感情タグBEST3
楽しい
続きを考えたくなるような終わり方のショートショート。
意外性の連続でとても楽しめました。
どの話も印象深いのですが、視点を変えて見える世界が天才的な描かれた方で、人間にとっての解釈と他の生物にとってのそれの違いなどは小気味良さすら感じました。
「書標」のおすすめ通りでした
「かつて少女小説ではじめて新井素子さんの衝撃に出会った方にはより楽しい再体験ができる一冊」は嘘じゃなかった。あとがきのいつものセリフさえ愛おしい。コバルト文庫の頃のファンに、「吾妻ひでお」のキャラだった新井素子をご存じの方に、おすすめです。
Posted by ブクログ
いやー、この人はいくつになっても文体が変わらないのが帰って不思議だ。
まあこの文体でないものもいっぱいあるけど。
後書きのお約束もきちんと守られていて律儀。
こんな感じだったかな?
若い頃にコバルトシリーズを読んでいて、めちゃくちゃ面白くて夢中になったはずなのですが、新井素子さんの作品から離れていたこともあり、
こんな文体だった?という印象で、読みずらかったです。自分が年をとって好みが合わなくなっただけだと思います。通りすがりのレイデイも今読んだら楽しめないのかなー?なんて思ったりしました。長編と短編の違いはあれど、この文体ならあまり読む気にはなれないです。
素子ワールドだからね
私が素子さんを知った頃は「短編なんか書けない」と、仰っていたかと思いますので、短編集を楽しめるようになるとは(当時は)思っていませんでした。
素子さんが20代の頃からのファンならご一読をお勧めしたいと思います。
あの頃の新鮮な果汁の瑞々しさから、熟成されたワインのような味わいになっているのではないかと思います。
いずれにせよ、素子ワールドをお楽しみください。