ぶくまる – 書店員おすすめの漫画・本を紹介!

書店員が選んだ「本当に面白い漫画・本」をご紹介!

日本酒、ビール、カクテル…読んで酔える酒漫画7選

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紀元前から愛される大人のたしなみ・お酒。ビール、ワイン、日本酒といった定番品に始まり、現在はアルコール度数の高いストロング系から飲みやすい低アルコール飲料まで、幅広い種類が存在します。

かつては男性の社交の場にあるイメージの強かったアルコールですが、今では女性のひとり飲みが珍しくなくなり、家での「宅飲み」という言葉も定着。また、コロナ禍でなかなか外出しづらい現状の中、最近はネットを介した「オンライン飲み」も流行するまでに多様化しました。お酒との付き合い方の変化は、そのまま社会の変化を反映しているのでしょう。

この記事では、そんな身近なテーマ「お酒」を扱う作品を網羅。お酒に詳しくない人でも楽しめる知識系作品や、おつまみ情報もバッチリのグルメ系作品、完結済みの定番作から連載続行中の旬な作品まで、バラエティ豊かに取り揃えてご紹介します。読むだけでほろ酔い気分になるかも!?

また、リンク先の電子書籍ストアBookLive!では、新規入会者限定の50%OFFクーポンを差し上げています。気になる作品にご利用ください。

『ワカコ酒』

【お酒各種】

ワカコ酒

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『ワカコ酒』 1~15巻 新久千映 / コアミックス

読んだら思わず「ぷしゅー」と言ってしまうはず!

アニメや、武田梨奈さん主演ドラマでも知られる定番作。“酒呑みの舌”を持つOL・ワカコが、居酒屋や家でひとり酒を楽しむ姿を生き生きと描いています。登場するのはギョーザ、ホッケ、にんにくのホイル焼きなど、気取っていないけれどもお酒好きなら絶対に生唾を飲むラインナップ。次々と繰り出される王道メニューたちは、居酒屋派の人はたまらないのではないのでしょうか。
そんなおつまみを口に入れ、そこにビールやワインや日本酒を一口。人生で最も幸せな瞬間にワカコの口から漏れる、「ぷしゅー」という喜びの吐息が見どころです。

ページ数の短さも特徴の一つです。毎回4〜12ページ程度とさらっと読めるボリュームなので、まるでおつまみのようにサクサク楽しめます。また、実際に登場してはいませんがワカコの恋人の存在も匂わされており、それが適度なスパイスになっています。

スピンオフ『大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店』(コアミックス)のほか、『ワカコ酒』出張編も読める『新久千映のまんぷく広島』(KADOKAWA)など新久先生のグルメシリーズも多数刊行されています。人間を永遠に誘惑し続ける“お酒×おつまみ”のギルティな組み合わせを、とことん楽しんでください!

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『BARレモン・ハート』

【お酒各種】

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『BARレモン・ハート』 1~35巻 古谷三敏 / 双葉社

お酒愛もうんちくもたっぷりの名作

1986年の連載開始から30年以上愛され、現在も連載が続く名作がこちらです。舞台はお客さんの来ないバー「レモン・ハート」、レギュラーの登場人物はマスターや何人かの常連客というシンプルな設定。その分、毎回主役となるお酒が輝いて見える、お酒好きのお酒好きによるお酒好きのためのお酒漫画なのです。

特にマスターは、豊富すぎる知識と穏やかなたたずまいが魅力的。日本全国、世界各地のあらゆるお酒が揃った粋なバーで、マスターの嫌味のないお酒うんちくを聞きながらグラスを傾ける……これぞまさに大人の愉しみ。実在する銘柄を取り上げて、味の傾向やおいしい飲み方のヒントを惜しげもなく披露してくれるので、読後すぐに酒屋さんに行きたくなってしまいます。

フリーライターで味オンチの“松ちゃん”や、「メガネさん」などの常連客とのやり取りも軽妙。昭和の連載当時から変わらない温か味のある絵柄が、人情味のある内容とマッチして、味わい深い世界観を作り出しています。実際のバーのような雰囲気や、お酒の話をじっくりと楽しみたい大人のみなさまにおすすめです。

