小説・文芸 - 幻冬舎作品一覧

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  • ホンダF1 復活した最速のDNA
    4.2
    苦節7年!30年ぶりのチャンピオン獲得を手繰り寄せた、エンジニアたちの群像劇 2015年、2008年シーズン以来のF1復帰を果たしたホンダ。 しかし、かつて16戦15勝という圧倒的強さをほこり、アイルトン・セナが駆った「マクラーレン・ホンダ」の復活として、大きな期待を集めたが、復帰当初は技術力不足から大きな挫折を経験。そこから7年。ホンダのエンジニア達は、オールホンダの力を結集し、30年ぶりのドライバーズタイトル獲得。どん底から世界一に登りつめた、エンジニア達の苦難と栄光を追う。 Prologue:奇跡のファイナルラップ 第1章;決意と覚悟と意地と 第2章:苦難から信頼へ 第3章:強力なパートナー 第4章:確執 第5章:受け継がれる本田宗一郎の「魂」
  • 本当に自分の人生を生きることを考え始めた人たちへ
    4.0
    銀色「晴れやかに生きていきたくない? いきたいよね」 冨田「そこが前提ですよね」 よくは知らないけど、どこか似たようなことをしていると感じる冨田さんとの会話の本。今この場所にいることも、いつかその場所にいたことも、これから先のどのことも、その時の「今」を通してしか感じることはできない。
  • ホームタウン
    3.9
    札幌の百貨店で働く行島征人へ妹の木実から近く結婚するという手紙が届いた。両親が互いに殺し合った過去を持つ征人と木実は、家族を持つことを恐れていたにもかかわらず。結婚を素直に喜ぶ征人。だが結婚直前、妹と婚約者が失踪する。征人は二人を捜すため決して戻らなかった故郷に向かう……。家族の絆を鮮烈に描く傑作青春ロードノベル。
  • ホームドアから離れてください
    3.3
    親友のコウキがマンションのベランダから飛び降りた。そして、僕は学校に行くのをやめた。引きこもっていたある日、新聞記事で「空色ポスト」の存在を知る。新宿御苑にひっそり置かれている、手紙ではなく写真を運ぶポストだ。外の世界へ踏み出した僕は、写真を通じて親友の意外な真実を知り──。人との距離感に迷いながら懸命に生きる、友情の物語。
  • ホームレス作家
    4.3
    「公団住宅を強制退去処分になった私たちは、とうとう所持金も底を突き、新宿区役所を頼ることになった。妻子を預かってもらい、外へ出てみると、新宿の街は思っていた以上の寒さだ。長い夜になりそうだ、私はジャンパーの襟を立てながら、そう考えていた」。幼い娘と高次脳機能障害を持つ妻と離れての、格闘の日々の中で何を思うのか。――作家である以上、住居を失っても浮浪者にはなりたくない。そう言い聞かせ、半年余りの路上生活を生き抜いた作家が再生を誓って書き上げた衝撃のノンフィクション!!
  • ホームレス失格
    4.0
    「確かにこの日、私は定住の場を回復して、〈ハウスレス〉ではなくなった。しかし、〈ホーム〉という言葉が家族の存在を前提とするのだとしたら、私はまだ〈ホームレス〉の状態を脱したわけではなかった」――安息の住処を獲得した作家は借金返済と仕事に専念しようとしたが、想像を絶する悪夢に直面し、苦悩する。綱渡りの日々の中消えてしまった身重の妻と幼い娘、はたして再生の道は……? 恐怖に怯え、仕事も上手く進まないが、穏やかな生活を夢見て、もがく日々を描いたホームレス作家のその後。――渾身のノンフィクション!!
  • HOLY ホーリー
    -
    1巻101円 (税込)
    クリスマスは特別の日。すべてが祝福される日。神聖なくらい黄金色の光が射す日。この日を美しくするために、慎重に準備してきたことは見事にうまくいった。そうして恋人とのデートにでかけたわたしが、途中でひろった小さなでき事。あなたにかわって、あの人にあなたの心を伝える、幸福な一夜の物語。幻の掌編、ついに復活。
  • Holly Flow
    4.0
    年下の恋人と別れ、現実から逃げるように海外の不思議な街へと向かったあたし。 そこで出会ったキリストの彫像に似た男・ネオが教えてくれたのは、自我が崩壊するほどのオーガズムと、愚かな自分は簡単には変われないという現実だった(「Holly Flow」)。 身体の関係だけでも理解しあえることは沢山ある。 愛と身体の新しい形を痛切に描いた五編。
  • 某

    3.9
    「あたしは、突然この世にあらわれた。そこは病院だった」。限りなく人間に近いが、性的に未分化で染色体が不安定な某。名前も記憶もお金もないため、医師の協力のもと、絵に親しむ女子高生、性欲旺盛な男子高生、生真面目な教職員と変化し、演じ分けていく。自信を得た某は病院を脱走、そして仲間に出会う――。愛と未来をめぐる破格の長編小説。
  • 防衛省と外務省 歪んだ二つのインテリジェンス組織
    4.0
    本来、情報の世界では、軍事と外交は別個の役割を担う。言うまでもなく外交情報は外務省の管轄だ。しかし日本では軍事情報もアメリカからまず外務省に入る場合が多い。そして外務省はそのすべてを防衛省に伝えるわけではない。縄張り意識と省益主義のなせる業だ。東アジアの緊張が高まる中、このままでは、緊急の危機に対応できない。今こそ、つまらぬ意地とプライドを捨て、両分野のインテリジェンス組織を正しく構築しなおすことが急務だ。二つの情報機関を熟知する著者の緊急提言。
  • 望遠ニッポン見聞録
    3.7
    中国大陸の東の海上1500マイルに浮かぶ、小さな島国――ニッポン。そこは、巨乳とアイドルをこよなく愛し、世界一お尻を清潔に保ち、とにかく争いが嫌いで我慢強い、幸せな民が暮らす国だった。海外生活歴十数年の著者が、近くて遠い故郷を、溢れんばかりの愛と驚くべき冷静さでツッコミまくる、目からウロコの新ニッポン論。アッパレ、ニッポン!
  • 冒険女王 女ひとり旅、乞食列車一万二千キロ!
    4.5
    周囲の反対をヨソに決行した国際列車を乗り継ぐ、二十代最後の女ひとり旅。驚きの文化とほのかな愛情で、無謀が感動に変わる〈北京発イスタンブール行き〉一万二千キロのがむしゃら紀行。
  • 坊さんのくるぶし 鎌倉三光寺の諸行無常な日常
    3.5
    お布施をくすねた罰で、鎌倉にある禅寺・三光寺に送られることになった、お気楽跡継ぎ坊主の高岡皆道。不動明王のような強面の禅一、謎めいた優男の高仙ら“ワケアリ”の先輩僧侶たちに囲まれながら、慣れない修行に四苦八苦。そんなある日、修行仲間の源光が脱走騒ぎを起こし――。すねに傷もつ「悟りきれない」修行僧たちの、青春“坊主”小説!
