ゴールド
レビュアー
  • イカセルカメラで撮ってみた【フルカラー】1巻
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    ストーリー構成の安易さ

    デジタル描画もこなれていなくて表情や人物の動きに硬さが残っている。もっともデジタル特有の透明感やフルカラーの豪華さはそれなりに感じることはできるが。しかし何より残念なのは、カメラの魔力というものに頼り切っている、ストーリー構成の安易さである。

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    2022年10月04日
  • とろける禁断 プチデザ(1)
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    背伸びをしながらおとなに

    少女漫画っぽい絵はそれなりにきれいであるが、ストーリー展開はかなりドロドロベタベタしていて読後感はあまり良くない。しかしまあ、みんなこんなふうに背伸びをしながらおとなになってゆくのかな、と感じさせられてしまった。(

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    2022年10月04日
  • エリア88 1
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    色褪せない作品

    往年の名作という表現がピッタリする作品である。進歩がとても早い軍用機の世界の話であるから、出てくる機体は皆古いが、物語としての出来栄えにはなんの問題もない。今どきのドローン.無人機同士の戦いよりよほど人間味や迫力があって読み応えがある。

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    2022年10月04日
  • 科学ニュースがみるみるわかる最新キーワード800 過去5年間の記事をベースに未来予想をプラス
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    この7年間科学は進歩したか

    科学関係の本はすぐに時代遅れになるので古い本は役に立たない、と思っていたが読み返してみるとほとんどの項目で現在でも通用してしまう。
    地球温暖化問題やウイルス感染 の問題など、この7年間科学は進歩したのだろうか?

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    2022年10月04日
  • 黄金の騎士団(上)
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    ドタバタがなんだか空々しい

    作者得意のユーモア小説であるがあまり内容がない。
    この作者の他の作品は一見愉快なユーモア小説のように見えて深い内容を持っているものが多いが、この作品は中途半端なところで止まってしまっている。
    孤児院という題材は悪くないように思うので残念。

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    2022年10月04日
  • 永遠のタージ
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    歴史解説書

    この作者は金鯱の夢などのユーモラスだけれど読みごたえのある名古屋ものを書いているので、毛色の変わったこの作品はどうかと思って読んでみたが全くの期待外れ。
    小説ではなく、単なるムガール帝国の歴史解説書となっている。

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    2022年10月04日
  • わかれ道/LOVE or LIKE
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    わかれ道の余韻

    初恋の大半は、空振り 思い違い すれ違い に終わる。
    この作品も淡い それでいてくっきりとした 想い出を印象的に描いている。
    この作品は最後に、この後どうなるのだろうか、どうにもならないのだろうかという余韻をもって終わる。この終わり方で作品の味わいがぐっと深まる。

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    2022年10月04日
  • レッドゾーン(上)
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    主人公が渋い

    ヒット作ハゲタカシリーズの3作目。シリーズ物がヒットし続ける最大の理由は主人公鷲津政彦の実話としても読め造形に尽きる。単なるスーパーマンではなく、弱さ 後ろ暗さ を秘めた人物設定のうまさに感心する。
    ここ20年間続いている中国の台頭 膨張 傍若無人ぶりを見るにつけ、納得する作品。

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    2022年10月04日
  • よろず屋稼業 早乙女十内(一)雨月の道
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    主人公がスーパーマン

    このような小説にありがちのことではあるが主人公の設定がいいことずくめ 目立った欠点や 問題点がない。市井に隠れながら世の中の不正と戦う という王道パターン。
    文章は読みやすくスラスラ安心して読める。

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    2022年10月04日
  • むかしのはなし
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    昔話の枠を使って

    話し上手の三浦しをんさんが昔話の枠を使って少し不気味な夜話をする といった雰囲気の本。
    昔話の使われ方は本当に枠だけで内容は作者に完全に入れ替えられている。
    生死を扱う重い話が多い割には、しん とした雰囲気が漂っているのは作者の狙い通りなのか?