お酒を愛し、実在のバー「レモン・ハート」を経営する古谷先生が、80歳で手がけた『あの頃、レモン・ハートで BARで飲みたい31の名酒』(双葉社)には、カラーイラストも制作秘話もたっぷり。また、ファン参加型の声優朗読劇イベントをビジュアライズした『ふれあい酒場 BARレモン・ハート』(双葉社)を読めば、作品の世界がより親しみやすく感じられるはずです。

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『酒と恋には酔って然るべき』

【日本酒】

酒と恋には酔って然るべき

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『酒と恋には酔って然るべき【電子単行本】』 1~4巻 はるこ / 美波はるこ / 江口まゆみ / 秋田書店

お酒の知識も恋のドキドキ感も得たい方に

日本酒の世界に浸れて、しかもドキドキの恋物語まで味わえる一挙両得の作品。カップ酒で一人家飲みが趣味の32歳独身OL・松子と、年下イケメン・今泉とのじれったい関係を、日本酒のうんちくを絡めてコミカルに描きます。

家で楽しめるカップ酒を中心に、居酒屋やレストランなどでいただける多種多様な日本酒が登場。そのどれもが実在する銘柄で、合わせて描かれるおつまみも見るだけでお腹がすく品々ばかり。また、コラムで日本酒に関する知識をふんだんに披露してくれているので、日本酒初心者でも問題なく楽しめます。

「ひとり飲み」というと寂しいイメージを持つ方もいるかもしれませんが、松子のスタンスはどこまでも「ひとりは寂しいことじゃない」「ひとり飲みは楽しい」と一貫。日本酒と向き合う時間を大切にして、心から満喫している様子が楽しそうで好感を持てます。家でのオンライン飲みやひとり飲みが増えている今、その姿勢に勇気付けられる方もいるのではないでしょうか。

さらに、話が進むにつれ、松子の恋の行方も複雑に!? 今後の展開と、さらなる日本酒情報をお楽しみに。

『酒と恋には酔って然るべき【電子単行本】』を試し読みする

『琥珀の夢で酔いましょう』

【クラフトビール】

琥珀の夢で酔いましょう

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『琥珀の夢で酔いましょう』 1~3巻 村野真朱 / 依田温 / 杉村啓 / マッグガーデン

近年ブームのクラフトビールをカバーしたいならコレ!

優秀なのにその頑張りが認められない派遣社員・七菜が、料理はおいしいけれど閑古鳥が鳴く居酒屋「白熊」を盛り立てるために大奮闘。偶然出会った写真家の鉄雄や、店長の隆一らと「白熊」をクラフトビール専門店に仕立て上げ、自身もクラフトビールの世界にのめり込んでいきます。

近年ブームになっているクラフトビール、その奥深さは想像以上! ビールの作り方といった基本的な情報や、スタイル、フレーバー、アロマなどクラフトビールならではの知識、各地のクラフトビールの特徴などが、見やすい絵とわかりやすい説明で紹介されます。舞台である京都の有名ブルワリー・京都醸造の「一意専心」をはじめ、実在する醸造所&クラフトビールが登場するのも楽しいポイント。コラムページでさらに理解が深まります。

「聖護院大根の田楽」「鴨肉ステーキのわさび醤油添え」「カマンベールの天ぷら」など、隆一が手がける独創的なおつまみも最高においしそう。みんなで力を合わせて、クラフトビールとおつまみのおすすめペアリングを考える過程には、わくわくしつつお腹が鳴ってしまいます。クラフトビールを通じて三人の友情が深まったり、仕事の困難を乗り越えたりする様も印象的です。

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『神の雫』

【ワイン】

神の雫

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完結『神の雫』 全44巻 亜樹直 / オキモト・シュウ / 講談社

独特の表現と壮大なストーリーに引き込まれる

世界的ワイン評論家・神咲豊多香の息子として、優れた嗅覚と味覚を持つ神咲雫。父の遺言状に記された12本の偉大なるワイン「十二使徒」と、その頂点に立つワイン「神の雫」を求めて、“ワイン界のプリンス”遠峰一青とのワイン勝負を繰り広げます。2009年放送のドラマ版では、亀梨和也さんと田辺誠一さんが二人に扮していましたね。なんて素晴らしいキャスティング。

ワイン、そしてソムリエといえば見どころは独特の味の表現。今作でも雫はじめ多数のテイスターたちが、ワインの味わいを絵画や音楽に見立てて表現しています。「いちご畑の乙女」「遊園地の回転木馬」「教室の隅で読書する色白の女の子」など、その表現はどれも唯一無二。高価だったり貴重なワインも多く登場しますが、実際に飲んでみたくなること請け合いです!

