感情タグBEST3
アルテの魅力全開
前巻まで少しなりをひそめていたアルテの魅力が、一気に爆発するような印象の巻。言葉の壁も文化の違いも乗り越えて頑張る姿がアルテらしくて元気付けられる。
どう表現すれば…
母との対話が難しそうだったものの、本音を聞き出すことが出来て何より。
貴族の女主人は現代に置き換えると経営者だったのだ。
結婚が自由ではなく、師匠とも離れて、絵のみで生きることになったアルテ。
男性は仕事と結婚が当たり前なのに、女性にはほぼ選択肢がなかった時代における女性の自立の成功例。
才覚と努力と覚悟と精神の強さと運の全てを使って全力で生きてるアルテは王女にも劣らずすごいオーラがあるのだと思う。
Posted by ブクログ
解り合えないまま別れていた母親ともついに和解。子供の目線からはどう見えようとも、やはり母親は母親でした。それに比べてこの家の男共ときたら…。次はいよいよ新天地・カスティリャへ。と思ったら、年単位で時間が飛ぶというまさかの展開。
家族の絆
いつも楽しみにしているアルテ。
今回も母と家族の愛と絆の描き方が素敵でした。
自分も母になったことで色々なことを振り返ってしまいました。やはり母は偉大です。
さあアルテの新しい人生がスタートしました。
今後がとても楽しみ😄
共感して
いい歳した私ですが,母への距離感や付き合い方等に、共感して考えさせられました。
ふと,こんな風にきっかけを待っていたのかなと感じアプローチしてみようかと思うのですが笑
Posted by ブクログ
私は決めることが嫌いでフラフラと立ち回ってきたけれど、年齢と立場がそれを許してくれず、仕事において決断する機会が増えてしまった。私がフラフラすれば続くものが困るし、そんな状況を上も望まないだろうから、仕方がないと思って、なるべく間違った選択をしない様に心がけている。上手くいっているかは知らない。
大人になるというのは、無限に存在する可能性の中から選択をする、他の可能性を捨てる覚悟を決めるということなのかもしれない。アルテが随分と大人になった。これからの活躍も楽しみです。
母の愛を知る
母の言う事を聞かず家を飛び出し、嫌われていると思ってた母親からの愛を知り、絆を結び直す話だった。
それから、イレーネの祖国の王宮にて、また初めから立ち位置を確立する為の日々が始まる。
Posted by ブクログ
誤解はいつか解けるものだと。本当に思っているのならば。
アルテと母の再会。
…そういう時代だった、という面と、この二人の性格(笑)が原因っていう面でこじれてたなぁ、と今なら思えるわけで。
それはそれとして、一個の個人としてアルテの母は好感がもてる人ですね。
揺るがぬ信念を持ち、彼女なりに最善を考えて行動できる人。確かにアルテと違う意味で当時らしからぬ人のように思えます。
同じ場所で同じように生きていくことはできなくても、お互いの幸せを願いながら時を重ねていけるのなら、それは幸せな事だろうな、と。
そして舞台は変わり……こんな遠くまでくるなんてねぇ、色んな意味で。
相変わらず波乱万丈な日々がまたしても、って感じですが…何やら新キャラが…?
さらりと読めた
母親との和解、宮廷画家としての一歩を踏み出し
ここからアルテの人生がどう変わるかという転機のエピソードだった。
あくまで話と話の繋ぎという感じだったけれど、欠かす事のできないエピソードだったと思う。