  • ボクが医者になるなんて
    3.7
    大学卒業後、将来への希望を持てぬままパチプロになったボクは、会社勤めをしても長続きしない。気がつけば引きこもり生活丸一年、うつ病と診断される。通院先の心ない医者達より「自分のほうがマシな医者になれる」と思ったボクは……。三十歳で医学部受験を決意するまでの迷いと挫折だらけの日々を描いた物語。ドラマ「37歳で医者になった僕」の原作者による自叙伝。
  • 僕がカンボジア人になった理由
    5.0
    芸人史上初のオリンピック出場!“カンボジア人”猫ひろしが歩んだ、5年間の軌跡! 2012年に、一度はロンドン五輪マラソン・カンボジア代表に内定しながら、新規定により出場が消滅。この時、35歳――。しかし、猫ひろしは諦めなかった。4年後のリオ五輪出場を目指して、トレーニングを再開すると、今度は見事にカンボジア代表としての出場権を獲得。芸人初の五輪選手として出場したリオ五輪本番では、15名が途中棄権する中、139位、2時間45分55秒で見事に完走した。ときには批判に耐え、悩みながらも、ひたすら愚直に走り続けた芸人・猫ひろしの知られざる本音が詰まった、笑いと感動の一冊!
  • ぼくたちの家族
    4.0
    家族の気持ちがバラバラな若菜家。その仲を取り持ってきた母の玲子の脳にガンが見つかった。突然の出来事に狼狽しつつも玲子のために動き出す父と息子たち。だがそんなとき、父が借金まみれだったことや、息子たちが抱いてきた家族への不満が露になる……。近くにいながら最悪の事態でも救ってくれない人って何? 家族の存在意義を問う傑作長編。
  • 僕とカミサマの境界線
    2.7
    人間の世界ともうひとつの世界を遮る塞神(さえのかみ)が崩壊。神隠しに遭った幼馴染みを救えるのは、俺!? 敵はカミサマ、勝てるわけないじゃん!! 神様と高校生たちの友情を描いたエンターテイメント小説。
  • ぼくときみの半径にだけ届く魔法
    4.0
    売れないカメラマンの仁はある日、窓辺に立 つ美しい少女・陽を偶然撮影する。難病で家 から出られない陽は、日々部屋の中で風景写 真を眺めていた。「外の写真を撮ってきて頂 けませんか?」という陽の依頼を受け、仁は 様々な景色を届けることに。写真を通して少 しずつ距離を縮めるふたり。しかしある出来 事がきっかけで、陽が失踪してしまい……。
  • 僕とモナミと、春に会う
    3.7
    人と話すことが大の苦手な高校生の翼は、なぜか毎週水曜日に熱が出る。病院の帰り道、偶然立ち寄った奇妙なペットショップで猫を飼うことに。餌代を稼ぐため、その店でアルバイトを始めるが、対人恐怖症の翼は接客ができない。そんな彼の前に、原因不明の病を抱えた客が現れて……。愛猫の手を借りながら、翼はお客様を救うことができるのか。
  • 僕の種がない
    3.5
    「ここからなんとか子供を作りませんか?」。ドキュメンタリーディレクターの真宮勝吾は、癌で余命宣告を受けた芸人に意を決して提案する。だが、その芸人は無精子症だった……。絶望を乗り越えて、奇跡を起こすことはできるのか? 著者自身の経験を振り返りつつ、未だ多くが語られることのない「男性不妊」という難問と向き合った傑作小説。
  • 僕のとてもわがままな奥さん
    3.8
    きれいな奥さん。なんでも上手にこなす素敵な奥さん。幸せなご主人。こんなパッとしないご主人にどうしてあんなに美人の奥さんが? ……でも違います。誰にも言えませんが、僕の毎日は、ちょっと地獄なのです。とてもきれいでわがままな奥さんナオミと結婚したジュン。二人が繰り広げる愛と涙の日々を綴る、笑えてほんのり温かい長篇小説。
  • 僕のハッピー・デイズ
    -
    退屈は、いたるところにあって、僕らをとり囲んでいる。ベッドのシーツの間に、錆が浮きはじめたオートバイのホイールに、友達の微笑みの陰に、たとえば愛とセックスの間にも。赤ん坊だって必死に退屈と闘っているのだ。退屈と闘うことが、おそらく僕らの人生における最大の、そしてたったひとつの仕事だと思う。そこで、ブルース。ブルースを聞いてみる。このポジティヴで生命力に溢れた音楽こそ、退屈から僕らを救う最良の方法なのだ――。眩しいジャマイカの通りで、深夜のスタジオで、そして風を切るオートバイのシートで、著者が感じたままに綴るブルース・フィーリング満載の煌くエッセイ集。
  • ぼくは愛を証明しようと思う。
    3.9
    「恋愛なんて、ただの確率のゲーム。正しい方法論があるんだ」。恋人に捨てられ、気になる女性には見向きもされない二十七歳の弁理士、渡辺正樹は、クライアントの永沢にそう告げられる。出会いのトライアスロン、会話のルーティン、セックスへのACSモデル。テクニックを学び非モテから脱した渡辺だが――。恋に不器用な男女を救う戦略的恋愛小説。
  • 僕はこうして作家になった ―デビューのころ―
    5.0
    作家デビュー以前の若き日。激動の時代、熱き思いを秘めて、つねにハングリーだったあの頃……。当時のエッセイや小説の一部、日記など貴重な資料を生かした青春記。五木寛之はどのようにして作家になったのか? さまざまな困難にぶちあたりながらも面白い大人たちや仲間に出会い、大きな運命の流れに導かれてゆく一人の青年の情熱と熱い日々がいきいきと伝わってくる衝撃の告白的自伝、ついに電子書籍化!