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    2022年10月04日
  • ハッピー・リタイアメント
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    世直し的な意味合いはあるのかな

    今の公務員制度が続く限り、官僚主導経済が続く限り なくならないのが「天下り」。
    最初は、天下りの税金無駄遣いぶりを暴き 水戸黄門風に世直しをする ストーリーかな と思ったがそうでもない。
    単なる 漫談のような気がする。

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    2022年10月04日
  • 新装版 ハゲタカ(上)
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    多面的な正義の話

    各々の登場人物が自分たちが信じる正義を振りかざしてぶつかり戦う物語。
    かつてバブル崩壊で世界経済は低迷し、今またコロナ蔓延で落ち込もうとしている。
    再読して、今 日本や世界のあちこちでこの本の内容とよく似たことが起こっているのかもしれないと思うとゾッとする。
    啓蒙的な意味合いも込めて読みごたえのある本。

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    2022年10月04日
  • ねこみせ、がやがや 大江戸もののけ横町顛末記
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    江戸時代ファンタジー

    異世界ものよりははるかになじみやすい江戸時代ファンタジー。
    妖怪の方が人情があって、人間の方が恐ろしい存在という逆転現象を描いているところが面白い。
    ファンタジーだからいくらでも話を膨らまし好き勝手なことが書けるのだが、ある程度のところで自制しているところがよい。

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    2022年10月03日
  • ネコ・ノ・デコ/LOVE or LIKE
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    しっとりとした佳作

    雨の季節に合うしっとりとした良い作品だと思う。
    学生時代の話と今の話が交錯して、結果的に良い方向へまとまってゆくけれども というようなストーリーが読みやすい文章で語られている。

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    2022年10月03日
  • ショートショート・マルシェ
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    切れ味はいまいちだが

    題名のとおり食べ物をテーマにしたショートショート集。
    一般的な見方として、ショートショートの味わい 値打ちは 最終行一行で決まる。となっている。
    その点ではこの本に収録された各篇の最終行の切れ味はいまいちのものが多い。
    しかし、優しい 楽しい 雰囲気の作品が多く、そちらの方で楽しめる。

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    2022年10月03日
  • ジョーカー・ゲーム
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    旧日本軍が苦手とした諜報もの

    史実では、ゾルゲ事件や紫暗号解読など旧日本軍は諜報戦を苦手とした と 一般的に言われている。
    この小説はそこを逆手にとってこんな諜報機関があったのだ という視点で書いている。
    現在、歴史として記録に残っていないのはその諜報機関(D機関)がうまく機能したことの証拠である と空想してしまいそうなほど良くできた小説である。
    今の日本における諜報活動にも思いをはせそうな小説。

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    2022年10月03日
  • シェエラザード(上)
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    浅田次郎らしい作品

    良い意味でも悪い意味でも浅田次郎らしい作品。
    どの作品にも言える語り口のうまさ いわゆる浅田節 はこの作品でもあちこちらでうたわれていて それはそれでよい。
    しかし 登場人物の性格の書き込みがやや類型的であったり、ストーリ構成が冗長であるように感じられたのが 残念。

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    2022年10月03日
  • サイドストーリーズ
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    しゃれた構成のアンソロジー

    煙草をテーマに有名作家の有名小説の番外編ばかりを集めたという大変にしゃれた構成のアンソロジー。
    もとの小説を読んでいれば読み返したくなるし、読んでいなければ読みたくなるという、出版社 作家の術中にはまってしまうたちの悪い本。
    番外編ではあるが元の本の色合い香りを程よく保った佳作が多い。

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    2022年10月03日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I
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    ヒット作シリーズの第一巻目

    純粋で初々しい二人の恋愛を描いた連作シリーズの第一巻目。
    やや理想化しすぎているきらいはあるが、どろどろべたべたした場面が少なく、爽やかさが読み手の心を吹きすぎるような気持のいい作品。悪意を持った人間があまり登場しないので安心して読める。

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    2022年10月03日
  • カンタベリー物語
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    日本語訳がいい

    数百年も前のイングランドの古典。原文ではもちろん読めないので本の評価は日本語訳に負うところが大きい。
    この時代の本は東西を問わず服装や持ち物のこまごまとした表現に文字を費やすなど、読んでいて興味を失いやすいが、この本の日本語訳は簡潔で読みやすい。
    しかも、カンタベリー物語全章ではなく面白そうな章を記載しているので通読も比較的簡単。

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    2022年10月03日
  • お金の流れで見る戦国時代 歴戦の武将も、そろばんには勝てない
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    従来にない視点

    経済力という従来にない視点から戦国時代の各武将の経済力を評価している。
    なかなかむつかしいとは思うが、各武将の経済力の比較一覧表があるとより分かりやすい。

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    2022年10月03日
  • カタロニア讃歌
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    実体験を本に

