cazumixさんのレビュー一覧
レビュアー
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慮る
これはギュッとくるものがあります。一巻目はまだまだ友達、ちょっと友情部分ばっかでBL要素もうちょい欲しい〜からの本巻でやーっと気持ちが繋がったわけですが、、昨今のBLの一般的な相場(と言っていいのかわかりませんが、個人比で。)には珍しいくらいのドピュアさ。だからかな、とってもリアリティ感じる。航平のよーにいわゆるハンデのある人生(と言う言い方自体もしていいのかわかりませんが)、その身になってみなきゃ分からない、本当ですね。同情は容易いけど「その身になって」考えることはなかなか出来ない。太一が濁りない実直(やや押しが強くてウザいくらい。笑)な性格だったから航平も頑なさを捨てれて良かった!
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BLじゃないオメガバーズ
って設定(実は興味はありませんが。笑)初めて読みました。杉山さんの作品いくつか読んで女の子がいっつも小動物みたいでキャワイ〜とか思ってたんですが、ノエルはなかなか筋が通ってて逞しくって惚れます(笑)。幼なじみヒロくんとの淡い恋が握りつぶされちゃった感が否めませんが、まぁ我がままボーイの信長を好きになるんでしょうな(笑)、って恋心分からないピュアっ子か。
さてチラリと新撰組登場してきてますね、これは面白い展開期待しないわけにはいかないデショ!沖田さんどんな人設定かな〜♡
ところで本作まだ少女漫画カテゴリに分類されますか?な割に結構サービスショットが多めですが、昨今これくらい普通なんですね、時代だ -
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今更でしょうが、、
良い!この世界観大好き、樋口先生も大好き!今作の主たるテーマが礼の根底と仕事含めアートですが、小説ってアートですよね〜と強く思います。作家の手から離れた作品は一人歩きして受け取り手の捉え方次第で生きもすれば簡単に死んだりもする。作中のデミアン(私自身大した知識はなくとも美術鑑賞、アートは好きです)全ての芸術においての作家さん(ないところから何かを生み出す力)の総代表みたいで、繊細なのに不器用すぎて、、めちゃくちゃ泣けました。シリーズ通しての根底のテーマは「寂しい子供たちと愛について」でしょうか、それぞれの成長も涙無くして語れない(読めない)、深く良く創造された世界だと惚れ惚れします。とゆーのも
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精神的な虐待
結構Mっ気があっても(笑)イタイ初めの1・5冊。エドには愛情があるんでしょうと予想(期待)しつつも礼の境遇があまりにも酷くね?って思っちゃう。最終的に報われるんだとしても、ねぇ。実際は大魔王かと思われたエド自身もおしん(古っ。笑)かってくらいの「耐え忍ぶ愛」でしたが。でも樋口さんの筆力ですね、結構展開キッツイのに読むの止められなかった☆これは名作〜♡
と前回読んだときにレビュって今回再読しての追記(しつこい。笑)。このシリーズは最低2回読み返すべき、初読みで見えなかったものを再読した際にその一々の現場に「嗚呼っ」となりますから。英国貴族の誇りや縛られた世界観も2回目には「ですよね」とストンと