  • ぼくは小さな赤い鶏
    -
    1巻509円 (税込)
    作家自身のプロデュースによる10代の習作「羊の水」「ブラインド・ケイブ・フィッシュ」から最新の実験小説「任意性のアザラシ」までを収めた作品集。
  • 僕は沈没ホテルで殺される
    3.4
    バックパッカーの聖地・カオサン通りにある「ミカドホテル」。 日本社会をドロップアウトした「沈没組」が集うこの最底辺ホテルで、殺人事件が勃発。 宿泊者の一橋は犯人捜しを始めるが、三度の食事はすべてドラッグという斎藤、スナイパー気取りのゴルゴ、ゲテモノ食いのチワワら、他の「沈没組」が全員怪しく思えてきて――。 暗黒系群像ミステリ。
  • ぼくはビート
    3.0
    黒のソフト帽が見てきた幾つもの色恋沙汰を追う表題作「ぼくはビート」、初めて悪態をつく事を知った激しい愛を描く「YOU KNOW WHO」、一日に一度、憎しみ合って別れる二人の「ぼくの愛は韻をふむ」ほか、男と女の間に漂う贅沢な恋の糸を甘く織り上げる、どこまでも心にしみいる恋のテン・ストーリーズ。
  • 僕らがポルシェを愛する理由
    -
    精悍で優雅で美しい、宝石のようなスポーツカー、ポルシェ911――。「憧れの911のことを、寝ても覚めても考え続けた。911を手に入れ、911とともに過ごす時間を、愛しみ、楽しみ、ゆっくりと味わってきた」という著者がつづった、ポルシェ911カレラの魅力のすべて。「ポルシェの歴史」「運転テクニック」から「失敗しない中古911の探しかた」など実用記事も満載。
  • 僕らに魔法をかけにやってきた自動車
    -
    クルマがぼくらの胸の深い部分に、どんな感動をもたらしてくれるのか。大切なのはそれだけだ――。感情的自動車エッセイ。
  • 僕らのごはんは明日で待ってる
    4.2
    兄の死以来、人が死ぬ小説ばかりを読んで過ごす亮太。けれど高校最後の体育祭をきっかけに付き合い始めた天真爛漫な小春と過ごすうち、亮太の時間が動きはじめる。やがて家族となった二人。毎日一緒に美味しいごはんを食べ、幸せな未来を思い描いた矢先、小春の身に異変が。「神様は乗り越えられる試練しか与えない」亮太は小春を励ますが……。
  • 僕らは嵐のなかで生まれた 1 初めての別れ
    -
    1~2巻305円 (税込)
    ブライアン・ジョーンズが死んだ日、僕らは大人になるために旅立った。謙一郎、裕子、昌太の激しく、また哀しみに満ちた生きざまを描き、現代における青春の意味を問う、感動と共感の自伝的長編小説、僕らは嵐のなかで生まれた第一部。
  • 僕らはつよくなりたい 東北高校野球部 震災の中のセンバツ
    4.5
    震災のさなかに開催された春の甲子園で、被災地・仙台から出場した東北高校。何度凡退しても、どんなに点差が開いても、最後まで全力疾走を貫いた。寒さに震え、空腹に耐え、心痛を味わいながらも、快く送りだしてくれたふるさとの人たちに、少しでも恩返しができるように。NHK「アスリートの魂」で放送され、大反響だった高校生たちの感動のノンフィクション。
  • 僕らはまだ、恋をしていない!
    -
    1~3巻517~522円 (税込)
    不確かな未来と冒険の物語を、その情熱で捕まえて、前へ進め!! 私立栂山高校に入学した川瀬真一は、想いを寄せる村上遥香に強引に誘われて、活動内容が不明な「サバイ部」という部室を訪れる。そこで待っていたのは、不思議な言葉と術を使う珠美先輩と、制服のポケットからなんでも出てくるメガネの磯山先輩、そして可愛らしいハムスターの清正。その後、現れた部長を見て、真一は驚愕する。部長は7年前、真一の前から突然姿を消した高坂アキラだった。体が弱く皆と一緒に遊べなかった真一にとって唯一の親友だったアキラだが、真一のことも、あのとき交わした“約束”も覚えていないようで……。アキラの身に何が起こったのか? 不思議な部活動で巻き起こる学園青春物語。
  • ぼくんちの宗教戦争!
    3.3
    「ぼくだけはしっかりしていなければ」。父の事故をきっかけに、両親は別々の神さまを信 じはじめ、家族には〝当たり前〟がなくなった。信じられるのは、一足先に大人になってしま った親友の龍之介だけ。妹のミッコを守ることでなんとか心のバランスを取るけれど、ま すます家族は壊れていく。ぼくは自分の〝武器〟を見つけ、立ち向かうことにしたが――。
  • 牡丹
    -
    「パッとやれ、パッと派手に」それが口癖で、幽艶な牡丹のように散った友――。博奕打ち、相撲取り、くず屋、ヤクザなど、多くの愛すべき人々との交流を通して知る人生の不思議。生死さえも日常の些細な出来事によって変わってしまう人間の運命とは、小説より無法則で怪奇に出来ている。そう、博奕とは、人生そのものではないか?傑作エッセイ第二弾。
  • ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治
    5.0
    国のため、小さきもの、弱きものこそ生き延びよ。 鳥羽伏見の戦い、戊辰戦争。わずか700の兵で4倍の幕府軍を撃破した片眼片足の不自由な「類稀なる軍略家」伊地知正治。ぼっけもんと呼ばれる激烈な性格で兵を駒として操り薩摩人として勝ち続けてきた伊地知が新時代に目にしたのは、荒廃した土地で貧困に喘ぐ民の姿。大久保利通、西郷隆盛と並び称される勤王の志士の胸に、最後に去来するものとは。
  • 煩悩カフェ
    3.6
    「てめぇだけスマートでいようったって、そうはいかないッ」と大食い女の「他人を太らせたい」煩悩。笑顔でかわす「今日出た?」「出な~い」。その実、ぬけがけされないよう目を光らせる旅先での「他人のうんちが出なければいいなと思う」煩悩……。男に読まれたら、もはや女を取り繕えない、嫉妬、怠惰、色欲を描いた男子禁読のエッセイ集。
  • ポジティブの魔法
    -
    大丈夫、きっとうまくいく。 こんなに便利で面白い時代に、悩んでばかりじゃもったいない! 変えるなら、今が絶好のチャンス。 人間関係、恋愛、夢、仕事、お金、健康…… 初めて語るエピソード満載の自己啓発的エッセイ。 読めば読むほど、心が軽くなる本。 「この本を手に取ってくれたあなたに、 『ポジティブの魔法』がかかりますように」 ——マオ 【内容】 ポジティブの魔法1 人間関係のこと ・バンドは究極の人間関係の塊 ・人間関係の悩みに、素の自分で立ち向かわないで! ・究極の社交術「世間話」は難しい ・ライバルなんていらない ・無駄な人間関係のスルースキルと解消法 ・結局のところ、人間関係なんかで悩まなくていい …ほか ポジティブの魔法2 恋愛のこと ・告白しなきゃ始まらない! ・恋愛は自由だけど、自重すべき恋もある ・縁もゆかりもない先輩に突然告白した話 ・中学生時代、博多・天神デートの思い出 ・男から謝る、それが鉄の掟 ・僕は常にみんなの一番の座を狙います …ほか ポジティブの魔法3 夢実現のために ・「夢を持ちなさい」と言われて焦らないで ・自分の人生だから、判断基準は自分 ・本気を出せば、欲しいものが手に入る確率は上がる ・作詞を一度は諦めた ・本嫌いだった僕がいっぱしの読書家になるまで ・夢を追い続けるために、今日いちばんの結果を出し続ける …ほか ポジティブの魔法4 仕事のこと ・好きなことを仕事にするのは難しい? ・嫌な仕事を〝ちゃんと〟やり続けている人は要注意! ・「お金がない」を口癖にしている人は ・「働きたくない」を目標にする ・後悔しない人生なんてない ・相手を変えることができないなら、自分が変わる …ほか ポジティブの魔法5 お金と価値観 ・とにかく貧乏でした ・夢や目標に近づくお金の使い方 ・その価値は、誰のためのもの? ・いい借金と悪い借金 ・ミュージシャン流の経費の使い方 ・「人生、お金じゃない」と言うには早い …ほか ポジティブの魔法6 心と体を整える ・母譲りのポジティブ思考 ・ルーティンを決めて〝自分との戦い〟の時間をなくす ・神頼みは、お願いしっぱなしじゃダメ ・コンプレックスの悪循環 ・オリジナルの武器を開発しよう ・マオ流アンチエイジング。若さの秘訣とは? …ほか
