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書店員厳選!ラノベ原作のおすすめ異世界漫画9選

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小説のいちジャンルとして、その地位を獲得し、常にヒット作を生み出しているライトノベル。その中でも特に人気なジャンルが「異世界転生」系の作品。人気のある作品は、必ずと言っていいほどコミカライズされていきます。今回は、定番から最新作まで、ラノベ原作の異世界漫画を紹介。漫画家の先生の作画によって、原作小説とはちょっと違う魅力が醸し出されているのが、コミカライズの特徴。原作の先生による書き下ろし小説が付いて、二度美味しい作品が多いのもおすすめポイントです。

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『転生したらスライムだった件』

『転生したらスライムだった件』

『転生したらスライムだった件』 1〜10巻 伏瀬・川上泰樹・みっつばー / 講談社

原作小説 1〜14巻 伏瀬・みっつばー / マイクロマガジン社)

主人公は無敵のスライム!大人気の定番作品

一般的には最弱とされるスライムとして転生しつつ、主人公が無双を誇るという、今注目の異世界ファンタジーです。

通り魔に刺された37歳のサラリーマン・三上悟は、異世界の洞窟内でスライムになって目覚めます。しかし、彼には転生する際に備わった数々の便利なスキルがありました。その代表格が「大賢者」と「捕食者」。それを使って異世界の情報を得たり、新たなスキルを取り込むことができた彼は、すぐに洞窟の暮らしに順応して、どんどん強くなっていきます。やがて300年間封印されていたという暴風竜ヴェルドラと知り合い、リムルという名を与えられた彼は、いよいよ洞窟から外の世界へ。冒険が始まります。

三上としての記憶は残っていますが、あまり元の世界に執着していないのがリムルです。元営業職だけあってとにかくコミュ力が高く、その強さも相まって、彼はどんどん配下や知り合いを増やしていきます。リムルがまず接触することになったのは、侵略者におびえていたゴブリンの村人達でした。

ゴブリンの窮地を救ったリムルは、彼らだけでなく敵の牙狼族までも従えることに。ゴブリンの村はリムルの拠点となり、現実世界の記憶を持つリムルの知恵によって、どんどん近代化していきます。日本式の風呂まで作って、ご満悦のリムル。主人公が異世界を気ままに旅するのではなく、自分を頼ってきた者達を守り、暮らしを豊かなものにするために活躍するというのが、本作の特徴です。

やがて、リムルは同じ日本からの転生者である女性・シズと出会いを果たし、その時に起こった出来事によって、人間の子供に姿を変えられるようになります。近隣諸国と外交し、その存在が世間に知れ渡っていくリムル。そうすると、魔王というこの世界のボスキャラがいよいよ登場し、物語の規模が大きくなっていきます。

うずまく陰謀や、魔法を駆使したド派手なバトルといったスリリングな展開もたっぷりありますが、リムルと仲間達の絆が一番の見どころ。スライムが、みんなの中心にいるのが、なんとも和むのです。各巻の巻末には、リムルの体内に取り込まれて生きているヴェルドラの目線から物語を振り返る、書き下ろしSS(ショートストーリー)も掲載されています。

原作小説は、WEB小説投稿サイト「小説家になろう」で大人気作となり、後に文庫化。2018年10月から、TVアニメも放送開始されています。(「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。)

『転生したらスライムだった件』を試し読みする

『ゴブリンスレイヤー』

『ゴブリンスレイヤー』

『ゴブリンスレイヤー』 1〜6巻 蝸牛くも・黒瀬浩介・神奈月昇 / スクウェア・エニックス

原作小説 1〜9巻 蝸牛くも・神奈月昇 / SBクリエイティブ)

ゴブリン相手の泥臭い戦いが大迫力!