    スペイン内戦の実体験を描いた本。代表作の1984年や動物農場はこの体験をもとに書かれたのだ ということに納得がゆく。
    前半はいささか間の抜けたところもある戦闘の話だが、中盤後半に至ると単なるファシズムと民主主義の戦争ではなく共産主義 無政府主義など様々な政治勢力のエゴの争いだという実態が露わになってくる。
    イギリス人らしいややユーモアを帯びた文体でこのような惨状を淡々と描き出している。
    主義主張が直接表に出ないだけに考えさせられる事の多い作品。

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    2022年10月03日
  • オリガ・モリソヴナの反語法
    購入済み

    実体験に基づいた小説

    作者の実体験を描いた本に「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」があるが、本書はこの実体験を下敷きに書いた作者唯一の(!)小説。
    相当に衝撃的内容であるし文章構成も巧みである。ラーゲリについてこの本しか読んでいなかったら間違いなく星五つ。
    が、同じラーゲリが舞台なのでどうしてもソルジェニーツィンの「イワンデニーソビッチの一日」と比較してしまう。自分自身でラーゲリを体験したソルジェニーツィンには負けてしまうので星一つマイナスで星四つ。

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    2022年10月03日
  • おもいでエマノン
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    短編集だが何といっても表題作が

    作者梶尾真治の代表作ともいえる短編集だが、何といっても表題作がいい。
    様々な形に応用できるアイデアのエッセンスが詰まった作品。
    特に終盤のプラットフォームの場面が衝撃的。最初読んだときはしばらく呆然としてしまった。
    他の作品は変奏曲。

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    2022年10月03日
  • 子連れ狼(4)
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    もう一人の主人公

    この作品のもう一人の主人公は当然のことながら大五郎である。第二十二話では、寡黙で透徹した死生観を持つ幼児として、悲しいほど健気な様子が迫力あるタッチで描き出されている。このシリーズが時代を超える名作となったのも、大五郎の造形の素晴らしさ健気さに負うところが大変に大きいと思う。

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    2022年10月03日
  • 子連れ狼(3)
    購入済み

    流浪の旅

    なぜ拝一刀.大五郎 父子が流浪の旅に出なければいけなかったのか、真相が明かされる巻である。舞台設定の時代が江戸時代初期のため、まだまだ血なまぐさい戦国の気風が残っている状態が感じられる。読み進めてゆくと半世紀も前のカップラーメンのCMを思い出してしまう。

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    2022年10月03日
  • 子連れ狼(2)
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    単なる勧善懲悪ではなく

    劇画コミックの最盛期の作品だけあって大変に迫力ある絵柄である。ストーリー内容も単なる勧善懲悪ではなく、原作者が考える非情までの武士道を余すところなく描きあげている。第十三話はその典型のような気がする。第十三話はその典型のような気がする。子殺しを思わせる、第十一話も同様である。

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    2022年10月01日
  • 子連れ狼(1)
    購入済み

    古典的名作

    半世紀も前に映画やテレビでもヒットした作品である。テレビでの萬屋錦之介がずいぶん印象に残っている。ホント久しぶりに読み返してみたが劇画最盛期の名作だけあって大変に面白い。大五郎が結構重要な役割を果たしていることに今更ながら感心する。

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    2022年10月01日
  • 夢で見たあの子のために【分冊版】 1
    購入済み

    雰囲気が

    暗い絶望的な雰囲気が最初から漂っている作品である。アチラコチラで暴力シーンが出てくるがギリギリにところでグロテスクにならずにとどまっている。復讐モノサスペンスものであるが話がどのように展開してゆくのかまるっきり予想がつかないところはいかにもこの作者らしい。

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    2022年10月01日
  • 戦争の中国古代史
    購入済み

    特に殷周の記述が魅力的

    この時代を扱った宮城谷昌光の各小説や司馬遼太郎の「項羽と劉邦」が好きなので、小説ではなく史実はどうなのかを知りたくて本書を読んでみた。新石器時代から夏 殷 西周時代の記述は、発掘物や甲骨文 金文の知見に元づた解説が多く大変に面白かった。しかし戦国時代以降は史記やその他の歴史書に基づく記述が大半で、宮城谷昌光や司馬遼太郎の小説の内容を再確認したにとどまってしまった。あとがきに著者は「殷周が専門」と書いてあったので、当然のことはと納得してしまった。

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    2022年10月01日
  • マリアビートル
    購入済み

    新幹線の揺れ

    この作者らしい、時系列をあえて入り乱れさせた技巧的な構成と軽妙な会話がとても目立つ作品である。使いつくされた舞台であるが新幹線車内という舞台は緊張感を盛り上げるのに適している。同じ作者の「魔王」でも描かれていたが、面白半分に人の心理や行動を自在に操る人物の造形が大変に際立っている。特にこの作品では「中学生」という形を取っているので悪魔的で更に目立つ。あまりにも真に迫ってうまく描かれすぎているので、嫌悪感を催してしまうほどである。
    ところで新幹線の揺れが大きな役割を果たしている。東北新幹線ってそんなに揺れたっけ?