  • ポリスマン
    4.3
    亜細亜プロレスの深見甚次郎は小柄で地味な中堅レスラー。いつもは前座に甘んじている彼の正体はポリスマン―リングの秩序を侵す者に人知れず制裁を加える仕事人なのだ。人気低迷が続く団体を救うため、ついに総合格闘技という表舞台に立つことになった深見。時を同じくして、彼の強さの秘密を知る伝説のロシア人格闘家が来日した。
  • ぽろぽろドール
    3.8
    かすみの秘密は、頬をぴしりと打つと涙をこぼす等身大の男の子の人形。学校で嫌なことがあると、彼の頬を打つのだ(「ぽろぽろドール」)。美しい容姿のあきらは事故で顔に酷い火傷を負う。事故前と全く違う人生を送る彼は、醜い恋人と別れた後、昔の恋人によく似た美しい人形に出会う(「僕が人形と眠るまで」)。人形に切ない思いを託す人々の物語。
  • ポンコツ探偵の名推理
    3.0
    金なし、職なし、妻子なし。 借金と不運を背負って、今日も事件を解決! 真面目にやっているのに、なぜか損をする。 コミュ障の元刑事とユトリ世代の元スリのコンビが大暴走! 現代サラリーマンの共感と爆笑120%! 書き下ろしユーモアミステリー 大物政治家・久丸の脱税事件捜査が原因で刑事を辞めさせられた八房文次郎。彼を窮地から救ったのは警察時代の部下・鍋島だった。彼女は八房に、『3D』という探偵を派遣する組織に登録して、探偵になってほしいと依頼する。八房の相棒役は、鍋島の恋人・弾正勘八。かつて八房がスリで逮捕した男だった。口だけが上手い、ゆとり世代の弾正に振り回される八房に舞い込んだ、仇敵・久丸からの依頼! 過去の因縁に決着をつけるため、事件に挑むのだが……。 明日が見えないおっさんに舞い込む、事件の数々!
  • ポン女革命! ニッポン女性を、タフに美しく進化させる、179のスローガン
    4.0
    現代的でタフな日本の女性「ポン女」。だが、心が満たされていない人も多い。“ビビッドに生きる”ために必要なのは“勇気・恋心・胆力・母性・生命力・第六感・女力”の7力。「古いパンツに恋は宿らず」「愛されるコツは愛すること」「迷ったときは決断しない」「視野の狭さと固定観念が、オバサンをつくる」など、あなたを正しく導く珠玉の言葉集。
  • PONTOON(ポンツーン)2019年1月号
    -
    132円 (税込)
    幻冬舎が発行する月刊のデジタルPR小説誌。小説、エッセイ、書評などを掲載。[小説・エッセイ]近藤史恵[書評・コラム]宇田川拓也、平山瑞穂、小川哲
  • ポンポンしてる?
    3.0
    人生、思い通りにならないことだらけ。でも、イレギュラーな出来事を楽しめないと、人生は暗くなるだけだと思うけれど、どうだろう――? セックスする資格、恋愛の醍醐味、仕事人の気概、人生の終わり方etc. 人気脚本家オオイシが、現代を生きる全ての人に贈る、時にイタく、時に笑えて納得、の元気とやる気が出る痛快エッセイ。
  • マイクロスパイ・アンサンブル
    3.7
    どこかの誰かが、幸せでありますように。 失恋したばかりの社会人と、元いじめられっこのスパイ。 知らないうちに誰かを助けていたり、誰かに助けられたり……。 ふたりの仕事が交錯する現代版おとぎ話。 付き合っていた彼女に振られた社会人一年生、 どこにも居場所がないいじめられっ子、 いつも謝ってばかりの頼りない上司……。 でも、今、見えていることだけが世界の全てじゃない。 優しさと驚きに満ちたエンターテイメント小説! 猪苗代湖の音楽フェス「オハラ☆ブレイク」でしか手に入らなかった 連作短編がついに書籍化!
  • 舞妓はレディ
    3.5
    「舞妓になりたい!」。京都の花街に、鹿児島弁と津軽弁のバイリンガル少女・春子がやってきた。風変わりな大学教授の計らいで舞妓見習いになった彼女だが、京ことばに四苦八苦、舞踊や鼓や三味線の稽古では失敗ばかり。それでも春子は前を向く。京の花街に生きる本物のレディになる日を夢見て――。豪華絢爛に描く舞妓エンターテインメント小説!
  • 毎日が大河
    4.0
    なんでこんなつらい仕事、またも引き受けちゃったんだろう……。大ヒットした『篤姫』の放送中に最愛の夫を病で失い、茫然自失で泣き暮らしていた著者に来たのは、3年先の大河ドラマ執筆の依頼。ほとんど休みのないまま突入した『江~姫たちの戦国』の執筆と、その鬼のようなスケジュールと並行して連載されたWebマガジン幻冬舎のエッセイに、現在(2011年11月末)の自分から当時を振り返っての突っ込み原稿を書き下ろしで加筆。仕事に追われ、ドラマの仕上がりに一喜一憂。女手ひとつで2人の子どもをかかえ、山あり谷あり、笑いあり涙あり……。どうしてこんなにスットンキョー?ドラマ裏話もたっぷり収録、読めば元気が出る傑作エッセイ。
  • 毎日は笑わない工学博士たち I Say Essay Everyday
    3.8
    若々しい自分は恥ずかしい。このほとんど嫌味なまでの初々しさ--一九九六年八月三十日、デビュー直後の著者は、文学への原点回帰かつ新しいエンタテインメントの可能性を探ってエッセイ“思考と行動”を開始。本書は事実上その嚆矢である。「これしか読んでません」という読者も多数いる人気シリーズ第二弾。山本直樹氏による作文マンガつき。
  • まいまいつぶろ
    続巻入荷
    4.2
    1~2巻1,672~1,881円 (税込)
    ●週刊ダイヤモンド(2023年6月10・17合併特大号)書評掲載(評者:昼間匠[リブロプラス商品部]) ●読売新聞(2023年6月13日付)書評掲載(評者:川村律文[読売新聞文化部]) ●日経新聞(2023年6月15日付)書評掲載(評者:縄田一男[書評家]) ●週刊現代(2023年7月1日・8日号)書評掲載(評者:東えりか[書評家]) 口が回らず誰にも言葉が届かない、歩いた後には尿を引きずった跡が残り、 その姿から「まいまいつぶろ(カタツムリ)と呼ばれ馬鹿にされた君主。 第九代将軍・徳川家重。 しかし、幕府の財政状況改善のため宝暦治水工事を命じ、田沼意次を抜擢した男は、本当に暗愚だったのか――? 廃嫡を噂される若君と後ろ盾のない小姓、二人の孤独な戦いが始まった。
  • 魔界の塔
    3.2
    「最後のボスを絶対に倒せないRPGがある」という噂を聞いた、ゲーマーの嵩典。実際に噂のゲーム『魔界の塔』に挑んだ友人達がプレイ中に倒れ、次々と病院送りに。しかも途中で終わったゲームの画面には「お前も、石にしてやるわ」のメッセージが……。それでも嵩典がゲームクリアに挑戦すると、死よりも怖い「まさか」の結末が待ち構えていた!
