感情タグBEST3
最終回が近づいてきました
今巻…アルテの出番は少しだけ。師匠のレオの過去が語られる巻です。
アルテが絵を描くシーンがグッと減り、最終回が近いのだろうな…と思ってましたが、巻末のあとがきで作者から『最終回が近づいてきました』と告知があって「やはり…」という心境です。
…予想通りのハッピーな終わり方をして欲しい。
すごく辛いけど前に進む覚悟
レオさんの苛烈な過去のお話。
そこに登場する見たことのある女性は親方のお嬢さん。
後に彼女もすごい苦労するのよね。
だけどアルテ達が助けた。
この親方の個性が今までどの漫画でも見たことのないタイプで印象的。頭が良くて要領が良くて徒弟を抱えるという「接待」までこなしてたとは。
そこで自分を鍛え上げたレオ。
愛を求めず、自立、プライド、生き延びることを求める子ども時代。
アルテも機敏に動く気持ちを持ちつつ、じっと耐えて待つことを覚えて大人に。
2人の再会はどんな風になるのだろう?
ボロボロのレオさんとお金持ちのアルテ?
必死に危険をかいくぐって突っ込むアルテを偶然助けるレオさん?
どんな再会になるのだろう?
終盤って言葉があったので、2人の再会までかなぁとなんとなく。
2人は後にどんな仕事をするのだろう?
あれこれ妄想してしまった幸せな読後。
ありがとうございました。
Posted by ブクログ
フィレンツェ陥落、からのレオさん過去回。アルテとはまだ再会できず。どうやら徐々に終わりに近づいているようなのですが、これはちゃんと再会エンドで終わってくれるんでしょうか
匿名
レオの過去
レオ親方の過去編に突入しました
かなり辛い境遇だったみたいで見ていて心が痛い…
エッツィオさんも優しそうな見た目と裏腹にレオのことをシンプルに利用としていたのも辛いけど、レオにとっては当時唯一縋れるものだったんだなぁ
Posted by ブクログ
アルテ中心の物語は、いったん師の昔話へ。まだ途中だけど、どうしても本編に比べると…と思えてしまう。しかも作者あとがきを見ると、何と終わりが近いと⁉なおさら、本編をもっと!と思えてしまうのであった。
匿名
クライマックス予告。
が出ましたね。
ということはアルテの再訪フィレンツェ編は意外と短い、と。
この辺りの歴史は然程詳しくないのですが
17〜8世紀の手記や物語を読むと
かつて弟子だった親方に起こっていた貧困が彼一人でなく
ほぼ都市全体を覆う貧困であったことが伺えます。
二十世紀までは都市部に仕事があっても満足行く賃金を貰えることが少なく、それでも人手不足と農村部落の飢饉から人が押し寄せるので
低賃金と低待遇が拍車を掛けていました。
また報酬は一日働いても灰を混ぜて焼いたパン、苦いお茶2杯それが全てで住宅不足から寝床も無い実態だったようです。
なお乞食はオレンジの皮を甜め泥水を飲む生活が主でそれでも日雇いがあれば生きられますが大体が危険で不潔で重労働であったので続くことなくしかし辞めれば次はなく病気や怪我に悩まされ続け仕事から放り出され路上で生命を終えるのがそれでも全うな庶民の生活でした(市民階級は別)。
何が言いたいかというと屋根の下で重い物を運ばず飯が出る徒弟なぞすでに特権なのですね。
実際どこかの役人の息子とか富貴の庶子とか兎に角コネクションがある子がありつけるポジションだったように思います。
物語では絵画の情熱故に不利な徒弟をやっていく流れですが
当時だれしもこんなチャンスがあれば絶対に手放さないでしょうね。