yoshiさんのレビュー一覧
レビュアー
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驚き
一気に読んでしまいました。ラスト、「ここで終わり⁈」と驚いてます。
最初は「怒り」をどのように扱うのかと不安でしたが、アンガーマネジメント(怒りのコントロール)が根本的な解決方法で描かれていて、それも驚きました。
人との分かち合い、相互理解、受容された感、そういうものが描かれていたんだと思います。
作中に出てくるペルーの太陽の神と月の神の会話や、動物の描き方が、この作品の背景を伺わせます。
人は良いこともする、
そして天使と悪魔の感情を持つ、、そんなことが、ファビアンの犬や、鳩を助けようとした子供ミゲールからも伺えるからです。
また、他者の不幸を見てニヤリとする感情も、 -
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遊びマターだけどな
ファンタスティックな時代物の、、
性的抑圧の中で生きる若者と社会的抑圧の中で生きる若者と自由を謳歌する若者とそれらを強いる周り。 -
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ナルサス完璧
前回に増して楽しい展開になってきた。
全てを奪われるかに見えたアルスラーンの受け方が見事。人としてかくありたしと思えるほどの。
そして彼に付き従う人々。
次の場所でのあっという間の成功は彼の運の良さとも言えるのか?
一方で銀仮面の淡い恋は今回も悲恋としかいいようがなく。イリーナ姫は無力だなぁ。助けてもらうことを考えての行動だから。
闘うことを選び、颯爽と行動する者に天は祝福を与えるのか?
それから、一巻でナルサスがエラムをギランの友人に預ける、と話してる(43р)部分があり、この作者は始めから一体どこまでストーリーを描いていたのだろう、と驚いた。 -
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ミステリーでサスペンスな展開
底冷えのする話だった。
ありとあらゆる犯罪がミックスされ、分析しようとしたらもう一巻必要なのではないかと思う。
今回のテーマは自己重要感だろう。
人はそれを満たす為に生きているとさえ言われるほどの一人一人にとっての大切な気持ち。
ただ、その周辺にあったのは、真実なんて人の数だけある、ということや、完全に正しいだけの者もいないということ。特に後者が浮き彫りにされたように思う。
なお、敢えて露骨な表現をしなかったさくらちゃんの悲劇。他人にしなければ、身内ならば捕まらないというのもおかしい。犯罪行為だと思う。
また、食品アレルギーへの無理解。
アナフィラキシーを起こす人が体 -
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【閲覧注意】リアル拷問シーン有
こんな時代に生きてなくて本当に良かった。
美容とかスイーツとか冷暖房とか電子メールとか携帯とか車とかエスカレーター、エレベーター…
そういう文明がなかった時代の集団の…
武器も国家もなかったら、みんな平和に幸せに農耕しながら暮らしてたんだろうなぁ。
※今回は戦争でザックリ人が消えてくのみならず、トラウマがある人にはちと厳しい描写があります。困ったな。分かってたら見なかったのにな。
こういうシーンがなんてことない人には特に記憶に残らないかも。
なので、閲覧注意と書かせて頂きました。今までの比ではない。何度も出てきた人物がその内心の言葉と共に描かれるから、、、
電 -
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意外な人物に惹き込まれた
クリスティナには同情しかない。
自由に生きる術を持たない若い美人、親の圧力…
美しさゆえに天真爛漫に育っていたから、人の悪意を見抜くのに遅く…。
早く心が癒えて幸せになりますように。
と願わずにはいられなかった。
そして、クライマックスはそこじゃなく。
老いてもなお、本物の騎士だった人が夫になったことは、彼女にとっては救いになったみたい。
たとえその間に恋人が離れてしまったとしても。
彼は立派な愛と誠の持ち主で、見事な生き様だったみたい。ものすごく惹かれた。自分のエゴの為ではなく、傷ついたひとりの若い女性を守り、育て、自立させようと導く…
オビワン・ケノー -
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クリスティーナアルナカミラアン
女の生き様が限られていた時代は
まぁ、こんなものだったのかもしれないなぁ
などと想い巡らしてしまう内容。
ロマノフ家か、ハプスブルク家か、
はたまた江戸の大奥の入り口か。
古今東西、女性の顔は朝昼晩と変わるもの。
それにしても不幸なカミラは頑張った。
ところで、2巻でアンがケイが成り代わってたアーサー王に挨拶をする場面で、「姉と昔は毎日のように遊んでもらいましたね。ケイ様、今はアーサー様とお呼びした方が?」と言った理由が5巻で判明。
ケイを知ってたワケね。
クリスティナは好きな男と引き離されて、どうでも良くなって誰とでも寝るようになってしまった -
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桐山くん、幸せだねぇ
全編を通じて、彼が幸福を噛み締めるお話でした。
ただ一生懸命に生きてるだけの比較的普通の女の子、ひなちゃんを神格化してるような気はするけれど、実際に深く深く心を開いて受け止めていくと彼女の強さや輝きが人の生きる力になるほどだったりするのかな。
これから商売をしようというあかりが意外にもしっかりとしていて彼女は彼女なりの育ち方をしてきたんだなと感じさせられるシーンが好き。
書き出しの宗谷さんちの描写では、彼が既婚者子持ちなのかと驚きました。そうでなくてなんとなくホッとしました。
相変わらずな研究会の面々。
すごいトーナメントになっています。
続きがとても楽しみです。
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昭和的な…大家族の助け合い
なんだかほわ〜〜んとする。
音まで脳内再生されるような縁側。
赤ん坊をみんなで見る昭和の子育て。
当時は道路にこんなに車が走ってなくて、鳥や虫の声がして、台所からの匂いが漂ってきてた。
人々はもっと近くて、煩わしさもあれど、協力もし合い、感情がもっと生々しかった。
叔母が赤ちゃんにおっぱいをあげる姿も恥ずかしいものではなく、日常のありふれた世界だった。
なんでこんなに壁に囲まれ機械の騒音だらけの暮らしをしているんだろう。
ここに描かれている静けさがちょっと羨ましい。こんな日本になら住みたかったな。
あと、鈴音の立場からよくある展開を想えば、女主人をどけて -
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ファンタジー
童話みたいな温かさと柔らかさと優しさと奇跡。
あり得ないことがさっくりと描かれていて素敵です。
それに、言霊の実現。
なんか分かる、と思ったら、体験済みでした。
事件を契機に老婆のようなシワシワの顔になってた私に、毎日「可愛い」と言って救ってくれた人がいました。わずか半月で顔が変わり、幸せそうなツヤツヤの顔になってました。
嘘でもいいから、パートナーに良い言葉をかけ続けると、それは本物になるようです。
キリンの話、作者が想像したであろう寂寥感がそこはかとなく漂ってきました。主人公の背景と相まって、より際立ってました。
ひなちゃんと高橋君のモデルらしい2人組 -
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はぐの覚悟とか。
真山がリカを選び、あゆになびかなかったことが残った。
女性としての美醜は明らかなのに、確かにそれだけじゃなくて、ちゃんと中身を見る男性がいるんだなぁっていうのがなんかジワジワと来てる。
3月のライオンでの描写を含めると、原田リカって人物は心身共に深く傷を負ってるけれど、性格は元来野生的で、慣れると話さなくなり、外国語もデザインの仕事も出来るキャリアウーマンでもあって、好きな人の思い出にしがみつきつつもクリエイティブなことができる人…
…あゆより魅力的なんかな、やっぱ。
あゆはガサツな美女、ってところ?
純粋で若くて……
スレた野宮には光る宝石?
はぐに対する描写に
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