  • マギー・メイによろしく
    -
    今から振り返ると、女の子のほうはもっと嘘つきだった。ルージュをひいたあの可愛らしい唇から発せられる言葉は、どれもこれもみんな嘘だったんじゃないかと思えてくる。恋愛、音楽、日常生活。街角に消えていく小さな伝説を語ろうとする、『みんな十九歳だった』につづく著者の第2エッセイ集。
  • 捲り眩られ降り振られ
    4.0
    私の真似などなさらぬように――競輪歴四十年、投資総額十億円の無頼派作家のブッ壊れ人生! 印税は振込みと同時に博打で消え、税金滞納、借金三昧の日々。金を手にすりゃ毎晩豪遊、預金残高はいつもゼロ。引き換えに得たのは、気品と切なさが漂う人生哲学。歓喜と落胆が一瞬で交錯するギャンブルの魅力とは? 豪華ゲストの競輪体験記も併録。
  • まぐだら屋のマリア
    4.0
    東京・神楽坂の老舗料亭「吟遊」で修業をしていた紫紋は、料亭で起こった偽装事件を機にすべてを失った。料理人としての夢、大切な仲間。そして、後輩・悠太の自殺。逃げ出した紫紋は、人生の終わりの地を求めて彷徨い、尽果というバス停に降り立った……。過去に傷がある優しい人々、心が喜ぶ料理に癒され、紫紋はどん底から生き直す勇気を得る。
  • マグネット
    3.9
    借金の返済を迫られて殺人を犯した男を匿う黒木。中学校の資料室で教師から猥褻行為を受けていた事件を回想する由美子。そして義弟の死の周辺を克明に描き、まさに掉尾を飾る「最後の資料」。罪の意識はこれほどまでに人間を洗練させるのか? そして用意された罰は時として人を輝かせる。法の裁きではない。殺人、放火、売春、のぞき、強制猥褻……極めて個人的で強烈な9つの罪と罰を収めた傑作短編集。
  • 孫連れ侍裏稼業 仇討旅
    3.0
    家督を譲った嫡男を妻女もろとも何者かに惨殺された伊丹茂兵衛。江戸と国許の連絡役である先手組から、下手人と思しき二人の男が江戸に向かったと知らされ、孫の松之助を従えて出羽国を後にした。なぜ倅夫婦は殺されたのか? 仇討ちを誓う茂兵衛だったが、暮らしのため、いつしか闇の仕事に手を染めるようになっていた。新シリーズ、第一弾!
  • 孫連れ侍裏稼業 上意
    -
    倅夫婦を殺した敵を追い、孫の松之助を伴って出府した伊丹茂兵衛は、生計を立てるため口入れ屋の裏稼業に手を染めるようになっていた。そんなある日、夜盗に狙われているという両替屋の用心棒を請け負うが、その仕事は運命を左右する大きな転機となった――。愛孫の仇討成就を願う五十男の真摯な生きざまが胸を打つ人気シリーズ。待望の第二弾!
  • 孫連れ侍裏稼業 成就
    3.0
    仇の一人を討ち取った伊丹茂兵衛と松之助は残る男の行方を追う。だが折も折、茂兵衛に与する亀沢藩下目付の同僚が何者かに斬殺された。事件の裏には国元で暗躍する黒幕の影が。激しさを増す藩内抗争はやがて茂兵衛と松之助の運命をも呑み込みながら、思わぬ展開を見せる。孫を連れ仇討旅を続ける老剣客の哀歓を描く人気シリーズ、感動の完結篇!
  • 孫連れ侍裏稼業 脱藩
    3.0
    柳原通りで発生した辻斬りの下手人は、一太刀で首を刎ねる秘剣を操る手練。その男を始末する裏の仕事を引き受けた伊丹茂兵衛のもとへ、突如、国元である亀沢藩の目付がやってきた。凄腕の剣客との立ち合いを控え、気を引き締める茂兵衛に、彼らは驚くべき事実を口にした――。敵を追う茂兵衛と松之助に新たな局面。人気シリーズ、怒涛の第三弾!
  • 雅子さまの笑顔 生きづらさを超えて
    3.0
    弾けるような笑顔、華やかなファッション、外国賓客に対する堂々たる振る舞いと、日々輝きを増す皇后雅子さま。しかし、一九九三年のご結婚から今日までの道のりは、長く苦しいものだった。外交官から皇室へと新しい人生を選択したものの、男子出産の重圧にさらされ、生きる意味を見失った日々。そこからどう立ち直ってこられたのか?失わなかった「普通の人としての感覚」とは?雅子さま、そして愛子さまほか女性皇族にとって生きやすい皇室を考えながら、誰にとっても生きやすい社会のあり方を問う、等身大の皇室論
  • マサヒコを思い出せない
    4.0
    「私は変わらなきゃいけない」。マサヒコに後ろから揺さぶられながら、二十二歳の翠は決意する。かっこよくて自惚れ屋で自分勝手。絶対に女を幸せにしない男、マサヒコ。束の間彼とすれ違い、交わった六人の女たちは、彼を捨てることで人生の一歩を踏み出す――。女たちのまっすぐな気持ちを赤裸々な性とともに描く、キュートで切ない連作小説。
  • マシンの見る夢
    -
    1巻305円 (税込)
    ぼくの腰に回した腕に、菜穂子が力を込めた。ロードは濡れて光りながら、この世界のどこへでもつづいている。ぼくと菜穂子とマシンは、今ようやく、同じひとつの夢を見始めようとしているのだ……。長編オートバイ小説でありながら、著者自身が「鏡の中のガラスの船」の続編とも位置付ける作品。
  • 魔女と金魚
    -
    無色透明のビー玉の囁きを聞き、占いをして暮らしている魔女・繭子。浮気調査、失せもの探し、未来予想――たいていのことは解決できるが、なぜか自分の恋だけはうまくいかない。恋人の要には、彼女がいるのだ。しかも酔っぱらった要に、お金を盗られてしまい……。仕事は発展途上、恋人は彼氏未満。焦りを勇気に変えて生きる繭子の成長小説。
  • 魔女は甦る
    3.6
    元薬物研究員が勤務地の近くで肉と骨の姿で発見された。埼玉県警の槇畑は捜査を開始。だが会社は二ヶ月前に閉鎖され、社員も行方が知れない。同時に嬰児誘拐と、繁華街での日本刀による無差別殺人が起こった。真面目な研究員は何故、無惨な姿に成り果てたのか。それぞれの事件は?がりを見せながら、恐怖と驚愕のラストへなだれ込んでいく……。
  • ますます健康川柳 210の教え
    4.0
