感情タグBEST3
妖怪大戦争
私が重い病気をして病院へ行く事になったら、凄まじく優秀で、発言力のある、岸先生の様な病理医の居る病院が良いなぁ〜とつくづく感じた巻だった。。
ちゃんとした病理医
一部ご紹介します。
・「三原先生の診断に今まで私は逆らうことができませんでした。慈教大病院の中で私は完全にお荷物です。仕事もできない。世渡りも上手くできない、不器用な男なんです」
「『不器用な男』ねえ」
「そんな私が、岸先生と宮崎先生と話して、ちゃんと診断ができる、ちゃんとした病理医になりたいって初めて思ったんです。
東山さんの肝臓は、私には悪性の癌に見えました。私ももう間違えないでいきたいんです。
でも、今の環境じゃどうすることもできなくて。だから東山さんをセカンドオピニオンに…」
「『環境』ね。能力抜きにしても、あんた病理医として問題あるでしょ。
一柳教授の検体不適正騒ぎを起こして、バケケン技師の診断まがいに乗っかって、セカンドオピニオンで他院に患者を押し付けてね。
『環境に恵まれなかった』?
なら、10人の病理医が、あんたと同じ形で慈教の臨床病理に入ったとして、10人が10人、あんたと同じことしでかすんですか?
『ちゃんとした病理医になりたい』?
セカンドオピニオン仕込んだのが、あんただって誰も気付かなかったらどうするつもりだったの?筋が通ってないでしょう。
『不器用な男』?
むしろ器用にズルして誤魔化してるじゃないですか。
能力、境遇、環境以前に、伍代先生が何十年かけて築いてきた人間性の問題ですよ」
「…っ。それでも私は…ちゃんとした病理医になりたいんです」
Posted by ブクログ
うちの病理医たち、って森井さん宮崎センセをみとめてますね。一巻ではあんなに頼りなかった宮崎先生、もうすっかり病理医の顔です。岸先生とのコンビ、ますます楽しみです。巻末のソファのくだりからも、本当にいいチームだと思います。
カウンセリング編。
病理医と臨床検査技師との関係とは。コミュニケーションの重要性を考えさせられました。
新人病理医のデビュー戦編。
能力ではなく病理医としての信頼感を求められる。新人にはキツイ話だなぁ。
Posted by ブクログ
病理医っていう、いってみればマイナーな職業が主人公だけど、実臨床も上手いこと織り交ぜつつ、更には外部との交渉とかまで盛り込まれてるおかげで、かなりバラエティに富んで、飽きさせられない展開になってます。今回は、定番の後輩の成長とかも物語のタネになってて、まだまだ懐が深い感じ。楽しみ。
Posted by ブクログ
病理にフォーカスが当てられたのは久しぶりじゃないでしょうか。病理診断をつけるということが何を意味するのか…それがこの巻のテーマだと思います。
宮崎先生もようやく一人前の病理医らしくなってきましたね。表紙もかっこいいです。
Posted by ブクログ
この巻は今まで以上にしびれた。
「今後、私の病理診断は、絶対です」
努力の上に積み重ねられた覚悟は、かっこいい。
そんなためにやっていたのではないとわかってはいるけれど。
Posted by ブクログ
ひとの成長って図解すると右肩上がりの線形関数的なフラットなモノではなくて階段関数的ですよね。長い停滞の先で、きっかけを掴むことができれば急激な成長がある。停滞を乗り切る忍耐力ときっかけをきっかけと見抜ける素直さ、ひたむきさがないとどうにもならない。
仕事って大変だよね
前半は誤診編。
僕は伍代と似ているところがあるのでグサグサ刺さった。特に岸に器用だって言われるとこ。でも最後の患者さんと向き合うとこ良かった。いくつになっても再スタートはできるけどやっぱり遅ければ遅いだけ辛いよね。わかり味が深い・・・。
後半は宮崎先生が頑張るお話。宮崎さんいつも頑張ってるな笑
途中読んでて大丈夫かなと不安になったけど、ものすごいたくましくなってて泣きそうになった。
宮崎頑張れ超頑張れ!
匿名
宮崎先生のデビュー戦
やるせない。全力でやったのに、自分の能力ではなくプロフィールで判断されてしまう悔しさ。
最初の方の巻で岸先生が言ってたのと同じようなことを臨床の先生に宣言する。
「今後、私の病理診断は絶対です」
確実に岸先生を師として病理医の道を突き進んでいる。
頑張れ!でも頑張りすぎないで!