みんな私の中身なんか知りもしないし興味もないくせに。
そんな空虚感を感じながらも、
一週間に一回、彼女は誰かの「彼女」になる。
そうして、都合のいい女を演じる。
「幸せな家庭」を手にすることができなかった雪。
将来に何の望みも抱けず、メイクで火傷の痕を消し、己を偽る事で生き延びてきた。
そんな彼女の選んだ仕事は「彼女代行」。
最初は雪の客として出会った壮太だったが、次第に雪に夢中になってしまう。
しかし、家族に愛されて育った壮太に対し、雪は分かり合えないという実感だけが強くなってゆく。
偽りの関係、偽りの存在から発生した想いもまた、偽りなのか。
人と人との関係と男女の恋愛感情。
必ずしも深い関係だけが良い訳ではない。
心の距離について考えさせられる、ダークではなくビターな物語。
感情タグBEST3
匿名
リナと雪の友情の話し。最後すごい引きで終わってとても気になる展開。それと大学生は皆なんだかんだキャバとかやってるでしょの言葉はリアルでした。重い借金(奨学金)背負わされてるから仕方ない。。
リナ
今回は雪ではなく、表紙も飾っている雪の友人リナのお話です。
リナの勘違いっぷりは読んでて悲しくなりました……。
人気の理由がわかる
自分と同世代の子達の人生の話だが、現実味があって本当にワクワクして読める。多分大学の友達にもこういう子、知らないだけでたくさんいるんだろうなって思う。
今度は雪の友達のリナの話。恋愛依存症で男で寂しさを紛らわす女の子。こういう子は周りにもいたけど、リナの様な心理状態とか考え方だったのかな‥と思った。リナは根は良い子だし、自分を大切にして幸せになって欲しいな。
この巻で表紙にも登場している雪の友人リナを中心にして話が描かれています。
彼女も闇が深いものの、自分の問題や弱さを自覚している分、出口は見えているのでしょうか。読み応えあります。
シリアス
女子が抱える問題や悩みなどに触れてストーリーが描かれています。シリアスな内容になっているのですが、深いストーリーと魅力的なキャラクター達によってを自分も前向きになれるような一冊でした。
現代女子のリアルな目線
パパ活に勤しむ女の苦悩か、入り込みます。
決して、お気楽な考え方はしておらず、回りと自分との違いに葛藤があり、それでもみずほらしい生活が出来ず、若さを売る。考えさせられる作品です。
リナちゃんすごく共感でした、、どうにも埋まらない寂しさは誰にでもあると思うけど、リナちゃんは特にそれが強い。一気に読んでしまいました。
匿名
ほー
満たされないという意味ではとても共感できました。
人によってどのくらいの距離感がいいのかというのが、分からなくなることが多いのでとても共感できました。
リナさんの感じる空疎さと
彼女に金を出す男性陣も、同じ穴の狢だとは思いますが、マウント取りたがる男もいくらでもいるでしょうし。
大学生の生活も出てきますが、かなり空疎感が強いです。出てくる男性陣(リナさんと関係している)、内実が空っぽだからでしょうか。いわゆるバブルの時は浮かれていて、やはり何もことの本質は見えぬまま加齢して心身ともに衰えていくだけ、というか……。
リナちゃん可愛い
可愛くて皆に好かれる子も、生きづらさをかんじてるんだなと思いました。
ただし、『可愛い・皆に好かれる』というフィルターを外さないと共感はできないです。なにしろ自分とは全く共通点が無いので、現実みがないです。
エステやら服やらのお金を手に入れるために体を売るっていうことのハードルの低さとか。
先が気になる
人間の弱さとそこにつけ込むずるい人たちとその中でお金を稼ぐことと。ぐちゃぐちゃだけど、繋がる線があってそれが物語になってる。この物語がどこに向かっているか目が離せない。
面白い。
リナは可愛いくてもてそうなのに、普通の恋愛がなぜ出来ないんでしょうか。
軽く見られそうなので、そういう人しか寄ってこないんでしょうか。
リナ自体、本当に人を好きにならないとダメかな。
続きが気になります。
わー
いるいるー!自業自得に堕ちていくくせに!あーわたしかわあそーな女~みたいな
ヒロインきどるばか!今のうちだけだよ若いうちだけ!金稼いで贅沢抜けられなくなって!ばばあになったら悲惨だ