こんなにも泥臭い異世界の冒険者がいるのか。そう驚かされるのが本作です。主人公のゴブリンスレイヤーは、その名の通り、ゴブリンだけを狩る者。子供の頃に村が襲われ、家族を惨殺された彼は、ゴブリンを皆殺しにすることを生きる目的としているのでした。ちなみにゴブリンスレイヤーをはじめ、本作のキャラクターには名前がなく、誰もが属性や職業名で呼ばれています。

物語は、冒険者になったばかりの女神官がゴブリンスレイヤーと出会うシーンから始まります。初のクエストでゴブリンの巣に入り込み、組んだばかりの仲間がむごたらしい殺され方をしていくのを、茫然と眺めるしかなかった女神官。絶体絶命の彼女を救ったのがゴブリンスレイヤーでした。それ以降、二人はパーティを組むことになっていきます。

ゴブリンとの戦いに特化して、高価できらびやかな武器や防具を持たず、装備は常にボロボロのゴブリンスレイヤー。しかし彼はゴブリン退治だけで、在野の冒険者では最上位の銀等級まで登りつめた実力者でした。戦い方は超現実主義。情報を収集した上できっちりと作戦を練り、現場においては無駄なく着実にゴブリンの息の根を止めていきます。短剣で一匹ずつ丹念に刺し殺していく姿には、彼の執念を感じます。

作品によっては、かわいらしく描かれることもあるゴブリン。しかし本作において、その存在は凶悪です。背格好や知能は人間の子供並ですが、数で圧倒し、特に人間の女性に対しては残虐非道。ゴブリンスレイヤーの容赦ない戦い方が納得できる相手です。戦闘シーンは、殺すほうも殺されるほうも血と汚物にまみれることに。それに付き合ううら若き女神官は、女性の気配を消すためにゴブリンの血と臓物を体に塗りつけたりします。

しかし、本作は凄惨なだけの作品ではありません。ゴブリンスレイヤーは寡黙な中に愛嬌を感じさせる主人公ですし、女神官や受付嬢、ゴブリンスレイヤーの幼なじみの牛飼娘といった女性キャラは美少女揃い。ストーリーが進むと、頼りになる冒険者達も続々登場し、にぎやかに。実に正統派の異世界ファンタジーです。

本作も、巻末に原作者による書き下ろしSSを掲載。また、2018年10月からTVアニメが放送されています。

『ゴブリンスレイヤー』を試し読みする

『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』

『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』

『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』 1~3巻 森田季節・シバユウスケ・紅緒/ スクウェア・エニックス

原作小説 1〜8巻 森田季節・紅緒 / SBクリエイティブ)

最強の魔女がスローライフを満喫する新感覚の作品

二十七歳の若さで過労死を遂げた主人公・相沢梓が、魔女アズサとして転生した異世界で思いっきりスローライフを満喫する。毎日働く我々にとって、主人公の境遇がうらやましくなる作品です。

転生の際に不老不死の願いがかなえられ、高原に建つ一軒家も付いてきて、そこで現実世界での社畜ぶりを忘れて、のんびり暮らすアズサ。体を動かしたい時に家の周りにいるスライムと戦っていたら、300年後には最強の魔女になっていたのでした。

ある日、麓の村のギルドで自分のステイタスを計測してみると、計器が示したのはMAXレベルの99。スライムだけを倒して得た300年分の経験値は、ドラゴン4380匹を退治した値に相当するとのこと。これが世間に知られたら、スローライフどころではなくなる。そう考えたアズサはギルドの受付嬢に固く口止めするのですが、秘密はどこかから漏れ、平和だった家にドラゴンが挑戦しに来る事態に陥ってしまうのでした。

ここからアズサの壮大な冒険が始まる! という展開にはならないのが本作の面白いところです。アズサにあっさり負けたドラゴンは、人間の姿になって彼女の弟子に。ドラゴンが変化したのはかわいい女の子だったので、結局のところ、アズサのスローライフに同居人ができただけのことでした。

その後も、精霊の双子やエルフの娘、「ハエの王」と呼ばれる上級魔族ベルゼブブがアズサの家にトラブルを運んでくるのですが、騒ぎが落ち着くと、みんな家族のような存在に。女の子たちの楽しげな同居生活が描かれていきます。時にはドラゴンの国を訪れるような冒険もありますが、基本はほのぼの。それだけに、何か事が起こった時に発揮するアズサのとんでもない強さが、際だって見えてきます。

本作も「小説家になろう」に発表され、後に書籍化された作品。原作小説はGAノベル(SBクリエイティブ刊)の売上歴代1位を獲得しています。(「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。)

『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』を試し読みする

『オーバーロード』

『オーバーロード』

『オーバーロード』 1〜10巻 深山フギン・大塩哲史・丸山くがね・so-bin / KADOKAWA / 角川書店

原作小説 1〜13巻 丸山くがね・so-bin / KADOKAWA / エンターブレイン)

