佐藤愛子のレビュー一覧

  • 楽天道
    タイトルから手に取ってみたが「50代以降をどう生きるべきか」というあまりにドンピシャなテーマで笑ってしまった。「五十代から六十代にかけて書いたものから編纂」…私が以前、エッセイを読み漁っていた頃だ。今読んでみれば、年齢なりの気持ちはよくわかるし、まさにこれが昔からイメージしていた佐藤愛子さんだ。周囲...続きを読む
  • 冥途のお客
    友だちに勧められて購読。
    『私の遺言』を読んでいたので、もろもろ納得しながら読めた。遠藤周作氏とのやりとりがおもしろい。
    この著者、最近はベストセラーを頻発させているけれど、この本は初出が2003年ということで、こっち系(?)の本の最新作を読んでみたいと思った。
    なぜか字が大きい。
  • こんなふうに死にたい
    「90才なにがめでたい」を読んで佐藤愛子さんの本が読みたくなった。
    ネットで佐藤愛子さんと小児科医の方との対談が載っていてこの本がきっかけで美輪明宏さんとも知り合う事になったと聞いて読む事にしました。面白く読みました。別荘を買った経緯や心霊現象などとの取り組み方が佐藤愛子さんらしくて、外野で何を言わ...続きを読む
  • かくて老兵は消えてゆく
    ファンレターに
    「故佐藤愛子」なんて
    書かれたなんて 
    面白すぎます

    堅苦しくない正論に
    うなずかされ
    実際にその年にならないと
    わからない気持ちに気付かされる
    やや大きめの字のおかげで
    すらすら ふむふむ と読めました
  • 私の遺言

    読み応えあり

    降りかかる心霊現象に初めは怖ろしくこわごわ読んでいたのですが、そのうち作者の不屈の意志に魅了され、読む側が後押しされるような気持ちで一気に読み終えてしまいました。

    普段感じていたようなことがわかりやすく説明されており、心持ちのありようの大切さを見直すよいきっかけになりそうです。
  • 佐藤愛子の役に立たない人生相談
    「九十歳、何がめでたい」があまりに面白くて「こんな面白そうな本もでているぢゃないか!」とすかさず手に取った一冊。何よりも佐藤先生の、カカと笑っているかのようなこの表紙の表情。

    役に立たないと謳っておられる様に多分ほとんど人生相談の役には本当に立たないと思うのですが、ストレス発散の役にはかなり立つの...続きを読む
  • 佐藤愛子の役に立たない人生相談
    悩みを相談している側からしたら、真剣そのものなのだろうし、そう思うとこんな回答で良いのか…!?と思ってしまうのだが、それを他人事として見ると、途端に可笑しくなってしまう。
    「はぁ、なるほどなぁ」という軽い気持ちかつ、短い時間でサクッと読めるので、ちょっとした空き時間にもおすすめ。
  • 血脈(上)
    友人に薦められて上巻中巻下巻一気に読みました。
    佐藤愛子さんの平易で分かり易い文章で読みやすくて引き込まれるのも早かったです。読んでいてここまで人の道から外れた一族ってあるんだなとホント驚きの連続でした。昔のお殿様とかは愛人と言うか妾なんて普通にいたし女性の地位も低かったのでこう言う事もあったんだろ...続きを読む
  • 娘と私のアホ旅行(「娘と私」シリーズ)
    これ、古本市で手に入れたんだけど、期待しないで読んだら、すごい面白かったの~。
    もう、笑ってばかり。

    恥ずかしながら、私は佐藤愛子さんという作家さん知らなかったのです。集英社の雑誌ノンノに連載を書いてる作家さんだそうで。。。今はどうか、知らないけど。
    で、その佐藤さんが集英社の仕事を兼ねて、人生最...続きを読む
  • 私の遺言
    読み始めたら一日で一気に読んでしまった。
    トイレに行くのも食事をするのもはばかられるほどに読み進んでいった。

    本人の生の体験が書かれているため、怖いのだが、最後にいくにつれ希望が見えてくる。私も怖がっておらず自分のカルマを正視して立ち向かうという気力が湧いてきた。(といっても自分のカルマが何である...続きを読む
  • 私の遺言
    様々な霊的現象をくぐり抜けてきた佐藤愛子さんの遺言エッセイ。読み口は軽いのに内容には学ぶことも多い。遠藤周作が出てくるくだりが好き。やっぱり遠藤周作はあの世に行ってもあのキャラクターなんだなー(笑)
  • 今は昔のこんなこと
    とにかく面白かったし懐かしかった!
    昭和20年代生まれの私の子供の頃にもあったもの あった事で。
    佐藤さんの気質?に よく似ている私。
    いちいち頷ける。
    93歳の母に明日土産にします。きっと喜んで読むでしょう。
     
  • 娘と私の部屋(「娘と私」シリーズ)
    この本をはじめて読んだのは私が高校の頃でした。
    佐藤愛子と娘の響子さんの日常を面白おかしく書いてます。
    何度も何度も呼んでいるにもかかわらず、毎回笑い転げてしまいます。
    特に気持ちが沈んでいるときなどにはもってこいの一冊です。
  • 大黒柱の孤独 自讃ユーモア短篇集2
    「せんせは憲作と同い年で五日にいっぺん!それで、私には三月にいっぺんで我慢せえと言わはるんですか!」
    「そやからね、ぼくら凡俗と、藤山君のような偉人とは違うんですよ」
    「わたしは凡俗の人がええ!」
    思わず筆子は絶叫した。
    「偉人の亭主なんて、いらんわ!」
  • 私の遺言
    佐藤愛子さんについて知ってるのは作家であり、有名人が家族にいる、それくらいで本は読んだことありませんでした。
    ところが、なんでかこの本は知ってていつか読もうと思っていました。
    この本と同時に「アウトオンアリム」も読みました。
    先に「アウト・・」を読んだのですが、まさに西洋と東洋の人があの世について書...続きを読む
  • なんでこうなるの 我が老後2
    佐藤愛子さん。
    お名前は、いろんな方のエッセイなどに出てくるので知っていましたが、実際に書かかれたものを読むのは初めて。
    印象として、「気の強いおばあちゃん」というイメージを持っていましたが……。
    いや〜、ステキ!!決して姑にはしたくないタイプだけど(笑)、ステキ。
    この本、だいぶ前に古本屋で買った...続きを読む
  • 冥途のお客
    『佐藤邸、本日もあの世から千客万来!』のキャッチコピーから既に笑える。江原啓之氏の霊視で死後の世界にいる、遠藤周作、有吉佐和子、開高健、川上宗薫らの宴会風景を実況中継してもらう場面も笑える。

    もう、笑ってばっかし。

    「死んだら全てなくなる」
    「あの世なんてないさ」

    と思っている人は、読んでみる...続きを読む
  • 血脈(上)
    佐藤家に脈々と受け継がれる「荒ぶる血」の大いなる記録。
    激情家揃いの佐藤家の人間は社会性と協調性に乏しく、周りの人間も嵐と乱闘に巻き込み、平穏な暮らしとは無縁の日々を送る。
    特に父・佐藤紅緑と異母兄・サトウハチローに関する物語は圧巻。
  • 風の行方(下)
    後腐れがなくて後半もよかったな。吉見よりキーなのは信子ばあちゃんだと思った。子の立場からして、読んでていちばん腹がたったのは美保でした。
  • 風の行方(上)
    面白い!電車の中で思わずニヨニヨしてしまう。そして思わずうるっときたり、ムカッときたり。続きが気になってしかたない。