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北海道の別荘で聞いた、屋根の上の不思議な足音──。それは霊から私への最初のメッセージだった。以来、頻繁に届けられるメッセージ、死者が投げかける合図の意味を探り、私は死後の世界や祖先のこと、やがて訪れる自らの死へと思いを深めていく。こんなふうに死にたいと考えることは、より素晴らしい生を望むこと。いまだ科学では計れない霊体験をあるがままに綴ったエッセイ。
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Posted by ブクログ
「90才なにがめでたい」を読んで佐藤愛子さんの本が読みたくなった。 ネットで佐藤愛子さんと小児科医の方との対談が載っていてこの本がきっかけで美輪明宏さんとも知り合う事になったと聞いて読む事にしました。面白く読みました。別荘を買った経緯や心霊現象などとの取り組み方が佐藤愛子さんらしくて、外野で何を言わ...続きを読むれても気にしない強さが皆に頼もしいと思われている所以なのでしょう。 こんなふうに死にたいは、裏を返せば「こんなふうに生きたい」という心の現れではないかと思いました。
佐藤愛子の本はどれもおもしろい。ズバッと言い切ってくれるので読んでいてすっきりする。 この本は特に美輪さんのあとがきがかなり良い☆
様々な霊体験を真っ向から否定することを改める気持ちになる。きっと体験できる人は、頻繁に出くわすのに、体験した記憶のない人は、今後も体験できる術を知らないからである。死を考えることは生を考えることにつながる。納得できる生き方をしたいものである。2019.12.11
佐藤愛子さんは、幾つかの著作本に心霊体験について書かれており、美輪明宏氏や江原啓之氏とも繋がりがあることを知って興味を持ち、まずはこの本を読んでみた。豪胆な性格で人以上に心霊やあの世は信じていなかったのに、北海道に別荘を建ててから毎日のように心霊体験をするようになり、美輪さん達との出会いや、父親や親...続きを読む友の川上宗薫の死を目前にして認めざるを得なくなる経緯が分かる。そんな世界があるにしても、自分らしく生きるに変わりないことは共感する。あとがきは河合隼雄氏と美輪明宏氏だが、美輪さんの文章は読み応えがある。
心霊現象に遭遇した著者の解決への軌跡と、随所に出てくる美輪さんのたのもしさ。美輪さんは、本書だけ読むと非常に高い霊能者だがはたしてどうなのか? 後書きは悔しいが素晴らしかった。よくも悪くも美輪づくしだった。
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こんなふうに死にたい
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佐藤愛子
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