成田名璃子のレビュー一覧
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すみっこごはんシリーズ3作目。
今回はすみっこごはんを訪れる人たちの恋心と愛情がテーマになっていて、誰かのために、その人を想って作るごはんっていいよなぁと改めて思える1冊でした。
特に最初の酢豚のお話がお気に入り。
恋煩いで胸が苦しいのを、「胸の圧迫感が…」とか言って本気で病院に行こうとする友菜...続きを読むPosted by ブクログ -
3作目。ありがたいことにあと一冊続編があるみたい。今回もほっこりあったかい雰囲気で優しいきもちになれる。ちょっと普通でなくて、だめなところもあるけどみんな違ってみんないいみたいなねPosted by ブクログ
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すみっこごはんシリーズ2作目。
いろんな悩みや問題を抱えた人たちが、共同台所「すみっこごはん」でおいしい家庭料理と人の温かさに触れて、前向きな気持ちになれてほっこり。
…だけじゃないのがこの作品のいい所。
今回は地域の再開発に伴うすみっこごはん解散の危機が物語の1つの軸になっていて、特に終盤ではハ...続きを読むPosted by ブクログ -
すみっこという言葉に弱い。しかも、東京だ。どんなところだろう?行ってみたい。と思いながら、読んだ。行ってみたい。強く思う。東京のすみっこには、本当に、こんなところが、あるかもしれない。あったらいいな。Posted by ブクログ
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どんどん読み進めてしまった。
読んでいるときは、ついつい手抜きで作ってしまう料理に対して、もっと愛情込めて且つ楽しんで作ろうと思うのだが、現実はなかなかである。
一作目では「すみっこごはん」の成り立ちが明らかになったが、今作では再開発の波が「すみっこごはん」を襲う。各話の登場人物にドキドキほっこりし...続きを読むPosted by ブクログ -
高校三年の春、楓は悩み続けていた。あの時、一人の少年の希望を守れなかったことを…。失意に暮れ、卒業後の進路も定まらぬ中、ずっと二人で暮らしてきたおじいちゃんの身に異変が!?そして、すみっこごはんの常連たちにも決意の時が近付く。年齢も職業も異なる人々が集う“共同台所”が舞台の大人気シリーズ。それぞれの...続きを読むPosted by ブクログ
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一作目に引き続き、ほっこりと読みやすく
あっという間に読み終えました。
今作に出てくる有村さんというおじいさんは
長年の経験や成功からか自分が一番正しいと思っていて、最初はなんだこの人と読んでいました。
ですがすみっこごはんで孫くらいの年齢の女の子から真剣に料理を教わったりして素直で真っ直ぐな人...続きを読むPosted by ブクログ -
食べることは生きていくための基本ということを改めて感じました。
嫌なことがあってもおいしいものを食べれば気力が湧いてまた明日も頑張ろうと思えます。
あたたかくておいしいごはんをたくさん食べて、幸せに暮らしていこうと思える小説です。Posted by ブクログ -
【どうかその住まいがあなたの憩いの場所となりますように】
モテない、金ない、覇気がないと負の三拍子が揃った苦学生·充の内定が決まった不動産会社の物語。
個人のお客様が住む場所を探して斡旋する、人生の大切な岐路に立ち会いたいと。
そんな大志を抱けども会社の方針は違うようで。
本命物件と比較物件を紹...続きを読むPosted by ブクログ -
相変わらずテンポが良くて読みやすい。
「本物の唐揚げみたいに」の沙也はそれっきりしか出てこなかったので、続く「失われた筑前煮を求めて」の有村さんもこの回限りかと思いきや、サブタイトルの「雷親父とオムライス」でかなり主要な役どころが最後、あんな展開だなんて…衝撃大きかった。
筑前煮の話の最後はかなり...続きを読むPosted by ブクログ -
駅伝という競技性と、
メンバー一人一人の短編がつながっていく形が
合っているなあと思った。
でも、だんだん恋愛要素が強まったので、
ちょっと熱が冷めてしまったー。
できれば、最後まで青春もので、友情もので、
成長ものであってほしかった。
恋愛だって青春だけど。Posted by ブクログ -
p270「みんなの家事」
男女を超えて、家事をするすべての人に対する応援歌。暮らすための補助行為じゃなく、あなたが自分や家族のためにできる特別なこと。それって人生そのものなんですよ。
専業主婦で自分に自信がない凉子がバツイチになり、家政婦となり今までの家事スキルのおかげで自信を持ち始める。
読むと...続きを読むPosted by ブクログ -
冴えないOLさんは良い人が出来そうで良かったです。楓ちゃんは男からも妬まれるんですね。大変ですね。
柿本さんとお母さんにああいう過去があったんだなとしみじみしました。Posted by ブクログ -
声優を目指す沙也さんの話が一番良かったです。金子さんとの関係がいいですね。次は良いとこの小学生とおじいさんの有村さんの話が印象的でした。Posted by ブクログ
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シリーズ4作目、 今までとは違って、ハッピーエンドとは言いにくい結末のエピソードが続き… けれど意外な登場人物との出会いで楓の心境にも変化が… 憧れの存在でありながら、追い付きたいのに追い付けなくて、比較しては自分の無力さに落ち込んだり悩んだり… 誰もが楓と同じようにそんな経験をした事があるんじゃな...続きを読むPosted by ブクログ
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シリーズ3作目。 相変わらず温かい物語。 今作は特に、誰かを想う愛情に溢れたお話だった様に感じます。 サブタイトルにもある親子丼のお話では、田上さんの言葉が子育て中の私に言われているようにも感じて涙が溢れそうでした。 自分と子供の境界線を引くのがとっても難しい。 子供を背負ってやっているつもりで、自...続きを読むPosted by ブクログ