ワイン漫画として教養を深められるだけでなく、ストーリー漫画としても秀逸。遠峰とのスリル感たっぷりの戦いはもちろん、料理とワインのマリアージュや、世界各国を飛び回るスケール感も魅力的です。勝負のためにマッターホルン登頂やフルマラソン、ダイビングまでやってのける展開には脱帽。連載中の続編『マリアージュ~神の雫 最終章~』(講談社)でもそのスケール感は健在です。

天性の才能を持ちながら、教科書的なワイン知識はほぼゼロの雫を助けるのは、ソムリエ見習いの紫野原みやび。豊富な知識とわかりやすい説明で、ワイン初心者でも安心して楽しめます。ある程度の上級者は、濃厚な巻末コラムや『神の雫 ワイン知ったかBOOK』(主婦の友社)などでさらに奥深さを知るのも楽しいはずです。

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『ソムリエール』

【ワイン】

ソムリエール

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完結『ソムリエール』 全21巻 城アラキ / 松井勝法 / 堀賢一 / 集英社

ひたむきなワイン愛が人々の心を揺さぶる

子供の頃に両親をなくし、スイスで孤児たちとブドウを作っていた日本人の少女・カナ。彼女を援助する“足長おじさん”ジョン・スミスの申し出により、東京のレストラン「エスポワール」でソムリエール(女性のソムリエ)として働くことになります。かつて人気店だったエスポワールですが、現在は評判を落とし、訪れる客も一筋縄ではいかない人ばかり。次々と巻き起こる騒動を、カナはワインへの愛とまっすぐな性格で乗り越えて成長します。

「ボージョレ・ヌーヴォー」や「ロマネ・コンティ」など、初心者でも聞いたことのあるものから希少なものまで、ワインうんちくや知識がたっぷり。そしてそれ以上に、作り手の強い想いや、ワインに込められたメッセージが胸を打ちます。カナの情熱に影響され、天才ソムリエとして名を馳せながらもやさぐれていた支配人・片瀬丈、そしてエスポワール自体が生気を取り戻す様子にも目頭が熱くなるはずです。

基本的には心温まるエピソードばかりですが、有名ワイン評論家の箕島との対立や、亡くなった親に関わる話も挟まれ、時折ドラマチックな展開に。そして気になる足長おじさんの正体とは……。
ワインを飲みながら、じっくりと楽しんでほしい作品です。

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『ひとりで飲めるもん!』

【お酒各種】

ひとりで飲めるもん!

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完結『ひとりで飲めるもん!』 全1巻 コナリミサト / 芳文社

コナリ流ひとり飲みのススメ

誰もが振り向くクール美人の紅河明(べにかわ・めい)。28歳にして、コスメ会社の広報課で一目置かれる才色兼備な彼女の趣味は……帰宅前のチェーン店でのちょい飲み! 居酒屋ではなく、牛丼店や天丼店、ケーキ屋さんなど、どこの街にも一つはあるだろうお店を舞台にしているのが特徴です。

小天丼×小ビール、激辛カレー×缶ビール、麦焼酎ロック×和食の小鉢アラカルト、グラスの赤ワイン×ガトーショコラ……など、リーズナブルで気軽にマネできるペアリングが今作の魅力です。また、おいしいものを食べると「なまらうみゃー!」と叫び、紅河の等身が縮む設定もユニーク。安いおつまみをうっとりと幸せそうにいただく描写は、大ヒット作『凪のお暇』(秋田書店)にも通じます。

そのほか、宅飲みに勤しむアラサー女子3人の生態を描く『宅飲み残念乙女ズ』(芳文社)、ビールがつなぐオムニバス『恋する二日酔い』(イースト・プレス)などコナリ先生の初期の作品群も、小難しい話抜きでお酒とおつまみの話を楽しめておすすめ。お酒漫画を語るうえで欠かせない漫画家の一人、それがコナリ先生なのでしょう。

『ひとりで飲めるもん!』を試し読みする

最後に

どれもこれも、読んでいるとつい一杯いただきたくなる作品ばかり。忙しい日々を乗り越えて、まとまった時間ができた特別なそんな夜——例えば自分へのご褒美ごはんのお供に、大切な人とのディナーのあとに——グラス片手にゆっくりと堪能してください!

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