明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

564円 (税込)

2pt

ひとつの家族となるべく、東京郊外の一軒家に移り住んだ二組の親子。それは幸せな人生作りの、完璧な再出発かと思われた。しかし、落雷とともに訪れた長男の死をきっかけに、母がアルコール依存症となり、一家の姿は激変する。「人生よ、私を楽しませてくれてありがとう」。絶望から再生した温かい家族たちが語りだす、喪失から始まる愛惜の物語。

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明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月07日

    まるで登場人物の回想を直接覗くような文章が大好きです。

    澄川家の面々が幸せな家族を作ろうと励む姿に、家族とは?幸せとは?と考えさせられる内容で、ちょうど人生の岐路に立つ自分にとって、必要な時に出逢った必要な本でした。

    この本は、私の人生のバイブル。

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    Posted by ブクログ 2019年09月24日

    山田詠美2作目。
    前作よりエイミーエイミーしてなくて家族愛中心だけど相変わらずドロドロしてる。
    よくもまあこんな話と文章が書けるよな、近くにいても怖くてきっと友達になれない。そろそろ禁断症状でそう、次の作品読まなきゃ。

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    Posted by ブクログ 2018年07月09日

    数年ぶりに読み返したらあらすじボヤッとしか覚えてなく新鮮に読めて、すごく良かった
    うまいの一言に尽きる。小説って技術が要るけど、これ見よがしだったり、奇をてらいすぎるものが技術と評価されるのでは無い。無駄のない適切な言葉のチョイス、感情の機微に敏感な描写こそがそうなのだ、と再認識させられる

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    Posted by ブクログ 2015年10月28日

    それぞれが違う形で前のパートナーをなくした男女が再婚し、お互いの連れ子合わせて三人と、新しく出来た一人の子どもで、合計六人の家族が出来上がった。
    素敵な家に移り住み、家族仲も良好で、素晴らしいスタートを切る。それは幸せな人生づくりの完璧な再出発かと思われた。
    しかし落雷が原因の長男の死をきっかけに、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月01日

    明日、大事な人や自分が死ぬかもしれないという忘れがちな事実を、ずっと中心に据えて生きている人たちの話。
    ラストは理解するというより、自分の中で解釈を作らないといけない。
    とても良かったし、読み返して深く考えることのできる小説。昔読んでいた山田詠美作品とは一味違うが、彼女らしい節も健在で、そこがまた味...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月27日

    読者感想文に良さそうな本でした。
    読みやすいしテーマ性があるし
    感想が人によって変わりにくいかなぁと思う。
    山田詠美さんとして読むと少し物足りない気はするけど
    自分も歳をとったので、一緒に歳をとっていってる気がして
    時の大切さを感じます。
    これも成長ということで。

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    Posted by ブクログ 2021年08月09日

    夫に捨てられた妻(ママ)と、その息子、娘。
    妻を病気で失った夫(マコパパ)と、幼い息子。
    ママとマコパパが結婚し、五人の新たな家族を作る。
    その時、四歳だった弟創太でさえ、家族を演じなくてはいけないことをわかっている。

    アメリカン・アンティークで飾られた大きな家。
    家の中を磨き、飾り、子どもたちに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月14日

    大事な人の突然の死を受け止められるか、突然じゃなければ準備をできるの。失くして受け止められないくらい繋がりを育み大事な人となれるか。重いテーマだけど色々考えたい。

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    Posted by ブクログ 2019年11月14日

    夫との離婚、妻との死別、それぞれの事情を抱えた二組の親子が家族となるべく東京郊外のアンティークな一軒家に移り住む。澄生と真澄の兄妹に創太が弟として加わり、その後千絵が生まれる。誰もがうらやむ素敵な家、凡庸で平和でそれ故にかけがえのない家族6人の幸せは、澄生が落雷に遭い亡くなった時に終わりを告げる。澄...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月28日

    面白かった。長男が亡くなって、その喪失を埋めることが出来ない母や、それをフォローする家族たち。
    面白くて最後は一気読みをしてしまった。1人の死を他人事とみるか他人事と見るかで、受け取り方が違うんだけれど、絶妙に文章が書かれていて、引き込まれた。

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