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    2022年10月01日
  • 日本の分断 私たちの民主主義の未来について
    購入済み

    代表制民主主義の限界か

    本書で一番注目すべき点は、第一にアンケートの設問の重要性である。設問の仕方によってアンケート結果を大幅に操作することが可能である。「本音と建前」の節にはなるほどととても感心した。ポリコレにより、設問も回答も「建前」っぽくなってしまっている。
    第二にそのアンケートを二次元に展開した各種の図である。文章で書かれた著者の主張には賛否両論があるだろうが、アンケート結果を展開した各種の図には、それなりの説得力があるし、著者の主張とは違う読み取り方も可能である。
    本書の出版から1年半ほど経つが、後半第六章の記述は現状をそのまま説明していると言っても過言ではない。第七章の安全保障問題についてはウクライナ

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    2022年10月01日
  • 【分冊版】竜馬がゆく(1)
    購入済み

    永遠の青春小説

    この有名な司馬遼太郎の原作を、だれかが「永遠の青春小説」と評していたことを思い出した。これほど売れてNHKの大河ドラマにもなった原作なのに、コミカライズが初めて というのに驚いた。絵柄はやや癖があるが、落ち着いた出だしで次巻以降が楽しみである。

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    2022年09月15日
  • 淡河かれんは甘噛みするPINK(1)
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    あまあま

    ラブラブあまあまで全ページが埋まっている。この作者の画力から言ってストーリー展開に妙な技巧を凝らすよりも、ひたすら真っすぐラブラブ甘々を描くほうがいっそ潔くてよい。ただあまりにもこの路線ばかりをゆくと、結構早めに飽きられてしまうことがあるがさあどうするのかな?

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    2022年09月15日
  • 二十歳1
    購入済み

    絵がとても綺麗

    絵がとても綺麗である。デジタルツールを使った人物造形は、登場人物が皆同じ様になってしまいがちであるが、個性を出している所が良い。それに対してストーリー展開はやや安易でそれほど深みが感じられない。男にとって都合の良い展開が多い。

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    2022年09月15日
  • ド天然お姉さんと、ひとつ屋根の下1
    購入済み

    絵はきれいだが

    絵はとてもきれいで大家さん姉妹がとても美しく魅力的に描き出されている。しかし主人公があまりもゲスで全く共感を覚えることができない。これだけきれいな絵がかけるのにこのストーリー展開はとても残念である。

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    2022年09月15日
  • でびるち(1)
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    少年漫画風の絵

    少年漫画風の絵であるので、ストーリー内容や展開も単なる学園ラブコメ と思わせてはいるがしっかり伏線は張られている。最初の「悪魔」というストーリー設定が結構きついのだが、読み進めていってもそれほどドキドキシーンはなく安心して読み進めることができるが意外性には乏しい。

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    2022年09月15日
  • 白薔薇のフランケンシュタイン(1)
    購入済み

    儚げな美少女がヒロイン

    題名の「フランケンシュタイン」から化け物めいた怪物の登場を想像していたが、儚げな美少女がヒロインであった。どちらかといえば吸血鬼モノに似かよっている。ストーリーの舞台も展開も結構楽しませてくれるが、男性の造形やアクションシーンなどがはっきり言って拙い。ヒロインの造形がとても可愛らしいだけに残念である。

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    2022年09月15日
  • 略奪の悦び1
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    勧善懲悪ものと違い

    デジタルツールを使った絵柄がとても色っぽくきれいに描かれている。ストーリー展開はいわゆる悪漢物語、ピカレスクものである。このたぐいの話は普通の勧善懲悪ものと違い、主人公に相当の魅力がないとだめなのだが、この作品の主人公はその意味でマアマアかな。

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    2022年09月15日
  • 侠飯(1)
    無料版購入済み

    絵があると料理の様子が

    原作を読んでとても面白かったので、コミック版もあることに気づき読んでみた。絵があると料理の様子が実によく分かる。原作の雰囲気をよく伝えているコミカライズ版である。もっとも子分の火野の雰囲気は原作を読んだときと異なっていたが。

