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Posted by ブクログ 2019年07月07日
いきなりだが、性行為を中心とする、男女の性の有り様について、品格と機知を伴って、9編は描かれる。ただし1人称小説が多い。
山田詠美を「短編小説の名手」と評価する、評論家が現れたことも肯ける。
黒人男性との性行為を描いて出発したイメージの強い、山田詠美の作家としての成長を読む思いである。ネタバレ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月06日
はじめて読んだ山田詠美さんの本。
描かれているのは恋愛と罪の意識。
どれも都会っぽいおしゃれさとロマンチックさが詰め込まれているかんじがして、なるほどこれが山田詠美かと思いました。笑
歯が浮くようなセリフを堂々と言う登場人物にすこしドキドキしたり(外国っぽい!)泣きそうになる切ないお話もあったり。...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月23日
9つのお話が入った短編集。
「おれ、今日人を殺してきちゃった」
もし、自分の愛する人にそう告げられたら。
自分の愛する人は、ださくてもボロボロでも、どんな状態でも愛しくて、
例え彼が人を殺したとしても、その事も女心をつかむのかもしれない。
愛する人に愛を囁かれるように、そう告げられた黒木。 ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
一時期彼女の書くものは全部一緒じゃないか、と思ってたが、『姫君』を読んで見る目変わった。
日常を生きる人がいきなり犯罪と関わる・・・というのはよくあるし、私が好きな乃南アサも書きまくってるが、書く人によってこんなに違うんだ。
話としては『アイロン』が好きだけど、最後の『最後の資料』には泣いてしまった...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
彼女の文章は何でこんなに艶と色気があるのか。
まるで上等なカクテルを飲んでるみたい。
久々に山田詠美さんの本を読んで、
あぁ、この人はこんな文章を書くんだと
改めて認識した。恋愛そして己の
罪と罰をモチーフにした短編集。
一つ一つ光るものがあって、
私はとくに最後の資料が好き。
さらりと読めるんだけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月01日
10年前の作品と思えないぐらい、今の時代の若者にマッチしてると思う。
罪を犯さない人っていうのは、現実問題いないような気がする。
日常生活の中で、罪は日常と非日常の間にあるような気がして、私も日常を生きるのに疲れたとき、日常を憎んでしまったとき、罪にぶつかってしまうんではないかっていうのはある。...続きを読む
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