【感想・ネタバレ】ブルーピリオド(9)のレビュー

スクールカースト上位のリア充高校生が、知識・経験ゼロの状態から美大を目指す青春物語です。
第1巻では、それまでやりたいことも情熱を注ぐようなものもなかった主人公が、絵を描くと自分の好きなものと向き合うことができる、と気づくシーンが印象的です。
彼は、美術の授業で「私の好きな風景」という課題を与えられ、「まどろみの中で青く見える早朝の渋谷」が好きだが、それを好きと言うことを怖がっていた自分を自覚します。
そして、完成させた絵を褒められたことで、彼は美術に関心を抱き、実質倍率200倍(!)の超難関大学である東京藝術大学を目指すことになるのです。
「好きなことは趣味でいい」とよく聞く大人の理論がありますが、それを言い訳にせず、好きなことに人生を賭けようとする主人公の若さとひたむきさが眩しい作品です。

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すれ違い

八虎と世田介くんが、ずっと噛み合わないのに、お互いにぶつかり続けるのがおもしろい…。
世田介くん推しです。

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2023年04月22日

匿名

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面白すぎるんだよな…努力は才能か努力は努力かの話が凄くよく考えていたので刺さりました。
何度でも読み返したくなる作品だなぁ…
新刊まで買ってあるので読むのが日々楽しいです。

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2022年11月07日

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きねみちゃん

藝祭が無事に終わってよかったです!
きねみちゃんの行動力すごい……!
カラーの八雲さんも安定に素敵です
猫屋敷教授の「私の全部をギブしないとみんな私の作品見ない」という言葉は刺さるものがありました。

#エモい #ドキドキハラハラ #深い

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2022年09月29日

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👍

アニメから気になって読み始めました!! キャラクターの心情とかがすごく伝わってきてアツくなります!!めちゃめちゃ面白いよ!

#アツい #ドキドキハラハラ #カッコいい

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2021年12月26日

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ヨタ…

世田介くん…

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2021年04月18日

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今回も熱かった!

祭りの大人数での作業の大変さは嫌と言うほどわかります。それが給料が絡んでないほどさらに。
個性を追求するような分野での出来事だと思うとゾッとしますね。
ぞれぞれの悩みも深くて噛み合うのはなかなか骨が折れますがだからこそ一つ出来上がったときのひとしおな感激があるのかも!

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2021年05月24日

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才能

「努力できることも才能」私もそう思っている。
すべての人が夢のために努力出来ると思わない。私がその内の一人。
でもそれが悪い訳ではない。
「努力出来るのは環境による」という言葉は良かった。
次が楽しみ。

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2021年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

藝祭の熱狂と終幕。
夏休みと美術館。
橋田はなんか妖しいなぁ……
世田介くんの「3歳のときの絵」。見せてくれるだけでも気を許してくれている気はするけども。
後期授業の始まり。フレスコとモザイク。とぅっす。
猫屋敷教授の鎧。持てるものすべて。
はっちゃんも八雲も良いやつやなー。
ヒロイン・世田介くんと仲良くなりたい。

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2021年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世田介くんと八虎の対比が巧み。世田介くんが「苦手」と称してきたのは八虎と猫屋敷教授。両者に共通する特徴はなんだろうね、とか考える。八虎が猫屋敷教授をとっつきやすく感じていて、槻木教授に苦手意識を覚えている一方、世田介くんは猫屋敷教授が苦手で、槻木教授のことは苦手どころか歯牙にもかけていない、というあたりも。八虎が槻木教授に絵を覚えられていなかったのと、猫屋敷教授の「私の全部をギブしないとみんな私の作品見ない」ってのは表裏だよね。

当初は槻木教授しんどいな、猫屋敷教授が唯一の救いなのか、とか僕も思っていたが、今になって逆に感じてきた。槻木教授は良くも悪くも学生を突き放していて、過度に期待も失望もしておらず、評価は極めて客観的だ。猫屋敷教授は、今回の八虎の言葉を借りれば、自分にかけている呪いを周囲にもかけている節があり、今回の世田介くんへの言葉のように、勝手な役割を期待して押しつけたりする。教授、大学教員という立ち位置で考えると、猫屋敷教授より槻木教授のほうが適任なのではないか。まぁ両者とも言葉足らずなのは一致しているが、大学なんて「先生生徒」みたいな場所じゃないしなぁ。

世田介くんと八虎にめちゃくちゃ仲良くなってほしいわけじゃないけど、龍二のときみたいに、何か静かに通じ合えるようにはなってほしいかなぁ、と次巻を願う。

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2021年02月11日

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