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    2022年09月14日
  • 侠飯
    購入済み

    第一作目

    出した本や映画が思いがけずヒットしたので、次々と続編を世に出しシリーズ化する というマーケッティング手法はたくさん類例があるが、本作もその例の一つである。またこのようにシリーズ化したものの大半は第一作目が一番面白い という傾向があるが本作もその傾向通りの作品である。サスペンスものとして読んでも結構意表を突く展開があるし、グルメモノ料理ものとしてもそこそこ高水準である。

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    2022年09月14日
  • 家政夫のナギサさん 3
    購入済み

    ベタではあるがいい話

    家政夫が母親をたしなめるという、ベタではあるがいい話であった。現在は大半の母親が子供を預けて働いているが、幼児期の心の問題というものを考えさせられる作品である。絵柄はやや動きがぎこちないところがあるが、アクションシーンなどがないのでまずまず許容範囲内である。

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    2022年09月11日
  • 不死身の特攻兵(3)
    購入済み

    悪名高い冨永少将

    悪名高い冨永少将が登場し史実もそうであったであろう憎々しいふるまいをしている。今も昔も注意すべきはマスコミの役割である。この作品でも戦意高揚のためのみの役割をしているように思える。本来の役割は事実.真実の報道のはずなのだが。

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    2022年09月11日
  • アイの物語
    購入済み

    特に第6話がいい

    おそらく作者山本弘の代表作と思う。この作者の小説は時々説教臭が鼻につくことがあるがこの本はその点が薄めで読みやすい。
    特に最近進歩が顕著で身の周りにあふれ出し始めているAIの未来像 その光と影を描き出し問題提起している。もちろん単なる啓発書ではなくSF小説としても素晴らしく面白い。特に第6話の最終行など、出来のいい映画の一画面を見るような思いがした。

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    2022年09月10日
  • 悪の糸 1
    購入済み

    よくこなれたストーリー

    実際にこんな人いるよな と思わされるほどよくこなれたストーリー。 主人公があまりにもお人好しのように描かれたいるが、恋に夢中な男にはありがちのことかもしれない。 絵がきれいではあるが、線が固めなのが少々気になる。

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    2022年09月10日
  • 悪の糸 2
    購入済み

    実は という話

    とても幸せそうな結婚間近のふたりなのだが女の方が実は というたまに聞く話。
    絵柄が丁寧ですっきりしているので話の内容もよくわかって読みやすい。
    この巻ではもう一人の詐欺師の位置づけが不明。次巻以降に興味をつないでゆく。

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    2022年09月10日
  • 鉄鼠の檻(1)
    購入済み

    原作がそのまま絵になったよう

    原作を読んだときに頭の中でぼんやりイメージしていた光景がくっきりと目の前に浮かび上がってきたような感じがする。原作で読み落としていた部分がコミックを読むことによって再認識できたところもあった。
    たださすがに原作の古文を用いた幽玄な雰囲気の完全な再現は困難であった。

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    2022年09月10日
  • うちの姉ちゃんときたら!(1)
    購入済み

    学園ものコメディ

    癖のある姉を持った三人の男子高校生の学園日常生活を面白おかしく描いている。
    個々のエピソードは結構あるある なのでそれなりに面白い。もっとも大きなストーリー展開があるわけではなく いろいろな話題の積み重ね という構成。
    絵柄は少々粗い。

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    2022年09月10日
  • 15才 (1)
    購入済み

    絵が可愛いけれどもバランスが悪

    どの女の人もかわいいけれども、ところどころ体と顔のバランスの悪いコマがあるのが気になる。ストーリーはいわゆるガールズラブもの。15歳の女の子の背伸びが愛おしい。大きな波乱があるストーリーではなく日常生活中心なので安心して読める。
    どちらかといえば絵を楽しむコミックである。

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    2022年09月10日
  • センゴク 超合本版(1)
    購入済み

    勢いがある

    絵柄にもストーリーにも勢いがある。
    お世辞にも綺麗、丁寧とは言えない絵柄であるが、物語の勢い 熱気を表現するのには最適である。ストーリーも史実を下敷きに 想像を思いっきり羽ばたかせている。
    その中でも信長に仮託したセリフ「失敗を恐れ行動しないのは悪。失敗を隠し取り繕うのは極悪。」は、安定 無気力に陥りがちな今 響く言葉である。

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    2022年09月10日