    同病と 聞いて許せる 嫌な奴 生き抜く力なら川柳です 毎日新聞・MBSラジオ「しあわせの五・七・五」への 10年間の投句から選んだ傑作集 著者が選者を務める毎日新聞大阪版「近藤流健康川柳」と、共催企画MBSラジオ「しあわせの五・七・五」は10周年を迎え、毎年の投句は5万句にものぼる。 本書ではその中から210句を厳選し、著者の寸評とコラム、MBSアナウンサー水野晶子氏が川柳作者に追加取材したエッセイを加えて1冊にまとめた。 ページをめくるごとに笑いと生き抜く力がわいてくる、川柳傑作選。 恋人の時より強く抱く介護 好きだった頃もあるから まぁいいか 病名が 難し過ぎて気にならず 外す物 カツラ補聴器 メガネに歯 病院へ 通わなければ死亡説 歳ですな 医者に言われんでもわかる まな板の 音で許してないと知る ヒマやなあ 死んだふりでもしてみるか
  • また明日
    4.1
    平凡なサラリーマン家庭に育ったヤヨイは、お嬢様のユリコ、体が大きく優しいマスコ、お調子者のカツオ、隣家の息子タカユキと同じ小学校で学んだ。五人はそれぞれの道を歩み、還暦近くになって再会。会わない間に大人になったところもあり、変わらないところもあり......。ささやかなようでいて、いろいろあった人生を生きてきた五人の物語。
  • 瞬

    3.5
    同乗したバイクで事故に遭い、恋人・淳一を亡くした泉美はその時の記憶をどうしても思い出すことができない。失われた「最期の記憶」を取り戻すため、泉美は弁護士の真希子に、事故の調査を依頼する。やがて明らかになる泉美の記憶。それは、心を射ぬくような苦しい真実であった。一瞬に秘められた愛の行方を瑞々しく綴る、珠玉の長篇小説。北川景子と岡田将生が共演の映画化の話題作。
  • またたび東方見聞録
    3.0
    女四人で連日四十度の酷暑のタイへ。食べて泳いで昼寝して、の暢気な旅だけどとにかく暑い! タイの乾期は辛かった。突発的上海旅行には個性強烈な編集者たちと。妖しい秘薬を買い、本場の麻雀を楽しんで中国の深さを満喫。そして二泊三日の母親孝行京都旅行では、母の呉服の「踊り買い」で大出費! いろんなアジアてんこもりの紀行エッセイ。
  • またもや片想い探偵 追掛日菜子
    3.3
    高校生の日菜子は、日々“推しゴト”に大忙し。お気に入りの特撮俳優・越谷充の握手会 に度々足を運び、限定グッズは必ず購入。SNSを駆使して、スケジュールから目撃談ま で情報収集も怠らない。ある日、越谷が強盗致傷容疑で逮捕される。彼の全てを知り尽く す日菜子は、それが冤罪だとわかり……。妹思いの兄・翔平と共に、事件の解決に動き出す。
  • まだ人を殺していません
    4.4
    父親が猟奇殺人を犯し「悪魔の子」と噂される少年、良世。事故で娘を失った過去を持つ翔子は、亡くなった姉の忘れ形見である良世を育てることになるが、口を閉ざし、何を考えているかもわからない。なんとか彼を知ろうと寄り添うも、ある日机で蟻の「作業」を している姿を目撃し――。人を信じ育てることの難しさと尊さを描く、感涙のミステリ。
  • まだまだ健康川柳 三途の川も遠ざかる
    -
    1日1回、人のふり見て我がふり笑え 師匠、やっぱり笑いは栄養ですな! ――桜木紫乃 毎日新聞・MBSラジオ「しあわせの五・七・五」傑作集・第3弾 耳鳴りをただただ聞いている座禅 近藤勝重氏が選者を務める毎日新聞大阪版「近藤流健康川柳」と、共催企画MBSラジオ「しあわせの五・七・五」は15年目を迎え、毎年の投句は5万句にものぼる。 本書ではその中から184句を厳選し、近藤勝重氏の寸評とコラム「作句の心得」、そして「しあわせの五・七・五」パーソナリティの水野晶子氏のコラム「水野晶子の川柳さんぽ」を加えて1冊にまとめた。 さらに直木賞作家・桜木紫乃氏との川柳談義も特別収録! 人生まだまだこれから。ユーウツな気分がぱっと吹き飛ぶ一冊。 ディスタンス苦にもならない倦怠期 見舞客元気過ぎても疲れ出る 妻に耐えたコロナに負ける訳がない 振り向いて筋を違える年になり 老眼に4K8K変わり無し いつ死んでもいいけど今日は用事ある 大福で機嫌を直す妻が好き
  • 街の影  京都、十字路、落とした記憶
    -
    関西、特に京都で様々な裏稼業をこなす沢村友明は、香港から来た18歳の黄文天を助手席に乗せて、京都の街中を走っていた。青年は一年前まで京都に三年間暮らしていたが、訳があって香港に引っ越していた。その引っ越した理由にケリをつけるための来日だった。普段であればクールに見捨てる沢村は、なぜか青年に興味を抱き協力するようになる。それは青年を紹介したのが、ギャンブルで随分と沢村の懐を潤してくれた、凄腕料理人・山野の紹介だったからではなく……。 京都の裏の顔を炙り出す。スタイリッシュ・ミステリーが登場!
  • 町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト
    4.5
    駅前の空き地が 広場と図書館に!? 人口3万人の小さな町が生まれ変わった。 補助金に、頼らない―― 公民連携によるまちづくりの全貌。 高齢化・過疎化・財政難に直面する岩手県紫波町(しわちょう)は、 今や県内第2位の地価上昇率を記録し、駅前エリアには年間 90万人以上が訪れる。従来の行政主導でも、大手企業に頼る 開発でもない、行政と民間が連携して進めるまちづくりとは どのように実現したのか。その10年間の軌跡を追う。 魅力ある町には人が集まり、 幸せがつながる―― 価値のある町を、 ここに住んでよかったと 思える町を、 つくる。
  • 町奉行内与力奮闘記 一 立身の陰
    3.3
    「儂を大坂町奉行で終わらせるつもりか」。若き内与力(うちよりき)・城見亨は、主の曲淵(まがりぶち)甲斐守から叱責を受けた。だが配下の町方は怠惰と汚職にまみれ言うことを聞かない。どころか甲斐守を排除すべく老獪な一計を案じる。思惑の渦にのみ込まれた亨。忠義心ゆえの生真面目さは町方の餌食か? 保身と出世欲が衝突する町奉行所内の暗闘を描く新シリーズ第一弾!