骸骨姿の主人公が、異世界の覇者となるダークファンタジー

原作小説は、『このライトノベルがすごい!』2017年版で単行本・ノベルズ部門第1位を獲得。2018年までに3期にわたってTVアニメ化、劇場版長編も制作された人気作です。

オンラインRPG「ユグドラシル」のサービス終了日、ハンドルネーム「モモンガ」を名乗る主人公は、ゲームの世界から現実に戻れなくなってしまいます。

その世界での彼の姿は、堂々たる体躯を持った骸骨姿の大魔法使い。アンデッドの最高峰である「オーバーロード(死の超越者)」でした。本拠地「ナザリック地下大墳墓」には、最も側に侍る美女・アルベドを筆頭に、彼に従う守護者達が勢揃い。本来はNPC(ノンプレイヤーキャラクター)だった彼らが意思を持って動き出します。現実世界に身寄りがなかった主人公は、「ユグドラシル」によく似た異世界で、生きていくことを決意。ギルド名の「アインズ・ウール・ゴウン」を我が名に変えて、世界に名を轟かせるために動き出します。

本作の大きな特徴は、主人公・アインズとその従者達が、異世界の中でケタ外れに強いことです。その禍々しい存在感と、時に従者達が見せる残虐性が相まって、まるで魔王とその配下のよう。物語の序盤では無名だったアインズは、その威勢を示すごとに畏れ敬われる存在になっていきます。時には黒の甲冑に身を包み、冒険者モモンという変名を使って、人間世界に紛れ込むことも。そこでも、とてつもない強さを発揮していきます。

物語の設定を詳しく解説してくれる「補説」や、原作者による書き下ろしSSも。アインズの悪の魅力とともに、緻密に作り込まれた世界観を楽しんでください。

『オーバーロード』を試し読みする

『異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』

『異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』

『異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』 1〜2巻 カタセミナミ・千月さかき・東西 / KADOKAWA / 富士見書房

原作小説 1〜7巻 千月さかき・東西 / KADOKAWA / 富士見書房)

かわいい女の子達に囲まれた異世界暮らし

タイトル通り、異世界で一種のハーレム状態を満喫する主人公の話です。王様に召喚される形で異世界に来た高校生・ナギは、勇者になって魔王を倒せという依頼に反発。王様から少しばかりの装備と金をもらって、社会に混じって生きていくことを決めます。

異世界暮らしを始めるにあたって掲げた目標は「生き残る事」と「普通の幸せ」。現実世界でのナギは、親戚をたらい回しにされたり、ブラックバイトで過重労働をしたりしてきた苦労人だったのです。異世界での彼の最大の武器は固有スキル「能力再構築(スキル・ストラクチャー)」。スキルの内容を解体・分析して、新たなスキルに書き換える能力です。

街に出たナギは、ひょんなことから奴隷商人からセシルという少女を買い受けるはめになり、主従の「契約」を結ぶことに。見た目はダークエルフですが、彼女の正体は絶滅した魔族の生き残りでした。自分を奴隷扱いしない紳士的なナギに、すぐに心を傾けていくセシル。こうしてナギに一人目の「嫁」がつくことになります。

セシルとともに異世界を旅するナギは、やがて、とある教団の神官長・リタと出会い、彼女とも「契約」を結ぶことに。こうしてナギのハーレム状態が出来上がっていきます。特筆したいのは、「能力再構築」によってナギが女の子達のスキルを書き換えるシーン。ナギが女の子の体の中に手を差し入れて、大事なものを引き出すイメージとして描かれているそれは、性的な交わりをしているかのよう。「能力再構築」で生まれ変わった女の子は、ナギのことがさらに大好きになっていきます。

楽して生きるがモットーのナギですが、「嫁」達を守る時には、男らしい活躍を見せることも。ハーレム物だけでなく異世界冒険物としても読み応えがあるストーリーです。書籍版のカバー裏面には原作者の書き下ろしSSを掲載。もちろん電子版でも読めるようになっています。

『異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』を試し読みする

『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』

『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』

『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』 1〜9巻 フジカワユカ・理不尽な孫の手・シロタカ / KADOKAWA / メディアファクトリー

原作小説 1〜19巻 理不尽な孫の手・シロタカ / KADOKAWA / メディアファクトリー)

ニートの男が異世界で純真な少年に!

