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切れ味はいまいちだが
題名のとおり食べ物をテーマにしたショートショート集。
一般的な見方として、ショートショートの味わい 値打ちは 最終行一行で決まる。となっている。
その点ではこの本に収録された各篇の最終行の切れ味はいまいちのものが多い。
しかし、優しい 楽しい 雰囲気の作品が多く、そちらの方で楽しめる。
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久しぶりのショートショート、読んでみてなかなかのものだと思っています。
星新一さんの孫弟子…そういうくくりなのかなぁ??とも思いますが星さんを思い起こさせてくれます(と思って調べてみたら星新一さん唯一のお弟子さんの弟子さんなのだそう)。
読んでいくにつれてちょっとぞくっとしたのですが、読後は
本当にマルシェ(市場)に行ったようなきぶんになれました。また読みます。
Posted by ブクログ
食にまつわる18編の短編集。
くすっと笑えたり、ほんわかしたり、ゾクッとしたり、バラエティーに富んだ短編集でした。どれも発想が面白かった。
お気に入りは「カフェの素」「捜索料理」「差し歯」。差し歯、自分なら普通のものでお願いしたい。。
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表紙からほっこりしてかわいいお話を想像していたら…
どれも不思議な感じの話だった。
羊涎琥とか鯛の鯛とか、本当にあるの?か気になった。
個人的に好きなのは「ネコの芽」「キープ」。
他の著書も読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ
ダジャレが多いです。
社会風刺とかではなく、ユーモア重視の話です。こんなアイテムあったら面白いね。という空想が多いです。
文章は読みやすいので、息抜きに一話、と読むにはちょうど良いです。お気に入りの作品を探すのも良いかもしれません。私のお気に入りは踊茸。
あと何個かカニバリズム的表現があります。
Posted by ブクログ
手軽に楽しめて良い感じ♪
結構ダジャレが多かったように思いますが「なるほどね~」と思わせるオチもあって、クスッとしたりほっこりしたり面白かったです。
私は好みでした。
Posted by ブクログ
チョコになった女、ネコになる山菜など『食』にまつわるちょっとおかしな短編
この短編のテーマのほとんどがダジャレみたいな言葉遊びです(たとえば、トウモロコシならぬ、トウモロコ歯。とか、創作料理ならぬ、捜索料理、とか。トウモロコ歯は"ポップコーン''にならなければ欲しいかなぁ(^_^;))
思いつきそうだけどなかなか意外性のある発想が、数ページで纏められているのでサクサク読めます。
切り取る世界は長編と違ってほんの一瞬。しかも、常識から『ちょっと離れた』面白い世界。常識から離れている分、『作者は一体何を書いてんねん』となりそうなものを、ちゃんと読んでいる"私たちの世界"から離れることなく、短く、緻密に、軽快に書いてくれています。(起承転結でいうところの"転"が薄く、ドラマティックな類のものではないところは不満に感じる人も多いかもしれないです。)
スパッとオチをつけて終わっているのは良い。読後にどんよりしたくない方、安心してお読みください。短編にそんな恐れを抱く人はそんなにいないのかもしれませんが^^;
ちょっとネタバレになるけど、何となく好きなオチを書きます。気になったら読んでみては?
『ネコが浸かる水槽の中に重曹をたっぷり入れるようにしてみるんだ。ゼンマイみたいにアク抜きできやしないだろうかって。』
『いっそこのまま、きみでフォンデュになるのも悪くはないさ』
キャベツサイボーグ、おそるべし(?)