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相模北条氏・越後上杉氏・陸奥伊達氏と周囲を強大な勢力に囲まれながら、戦国を生き抜いた、常陸の戦国大名・佐竹氏。成立から戦国大名となるまでの軌跡を、重要な合戦や一族・家臣団構成などから解き明かす。近年注目が集まる関東の戦国時代を解き明かす最後のピースが埋まる!
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Posted by ブクログ
佐竹を勉強するに、最も素晴らしい本と感じた。さらに色々の本を紹介しているのも良かった。これは私の不勉強だからか源氏部分が難しかった、また僧侶関連は大変興味深く読めた。おすすめ。
戦国時代を主に秋田移封までの佐竹氏に関する研究状況が解説されている。東関東の盟主に至った権力確立の過程、それを構成した権力構造、近世大名への転身など興味深い論点が多かった。
佐竹氏。 地元をおさめた藩主。 佐竹義重、佐竹義宣父子は、戦国期から江戸期にかけて佐竹氏を代表する人物。 というぐらいしか知らなかったのだが、常陸の国を統治してる時は緩やかな連合を組んだ統治であったり、「洞」というものがあったりと、新しい知識が沢山あった。 地元の偉人を知るのも悪くないな。 も...続きを読むう少し、色々な統治組織を勉強したいと思った。
両親の実家が茨城県北部だったので、中世から近世にかけて同地域に大きな勢力を持ち続けていた佐竹氏には興味を持っていたが、戦国大名の中ではあまりメジャーな存在でなく、その通史をまとめた形で取り上げている一般書があるのか寡聞にして知らなかったので、本書の刊行はうれしかった。 史料上の制約もありまだま...続きを読むだ分からないことが多いようで、歴代の人物の中でも戦国期後半の佐竹義重(1547~1612)、義宣(1570~1633)時代が叙述の中心となっているが、初めて知ることが多くとても勉強になる。 特に興味深かったこととして、次のようなものがあった。 ・室町幕府・関東管領と鎌倉公方(古河公方)との対立、北条氏と上杉氏との対立といった大きな動きが佐竹氏を始めとする北関東領主層の動向と複雑に絡むものだったこと。 ・北条氏の北関東進出に対抗する「東方之衆」の盟主として義重が北条軍と戦った天正12年(1584)下野国の沼尻合戦、南奥進出を図る伊達政宗とぶつかった天正16年(1588)の郡山合戦といったメルクマール的な出来事。 ・戦国期佐竹氏も含め北関東の領主層の史料上に登場する「洞」(うつろ)という言葉があり、それは血縁関係にある一族を中心として、地縁などの関係を持つ者を擬制的な血縁関係に位置付けて包摂する共同体又はその結合原理をいうもので、一族や国衆を緩やかな従属関係によって編成していたとされる。
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