
少しイライラしました。
だけど周りの人がいい味をだしているので
緩和されます。
物語自体は大きな展開はみせないものの
言葉の選び方や文章が綺麗で
特に季節や天気の表現の仕方が美しく
読んでいて楽しかったです。
好きな作家さんになりました。...続きを読むPosted by ブクログ -
女性なら誰もが一度は悩むキャリアと恋愛。ムカつく人も出てこないし何より文章が綺麗でとても読みやすかったです。ちょっぴりファンタジー要素があるのも良かった。個人的にとても好きなお話です。
ただ少し上手くいきすぎてんんん?と思うところもあったり、最後に急いで雑にまとめすぎとも思ったので星マイナス1で。...続きを読むPosted by ブクログ -
初成田さんでしたので、このあとすっかり成田さんの職業シリーズ?wにハマってゆきました。お坊さんの厳しい修行、そしてその後に。清々しい気持ちで読み終わりました。Posted by ブクログ
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成田名璃子 著「不動産男子のワケあり物件」、2015.12発行。五流大の濱田充は帝都大卒須藤健一になりすまし不動産会社のバイトに(3か月間試用採用)。美人の帝都大卒片岡杏奈に憧れつつ不動産業務の裏表を学んでゆく物語。部屋に住む人のために一生懸命になる愛すべき性格の彼は、不動産業に馴染めるのか。結構...続きを読むPosted by ブクログ
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朝ごはんマジック。
美味しいご飯のパワーって凄い。“食べる”ってことのパワーって凄い。見ている世界をより明るく元気にしてくれる朝ごはん。
ハレのヒ食堂、近くにあったら絶対通う。Posted by ブクログ -
生きるのが下手な人間の寄り添うところ、東京すみっこごはん。拒絶は受け入れることの裏返し。悲しみや悩みを抱いた人間たちの再生のドラマ4話。それぞれの生き方を追体験しました。成田名璃子 著「親子丼に愛を込めて」、東京すみっこごはんシリーズ№3、2017.4発行。Posted by ブクログ
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成田名璃子さん、初読みです。「ハレのヒ食堂の朝ごはん」、2016.5発行。面白かったです。人とのコミュニケーションが下手な二人。店主の晴子と手伝いの深幸。二人が成長していく物語。この本はこれで完結みたい。シリーズで「東京すみっこごはん」があるようなので、読んでみようと思います。Posted by ブクログ
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色々な作家の結婚にまつわる短編集。
黒い結婚は怖すぎるし、中でも『かっぱーん』は主人公があまりに気の毒だし、そもそもかっぱーんて何なんだw
逆に白い結婚は甘いお話ばかり。『いつか、二人で。』がとても良かった。Posted by ブクログ