34歳のひきこもり男性が異世界に転生、新たな人生を歩んでいく姿を描いた作品です。本作の特徴は、主人公が現実世界の記憶を持ちつつ、異世界では新生児として母親のお腹の中から生まれてくること。文字通り、人生を一からやり直すことになります。

たくましい剣士の父と優しい魔術師の母のもとに生まれ、ルーデウスと名付けられた主人公はすくすくと育っていきます。3歳の時に魔術の才能を発揮。喜んだ母によって、住み込みの家庭教師がつけられることになり、やってきたのは魔族の女の子・ロキシー。頭の中は中年男性のままのルーデウスは、「ロリっこ魔術師キターー」と大興奮します。

たまに現実世界にいた頃のオタク的な思考に取りつかれてしまうこともありますが、ルーデウスは正直な少年として描かれていきます。なぜなら、現実世界でうまく生きられなかったことを悔やみ、

「この世界では本気だす!!!」

と心に誓っているからです。その言葉に偽りはなく、魔術の勉強にも、父を相手にした剣術の稽古にも、マジメに取り組むルーデウス。そんな彼がみんなに5歳の誕生日を祝われるシーンはぐっと来ます。現実では家族に相手にされなかったルーデウスが、異世界でみんなに優しくされることで、ひねくれていた心が浄化していくのが分かるからです。

やがてロキシーのもとから卒業したルーデウスは、親元を離れ、今度は自分が貴族の令嬢エリスの家庭教師に。わがままなエリスは、後にルーデウスの冒険のパートナーとなっていきます。そして、第3巻で国を揺るがす大事件が起こり、ルーデウスの人生は大きく転換することに。

精神的に追いつめられると、現実世界にいた頃の歪んだ性格がどうしても復活してしまうルーデウスですが、それでも異世界でまっすぐ生きていこうとする思いは本物。危機を乗り越える度に身も心も強くなっていく彼は、好感の持てる主人公です。

各巻の巻末には、その巻に登場するサブキャラクターを主人公にした書き下ろしSSを掲載。第9巻は、「Re:ゼロから始める異世界生活」とのコラボ小説の前編となっていて、「Re:ゼロ」の作者・長月達平先生が書き下ろしています。

『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』を試し読みする

『賢者の弟子を名乗る賢者 THE COMIC』

『賢者の弟子を名乗る賢者 THE COMIC』

『賢者の弟子を名乗る賢者 THE COMIC』 1~4巻 すえみつぢっか ・ りゅうせんひろつぐ ・ 藤ちょこ / マイクロマガジン社

原作小説 1〜10巻 りゅうせんひろつぐ・藤ちょこ / マイクロマガジン社)

男性プレイヤーが異世界で美少女に!

本作も、主人公がいつのまにかゲームの世界に入り込んでしまうタイプの物語です。

ゲームの中で超一流の召喚術士ダンブルフ・ガンダドアとして活躍していた主人公。寝落ちしている間にゲームの中では30年が過ぎ、NPCが普通の人間のように感情豊かに振る舞い、老人キャラだった自分は美少女の姿に変わっていました。美少女になったのは自分で設定してキャンセルし忘れていたのですが、その他の状況は実に不可解。どうやら、ゲームが現実のように動き始めている、と主人公は考えます。

その世界の中では賢者ダンブルフは、30年前に活躍した伝説の存在。主人公はダンブルフの弟子・ミラを名乗り、世界の謎を解くべく行動を開始するのでした。

老人口調で中身は男性なのに、姿はローティーンの美少女。つまり、性別入れ替わり作品の一形態でもあるのが、本作です。鏡に映った自分の全身を見て「わし かわいい」とつぶやくミラ。そこから、「わしかわ」という言葉がファンの間で生まれました。

もう一つの特徴は、ヨーロッパ中世風の異世界に、現代的なミリタリーの要素を加えたこと。アーマードジープなどの軍用車がファンタジー世界に入り込み、面白い世界観になっています。すえみつぢっか先生の作画によって、女性キャラは美しく、ミリタリーはかっこよくリアルに描かれているのもコミック版の魅力です。

ミラは、ソロモン王や自分と同じ「アルカイトの九賢者」のひとり、ルミナリアといった、知り合いのゲームプレイヤーと再会。ソロモンの依頼を受け、この世界にログインしている残りの「九賢者」を探すことになります。第1巻のみ、巻末にソロモン王目線による書き下ろしSSが掲載されています。

『賢者の弟子を名乗る賢者 THE COMIC』を試し読みする

『ネクストライフ』

『ネクストライフ』

『ネクストライフ』 1〜2巻 相野仁・市倉とかげ・鵜飼沙樹・マニャ子 / KADOKAWA / 角川書店

原作小説 1〜14巻 相野仁・マニャ子 / 主婦の友社)

美少女とモンスターの逃避行を守って戦う!

