みんな私の中身なんか知りもしないし興味もないくせに。
そんな空虚感を感じながらも、
一週間に一回、彼女は誰かの「彼女」になる。
そうして、都合のいい女を演じる。
「幸せな家庭」を手にすることができなかった雪。
将来に何の望みも抱けず、メイクで火傷の痕を消し、己を偽る事で生き延びてきた。
そんな彼女の選んだ仕事は「彼女代行」。
最初は雪の客として出会った壮太だったが、次第に雪に夢中になってしまう。
しかし、家族に愛されて育った壮太に対し、雪は分かり合えないという実感だけが強くなってゆく。
偽りの関係、偽りの存在から発生した想いもまた、偽りなのか。
人と人との関係と男女の恋愛感情。
必ずしも深い関係だけが良い訳ではない。
心の距離について考えさせられる、ダークではなくビターな物語。
感情タグBEST3
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アヤナ
「あたしがこの顔になるまで、何百万かかったと思ってんの?」
アヤナのセリフの説得力がすごいです。
羨ましいと言うならば相応の努力すれば?の精神好きです
マジでおもろい
今回の主役の彩がこの作品の中で一番好き。まじで外見至上主義の価値観が理解出来るし、何より他に流されないで自分を強く持ってる彩が大好き。
整形依存も立派な心の病気だな。美しくなる事に執着して整形を繰り返すあやな。彼氏に歳も整形の事も隠して付き合ってるから結婚も出来ないよね‥人と自分を比べてもあんまりいいことない。
匿名
面白かった
一つのことに囚われて、人はあそこまでするぐらいになるんだなと思いました。
男の子はもっともっとメイク上手くなって欲しいですね。
今度は若作りしているアヤナさん
美容整形にかなりの費用等々をつぎ込んでいるようで、実年齢35歳には見えないような……ただ彼女も案の定、色々と問題を抱えていました。
メイクをしてみたい青年に手ほどきをする雪さんと、他の男性客の対比、作者の意図も明らかですが、やはりジェンダーギャップ指数のひどい日本を象徴するようなおっさんも出てきます。
美醜にやたらこだわるアヤナさんも危ういですね。人間はサイボーグじゃないのに、と思うところはあります。
一巻ずつヒロインが変わる感じか
登場人物のキャラ分けもしっかり描かれているし、無駄な余白もなく物語がぐんぐん進むから自ずとストーリーに引き込まれる。
なんかすごい
パパ活やデートクラブのお話の漫画って最近増えているので
実際多いのから題材になるのかとは思うけど、メンタルが安定してない時に読むのは
ブルーになるお話です。
キツイツライと言いつつ最新刊まで(6巻)一気読みしてしまいました。
感情移入があまり出来ないのは、雪ちゃんとアヤナちゃん以外は「そうなった」経緯が一切描かれてないこともあるかな。
少し描かれている部分もそれ程詳細ではないし。
でも「今」の状態だけで個人的には充分な気もします…ツライ描写苦手なのもあり。
見た目で虐められたりしたらそりゃトラウマにもなるわ!
だけど、いつまでも若く美しくいることだけが目的なのは辛すぎないか。
美魔女とか、何なんだろ?と常々思ってます。
ただ、個人的にはそんなに重点を置かないけど、他の人達の生き方は否定はしません。
まあ、サイズが同じだから若く見えるからって10代の娘とファッション共有とかする人とは友だちにはならないかな。
でもなー、どんな化粧テクや最新手術にも限界はあるでしょうに。
自分が卑下して忌嫌ってるものになってくのはどれ程辛いか。。
とか言いつつ、シミ取りとかリフティングとか、そりゃやっぱ興味なくはない…
何ごとも限度があるだろと思っても、やり始めると止まらなくなる…のもわからなくはない…
我ながら矛盾してる!
知り合いにもサイボーグみたいになってく人が居たな〜今どうなってるだろ…
なーんて、この漫画読んでるとついいろいろ考えちゃいます。
頭使いすぎて痛いわ笑