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読んだ後、心が温かく優しい気持ちになりました。どの話も誰かを大切にしたい気持ちや人の弱さなどの表現がとても丁寧に描かれていて、羽海野チカ先生の作品の原点がここにあったんだなぁと思いました。
羽海野チカファンの人やそうでない人にもオススメしたい一冊です。
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「ハチミツとクローバー」のアニメがよかったので、買った。
この本の印税は、東日本大震災の義捐金になるってことなので、買ってあげてくださいm(__)m
いやあよかったよぉ。
生きることに純粋である、そういう大事なことをそっと描いている。純粋であることは、わかりすぎることで、だから自分の存在に不安になる。そういう子供だからというだけで片付けられないジレンマ。きっとそれに答えはない。
「冬のキリン」の草太は、無力が自分がカセであることにとまどう。けれど「スピカ」の美園は自分で踏み出し、戦う。
答えのないものは、結局自分で答えを見つけるしかないのだ。
思わず、自分自身はこんな風に誠実に生きているのだろうかと、反省してしまったよ<汗
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うわああんやっぱり羽海野さんいいよぉぉ!!どれもとてもいいんだけれど、あえてあげるなら「スピカ」と「はなのゆりかご」でしょうか。
萩尾望都などに読み馴染んでいると、トゲ谷博士が大切にしているモリーは、既に死んでしまっていてその似姿の人形か、博士の妄想の存在か、感情のないロボットか…。と心配しながら読んでしまったんですが、ハッピーエンドでよかった!!博士もモリーも砂糖菓子の国の住人にならなくてよかった!!
余談ですが、「可愛いモリー」は、高尾滋「人形芝居3」のパースレインの「ぼくのマリー」に匹敵すると思います。きゅんとする男の子の台詞の二大巨頭。
「スピカ」も、好きなものに一生懸命になる真っ直ぐな気持ちが気持ちいい。切れるほどせつない。好きなことを好きなことをずっと大事にして生きていきたい。
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「ハチミツとクローバー」「三月のライオン」の羽海野チカさんの短編集。野球少年とバレエ少女の恋、少年と探偵と緑の犬、気難しい博士などなど。様々な暖かいお話がもりこまれた作品集です。買って損はありません。
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一つ一つが好みでした。
キオのお話・・・とってもかわいくてほっこりしました。緑の犬飼いたい。
夕陽キャンディー・・・たった6ページなのにやられた。先生イケメンすぎです!
スピカ・・・ヒロインかわいい。だがそれ以上に主人公の高崎くんにホレた。
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優しい気持ちになりたくて、この作者の本を手に取りました。
「3月のライオン」はずっと読んでるので、作者のことを知ってはいました。
優しい線、丁寧な口調、こんな人になりたいと思う程魅力的な人達が出てきます。
でもこの優しさは色んな強さを持たなくてはならないのだろうと、わかります。
人の事をあきらめてしまっても、優しく出来るかもしれませんが、お話にでてくる人達は、あきらめず強くなっていった人のような気がします。
感動しました!
「ハチミツとクローバー」
「3月のライオン」
この2作品を読んだことはありましたが
本作品は初めて購入しました!
羽海野チカ先生の漫画ファン必読です!
ファンタジー
童話みたいな温かさと柔らかさと優しさと奇跡。
あり得ないことがさっくりと描かれていて素敵です。
それに、言霊の実現。
なんか分かる、と思ったら、体験済みでした。
事件を契機に老婆のようなシワシワの顔になってた私に、毎日「可愛い」と言って救ってくれた人がいました。わずか半月で顔が変わり、幸せそうなツヤツヤの顔になってました。
嘘でもいいから、パートナーに良い言葉をかけ続けると、それは本物になるようです。
キリンの話、作者が想像したであろう寂寥感がそこはかとなく漂ってきました。主人公の背景と相まって、より際立ってました。
ひなちゃんと高橋君のモデルらしい2人組も、言葉の力の影響を受けて、どう立ち向かうかってお話。
ポジティブな言葉がけは人を幸せにもするし良い魔法にもなるけれど、ネガティブな言葉は…
受け止める方はしんどいよね。それで成長するならそれはそれだけど。
温かさと冷たさ、どっちを表現するかで周りが変わるなら、温かい言葉だけを発するようにしよう。
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3月のライオンは知っていたけど、羽海野チカ氏を知ったのは偶然見つけた本作。
絵が可愛くて、ほんわかして、心がほっこりします。
スピカが1番好き。
素敵な一冊
「3月のライオン」「ハチクロ」を見て優しいストーリーと絵本のような絵のファンになり、悩んだ末に購入しました。初期の短編集…どうだろ…と思ってましたが、買ってよかった…
色んな海野先生の作品が見れて嬉しかったです。
どのお話も素敵でした。
どのお話も楽しめました!本当にマンガというものが大好きな作家さんなんだろうな。それがすごく伝わってくる、キラキラした作品群です。
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短編ながらも羽海野チカさんのエッセンスが感じ取れる1冊。人の心の機微を丁寧に描くスタイルはずっと変わっていないんですね。羽海野チカさんは思考が人よりもずーっと深いところまで到達出来るからこそ、そしてそれを言語化、漫画家出来るからこうした作品を描けるんだろうなと思いました。
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漫画にしろ小説にしろ、やっぱり何だか、短編っていまひとつピンとこない。そもそも『3月』は大好きだけど、『ハチクロ』は全然、って時点で、ものすごく期待していた訳ではないんだけど。思っていたよりは楽しめた、くらいの感じ。
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スピカ好き
はなのゆりかごも好き
※タイトル?って感じだけど
好きなものがあるのは悪いこと?
失敗したら笑われる?