雪山で遭難した高校生が異世界に転生、魔術師として冒険を繰り広げる本作。モンスターと心を通わせる少女が、物語のカギになっていきます。

遭難中に眠ってしまい、気づくと見知らぬ森の中にいた主人公。自分の姿形がハマっていたゲームのキャラクターそっくりで、魔法を使うこともできたことから、すぐに世界に順応するのでした。自分のキャラと同じマリウスを名乗り、彼の異世界生活が始まります。

広大な森をさまようマリウスが出会ったのは、人間の女の子・アネットと2匹のモンスター、オークのデュランとコボルトのベンです。最初は言葉が通じなかったマリウスですが、2カ月間一緒に森で生活し、話すことができるように。しかし彼らの平穏は長続きせず、アネットを捕らえに人間達がやって来ます。モンスターと意思疎通できるアネットは、「モンスターテイマー」という貴重な存在。軍事利用も可能な人材だったのです。

逃亡するアネット達を助けるため、あえて人間達と合流し、彼らの領主に魔術師として雇われることにしたマリウス。異世界で最初に出来た大切な友人、アネット、デュラン、オークを救うための彼の冒険が幕を開けます。

転生時から「賢者」となっていたマリウスの魔術は超強力。むしろ序盤では、力を抑えつつ戦うシーンが多いのが特徴です。彼が本来の力を発揮するのはいつになるのか? コミック版の今後の展開が楽しみです。

『ネクストライフ』を試し読みする

『異世界はスマートフォンとともに。』

『異世界はスマートフォンとともに。』

『異世界はスマートフォンとともに。』 1〜5巻 冬原パトラ・兎塚エイジ / KADOKAWA / 角川書店

原作小説 1〜14巻 冬原バトラ・兎塚エイジ / ホビージャパン)

スマホと共に異世界転生!?

異世界に転生した後でもスマートフォンが使えたら、便利ですよね。本作は、そんなアイディアによって作られた物語。ファンタジーとしては、ちょっとずるいかもと思ってしまいますが、まるでスマホも魔法アイテムの一つのような、面白い効果を発揮しています。

主人公は神様の手違いによって死んでしまった、15歳の望月冬夜(モチヅキトウヤ)。転生する際、神様は罪滅ぼしだと言って、彼の願いをかなえてあげたのでした。それによって冬夜は、異世界でもスマホが使えるようになります。

電源は冬夜の魔力によって常時充電され、地図アプリで店を検索することも可能、さらに現実世界のネットにもアクセス可能で、書き込みはできないけれど情報は引き出せるという、至れり尽くせりの設定。それだけでなく、冬夜の魔術師としての能力もチート級で、冒険は快適なものに。物語の冒頭で裕福な商人と取引して余裕がありすぎるほどの生活費をゲットし、恵まれた異世界ライフが繰り広げられます。

さらに、何人もの美少女キャラとの出会いも。一緒に行動していくうちに全員が冬夜を好きになり、王様からもらった豪華な屋敷で全員と同居するようになるハーレム状態。主人公がとにかく幸せそうで、女の子達はみんなかわいいという、いいことづくめの作品です。絵柄のタッチも穏やかなので、ゆる〜い気分で楽しんでください。

『異世界はスマートフォンとともに。』を試し読みする

終わりに

ラノベの王道ジャンルといえる「異世界ファンタジー」。今回紹介した作品を見ると、小説家の方々が、オリジナリティを獲得するために、さまざまな工夫を凝らしているのがわかります。コミカライズされると、そこに漫画家の画風やセンスも加わり、同じ「異世界ファンタジー」でもバラエティ豊かに。この多様性がラノベというジャンルを豊かにしているのでしょう。もちろん、「異世界ファンタジー」だけでなく、現実世界を舞台にした魅力的な作品も、多数存在します。原作小説と比べながら読むのも一興。ラノベのコミカライズ、ぜひお楽しみください。

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