  • マッキントッシュ・ハイ
    -
    1巻305円 (税込)
    Macでなければならないのだ。こいつはコンピュータではない。作り手の夢と情熱がこめられた、とんでもない玩具なのだ――。アップル社の歴史を彩る、今や伝説と化した数々のエピソードから、誰にでもできるホームページの作り方まで。未知なるデジタル・ワールドに、果敢に漕ぎ出していった一人の作家の魂のこもった全記録。
  • まっすぐ前 そして遠くにあるもの
    4.7
    花はささやく 風は問う  草木は想う 空は答える  風景はいたるところで  私たちの心に語りかけている その時そこに 降ってきたことば 春から夏へ 秋から冬へ 一年をめぐる写真と言葉の記録 ことばは静かに降りつもる
  • 松風の人 吉田松陰とその門下
    -
    十一歳にして藩主・毛利敬親の御前講義を行い、才覚を現した吉田大次郎。のちに吉田松陰として松下村塾を主宰し、伊藤博文、山県有朋などの英傑を数多く世に送り出した男は、いち早く「海外」を意識した稀代の思想家であった。黒船襲来を機に勃発した国難に、驚くべき向学心と行動力をもって立ち向かった松陰の、波乱に富んだ生涯を描く傑作評伝。
  • 窓際ドクター 研修医純情物語
    4.0
    勤務時間は患者と世間話をし、毎日定時に帰宅する医師の紺野佑太。ナース達からは窓際ドクターと陰口を叩かれているが、研修医の真吾は彼が気になって仕方ない。ある日、患者が難病「バッド・キアリ症候群」と診断され、紺野一人が誤診に気がつくが……。訳ありベテラン医師とさとり世代研修医の交流を描いた「研修医純情物語」シリーズ最新刊。
  • 窓にのこった風
    -
    1巻305円 (税込)
    ある日忽然と、ぼくの前から姿を消した妻・芽衣子。個展を前にして芽衣子が借りていた海辺のアトリエ。そこに残されていたのは6枚の窓の絵と、1羽の青いオームだった。絵は2枚ずつ赤、青、黄の三原色に塗られ、額のガラスはみな叩き割られていた。そしてオームは喋りだす「いいか、これが君と彼女との生活の結果なんだ」と。ぼくは考えねばならない。芽衣子とは何者か。ぼくとは一体誰なのか。オームが裁判官であり、ぼくが被告だった。網膜の裏には、芽衣子の躯と顔が輪郭を残して揺れている。これが、長い夏の始まりだった――。自己不在から脱却しようともがく主人公を通して、社会の中で永遠に開放されぬ迷路に住まう我々人間へ宛てた、文学の贈り物。
  • 窓の外を眺めながら、部屋のなかに座っている。
    -
    1巻509円 (税込)
    時代を見つめる冷徹な眼。研ぎ澄まされた文体が5年の間に綴った16篇。話題を呼んだノンフィクション・ノベルを含む作品集。90年から95年に執筆された傑作中・短編をすべて収録。
  • 窓をあければ
    -
    恋、メイク、買い物にお酒や食事……女性がもつはずのあらゆるものに興味を失ってしまった。物に対しても、他人に対しても、さらに自分の生き方にも、めっきり色気もなくなった。何ものにもとらわれない心の軽快さをかみしめている今日この頃……。この心境の変化っていったい……?人気恋愛小説家の傑作ユーモア・エッセイ。
  • まな板の上のマグロ
    3.0
    世間では僕のことを“露出者”と呼ぶ。なぜなら、名前と写真、自宅の電話番号入りの個人広告を雑誌に出したから。以来、電話の嵐。「マグロさん、ボク、カツオです」などの名前ジョーク、「カツ丼三つ」などの出前ジョークから、「ぶっ殺すぞ」「特ダネ買ってよ」「3Pしませんか」まで、アブない電話が一カ月で千本!ちょっと危険な爆笑エッセイ。
  • 真夏のニール
    -
    1巻305円 (税込)
    気が遠くなるほど暑い夏のある日、カメラマンの木元杜男を訪ねたのは「マインドランド委員会」と名乗る男。この会は人のつらい過去の記憶を忘れさせ、精神管理する会である。アンダーグランド・シティに導かれた木元は、過去のない女サヤカと恋をする。そして未来を共にしようとするが……。文明の未来への予感を秘めたSF長編恋愛小説。
  • まねきねこ、おろろん 大江戸もののけ横町顛末記
    3.0
    江戸で暮らす勝太とかえでのところに、招き猫のつくもんが転がり込む。つくもんは、かつては唐の仙虎だったという。その力を借り妖怪の町に戻ると、町はもぬけの殻。人形浄瑠璃『平家物語』の“人形”たちに乗っ取られていたのだ。黒猫サジ、妖怪奉行犬神ら妖怪集団と、義経、弁慶ら人形軍団の対決の行方は!?新キャラクター満載のシリーズ第三弾!
  • マネーロンダリング
    4.1
    1巻867円 (税込)
    香港在住で、もぐりのコンサルタント・工藤をある日、美しい女・麗子が訪ねる。「五億円を日本から海外に送金し、損金として処理してほしい」彼女の要求は、脱税の指南だった。四ヶ月後、麗子は消えた。五億ではなく五十億の金とともに。すぐに工藤は東京へ。麗子と五十億の金はどこへ? マネーを知り尽くした著者による驚天動地の金融情報小説!