テーマとしては好き
セリフまわしはやっぱりちょっと読みにくいけど
ただ全てハッピーエンドなのよね
影が濃いほど光が強い
背景が書き込まれてると、押し出される
って話も好き
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3月のライオンは好きなんだけど、読むのにパワーが必要。この短編集は、羽海野チカさんらしいテイストはありながらも、短編なだけにそこまで重くなりすぎずに読めるのが良かった。そして、短いページの中でもしっかりとキャラが生きていて、まとまっているが素直に凄い。
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どれも絵も話も可愛くて、羽海野先生の原点なんだなあ、って感じ。でもやっぱり羽海野先生の良さは長編での人間ドラマにある!と思う。つまり、短編だとホント短すぎて十分に描ききれなくなっちゃうから、勿体ない。
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羽海野さん!羽海野さんじゃないの!!!!!!
…と、書店の新刊コーナーでみつけて即手にとりました。
(同伴してた人にいつ手にとった?!って言われた…即です!笑)
10年前くらいの短編の詰め合わせですが、昔からずっと変わらず優しいお話を描く人なんだと知りました。
こういう、美し過ぎるものと、その正反対のものをちゃんと描ける、なんていうかな…感じたものや吸収したものをちゃんと咀嚼して紙面に出せる、っていうのかな?
紙面にちゃんと人間がいる感じ。
羽海野さんのお話を読むと、誰か(登場人物や、自分以外)になれた気がするほど、ぐっさりくる。
わたしにとっては「凄い人」なんだけど、そんな凄い人は何を見て何を感じて何を飲みこんでるんだろう、ってのは常々気になるところで、羽海野さんはそういうのも紙面に忍ばせてくれるから、なんかお礼言いたくなる感じです。
や、ほんと素敵な人だわ、羽海野さん。
わたし羽海野さんの作り出す漫画も大好きだけど、きっと羽海野さん自体が好きなんだと思う。お友達になりたいレベルで。
ステキな女子だと思います。
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『ハチミツとクローバー』の羽海野チカの、初期短編集。
“羽海野チカがデビュー当初、各誌に描いた珠玉の短編をついに集約して一冊に…。少年探偵・バレエ・ショートストーリー・エッセイなど様々なジャンルを集めた短編集!”
◇冬のキリン
◇スピカ
◇ミドリの子犬
◇はなのゆりかご
◇夕陽キャンディー
◇イノセンスを待ちながら
筆者独特の、ほんわかするけどちょっと切ない気持ちになる、絵本のような短編作品が収録されています。まさに羽海野ワールド。初期作品といっても、どれも完成度高いです。
特に、表題作の『スピカ』と『冬のキリン』、『はなのゆりかご』が好き。ちょっとBLの雰囲気が入った『夕陽キャンディー』もよかったです。ラストのエッセイ風コミック『イノセンスを待ちながら』からは、押井守作品に対する作者のオタクぶりがうかがえます。
最後のページに小さな文字の直筆で、『この単行本の印税は全て東日本大震災により被災された方々と、被災地の復興のためへの義援金とさせていただきます』と。
なので、価格もリーズナブルだし、新本での購読をオススメします。
もっと読みたいという気持ちを込めて、☆☆☆☆☆寄りの☆☆☆☆。
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心にじんわり染み込むイイ話(TT)それに登場人物たちの表情がとってもステキ!!最後の印税はすべて東日本大震災の義援金にするというところで、更にグッときた!
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羽海野チカの初期短編集。2000年から2004年までの、ちょうどハチクロの連載初期と同時期の作品。羽海野作品がアニメ化、映画化された時は、主題歌や挿入歌でスピッツの曲が選ばれることが多いのだが、今回はタイトルにスピッツの名曲「スピカ」の名前が冠されている。
スピッツの「スピカ」には「幸せは途切れながらも続くのです」という歌詞の一節がある。苦しさやつらさを乗り越えて自分なりの幸せをつかんでいく羽海野作品の登場人物たちは、「スピカ」の歌詞の一節を体現している気がする。
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いちいち切ないのでもう勘弁してほしい…バレエっ子だったので「スピカ」びんびん響いたけど、一番きたのは「はなのゆりかご」かな。不器用なひとの気持ちが押し寄せてきてもう勘弁してほしい。
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キリンの話でいきなりグワーっと心わしづかみにされてからの、
バレリーナを夢見る女の子と野球男児との甘酸っぱい青春模様にキュンキュンしーの、
探偵少年が頑張って博士の苦悩と感動エピソードが涙を誘いーので
羽海野先生のばかっ!☆コツンッ
ってなります。
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どれも面白いけど、なかでも白眉は「はなのゆりかご」だろう。チャップリンの「街の灯」を思い起こさせる話で、ベタだけど泣かされる。羽海野チカが描く南雲しのぶを見られたのは思いがけない収穫w
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「森山中教習所」の次に読んだもんだから、「ああ、これよ!マンガってこうよ!」と、ホームグラウンドに帰ってきたような気がした。表題作の「スピカ」が少女マンガらしくてとてもいい。BL系の「夕陽キャンディ」も良かったなー。
Posted by ブクログ
ハチクロ、ライオン、と羽海野ワールドにそれなりにどっぷりハマって、新刊が出るのが待ち切れなくてたどり着いた原点スピカ、という感じ。
まっ白く心が洗われるような題材とタッチ。羽海野さん好きには大満足の短編集です。
ナチュラルなロングヘアに真っ直ぐ伸びた細い手足、特別美少女なわけじゃないけどすっごくかわいい女の子。バレリーナなヒロインを見てハチクロの山田さんやライオンのヒナちゃんを思い出しました。彼女たちみたいに健気でいとしい不器用さのある人間でありたいと感じました。