  • 『マネーロンダリング』『タックスヘイヴン』合本版【電子版限定】
    4.0
    1巻1,249円 (税込)
    パナマ文書の流出により注目を集めるタックスヘイヴン(租税回避地)。 このタックスヘイヴンをテーマにした金融小説『マネーロンダリング』『タックスヘイヴン Tax Haven』が、電子書籍限定の合本版で登場! ■『マネーロンダリング』 香港在住で、もぐりのコンサルタント・工藤をある日、美しい女・麗子が訪ねる。 「5億円を日本から海外に送金し、損金として処理してほしい」彼女の要求は、脱税の指南だった。 4ヶ月後、麗子は消えた。 5億ではなく50億の金とともに。 すぐに工藤は東京へ。 麗子と50億の金はどこへ? マネーを知り尽くした著者による驚天動地の金融情報小説! ■『タックスヘイヴン Tax Haven』 東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。 自殺か他殺か。 同時に名門スイス銀行の山之辺が失踪、1000億円が消えた。 金融洗浄(マネーロンダリング)、ODA、原発輸出、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ……。 名門銀行が絶対に知られたくない秘密、そしてすべてを操る男の存在とは? 国際金融情報小説の傑作! ※本作品は『マネーロンダリング』『タックスヘイヴン Tax Haven』を1冊にまとめたものです。 ※姉妹作品である『永遠の旅行者』もあわせてお読みください。
  • 魔法使いクラブ
    4.0
    「朝、黄色い車を三台見たから、今日はいいことがあるかもしれない」。魔女になりたい十歳の結仁は、葵と史人と毎日魔法の練習をしている。三人でいると一番元気なのに、なぜかクラスでは上手にしゃべることができない。さらにある日、七夕に書いた願い事を嘲られ孤立を深めていく……。繊細で透徹した視点で描く、揺れ動く少女の心と自立の物語。
  • まほろばの国で
    -
    「“生きる”という事は、本当はもっと“泥くさい”事なのだよ。そして、それは美しいのだ」。同い年の「戦友」の死、愛着あるホテルの営業終了、長崎で平和を我が子に語る若き母親、「十七歳」の犯罪……。日本中を歌い歩いてきた「旅芸人」だからこそ綴れる、この国が忘れてはならない「心」と「情」と「志」。胸に沁み入るエッセイ集。
  • マボロシの鳥
    5.0
    魔女として磔にされているタバサ。同じく処刑された母の「好きなものは好きって言っていいの」という言葉を胸に微笑みながら炎に包まれる(「魔女」)。〝マボロシの鳥〟を失い、芸ができなくなった魔人チカブーが二十年後、バーで出会った男に言われた言葉は……(「マボロシの鳥」)。厄介で、面倒で、ドタバタな世界への、祈りに満ちた小説集。
  • まぼろしハワイ
    4.1
    パパが死んで三ケ月。傷心のオハナは、義理の母でありフラダンサーのあざみとホノルル空港に降り立った。あざみの育ての親マサコの、永遠の踊りに出会い、薄青い空、濃い緑、白く尖った波を眺めているうちに、涙の嵐に襲われる日々が変わっていく。パパはもうどこにもいないけれど、人生は続くのだ。優しいハワイに包まれ、生命が輝き出す奇跡の物語。
  • ママ・アフリカ
    -
    1巻305円 (税込)
    東京、NYからナイロビへ。都会の騒きに疲れ、傷付いた元ミュージシャンの魂の行方を描く、ナイーヴでカジュアルな長編小説。青春四部作の1作。
  • ママはきみを殺したかもしれない
    3.9
    殺したはずの息子が、目の前に──。 今度こそ、私は“いいママ”になる。 仕事もプライドも捨て、狂おしいほどの愛情を注いだ先にあるものは何か。 無償の愛とは?母性とは?息もつかせぬ衝撃作。 母親失格と気づいたとき“ママ”をやり直せるなら、 あなたは、何を犠牲にしますか? 目標としていた賞を受賞し、脚本家として活躍中の美汐。 だが、彼女の心は晴れない。小学校から呼び出され、 息子・悠を「支援クラス」に通わせることになったからだ。 ある日、美汐は手に負えない悠の首を絞めかけ、そのまま気絶する。 意識が戻ると、悠を保育園に預ける初日の朝だった。 神様がやり直しをさせてくれる! 美汐は、理想のママになろうと奮闘するが──。
  • ママを殺した
    3.5
    最愛のママが、二〇一六年十一月七日、肝硬変、腎機能障害による多臓器不全で亡くなった。 亡くなったと言うよりは、死んでしまった。 死んでしまったと言うより、死なせてしまった。 いや、死なせてしまったと言うよりは……… 私が殺した。 (「はじめに」より) 画面から消えていた11年間。女優・藤真利子の壮絶な記録。
  • 蝮の孫
    4.0
    権謀術数を駆使して美濃の蝮と恐れられた名将・斎藤道三の孫、龍興は酒と女に溺れて戦 嫌い。だが、織田信長に国を追われて流浪するうち、武芸に励み、兵法を学びながら次第に 合戦の虜に。何度も信長に挑み、追い詰めていく……。愚将と呼ばれながらも、群雄割拠 の時代の魔王に怯まず対峙し、家臣や民を愛し続けた斎藤龍興とは何者か。戦国一代記。
  • 真夜中のカーボーイ
    3.5
    「好きに死なせてほしいのよ」 高3の約束を果たすために、57歳の女と男は赤いメルセデスのカブリオレに乗り込んだ。 デビット・ボウイを歌いながら「最高の死」の瞬間(とき)を求める道行きがついに始まるーー。 目的地は1976年の夏と同じく南紀白浜。 違うのは、元カノのデコが癌で死にそうなことだった。 「死ぬ前に、きっちり落とし前つけときたいの」 アパレル会社経営の富豪の女と、出版社勤務の冴えない男が始めた心の旅ーー。 カルトメジャーの雄が新しい幸福の姿を描き切った、書き下ろし小説。
  • 真夜中の栗
    3.3
    私の毎日はいたって平凡だ。仕事をして、料理を作る。市場で買った旬の苺でサラダを作ったり、暖房が壊れた寒い日には、キムチ鍋を囲んだり。眠れない夜には、茹でただけの栗を食べながら窓辺で夜空を見上げ、年末には林檎ケーキを焼きながら年越しの準備をする。誰かの笑顔のために、自分を慈しむために、台所に立つ日々を綴った日記エッセイ。
  • 真夜中の散歩道
    4.7
    神崎茜は新米霊媒師。ある日、ニュースキャスターの幽霊が目の前に現れ「僕が殺された事件を調べてくれ」と両手を合わせて拝んできた。しぶしぶ協力し始めた茜はひょんなことからTVに出演し話題を呼ぶが、そのうち自分に関するある恐ろしい事実に気付き……。キュートなヒロインが機転と不思議な力で敵に立ち向かう、痛快ユーモアサスペンス!
  • 真夜中の侵入者 市会議員連続わいせつ事件
    3.0
    十二年間にわたって女性の部屋に侵入し続け、二百件以上のイタズラを繰り返したわいせつ犯は、何と現職の市会議員――美人妻を持ち、金銭的にも恵まれた地元の名士は、酒も煙草もやらない真面目な男のはずであった。家族や周囲の信頼を裏切ってまで信じがたい愚かな行為を犯したのは、いったいなぜか? 人間心理の闇を暴く衝撃のドキュメント。
  • 真夜中の底で君を待つ
    4.1
    家族や友達といるより、喫茶店のアルバイトが好きな17歳の更紗。アイスコーヒーだけで閉店まで粘る常連客の「黒縁さん」。おしゃべりが苦手な二人が、店以外で偶然出会ったのは夜の公園だった。お互いの連絡先も知らないまま始まった特別な時間は、胸に秘めた過去の痛みを解きほぐしていく。愛に飢えた彼女と愛を諦めた彼が織り成す成長の物語。
  • 真夜中の果物
    3.9
    久しぶりに再会した元彼と飲むビールの味、男友達と初めて寝てしまった夜の記憶、不倫相手が帰っていった早朝の電車の音……。まっすぐ進まない恋をしている人にだけ見える景色がある。せつない記憶を切り取った三十七のショートストーリーに短歌を添えて贈る、『ハニー ビター ハニー』の原点。甘くて苦い恋を描く、人気歌人の処女小説集。
  • マラソン・ウーマン
    3.0
    ケガ&手術からのスタートで、1年後にフルマラソンを走る無謀な計画。目指したのは、世界最大の市民レースといわれるロンドンマラソン。美食とファッションを追いかけてきた生活を一変させ、ストイックな練習を始めると、心にも体にも大きな変化が現れた。アラフォーのランニング初心者が42.195キロを走り抜けた感動のストーリー!

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