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北海道に山荘を建てたときからそれは始まった。屋根の上の足音、ラップ音、家具の移動をともなう様々な超常現象、激しい頭痛。私はあらゆる霊能者に相談してその原因を探った。そうせずにはいられなかった。やがてわかった佐藤家の先祖とアイヌとの因縁。霊界の実相を正しく伝えることが私に与えられた使命だったのか。浄化のための30年に及ぶ苛烈な戦いを記した渾身のメッセージ。
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読み応えあり
降りかかる心霊現象に初めは怖ろしくこわごわ読んでいたのですが、そのうち作者の不屈の意志に魅了され、読む側が後押しされるような気持ちで一気に読み終えてしまいました。 普段感じていたようなことがわかりやすく説明されており、心持ちのありようの大切さを見直すよいきっかけになりそうです。
Posted by ブクログ
読み始めたら一日で一気に読んでしまった。 トイレに行くのも食事をするのもはばかられるほどに読み進んでいった。 本人の生の体験が書かれているため、怖いのだが、最後にいくにつれ希望が見えてくる。私も怖がっておらず自分のカルマを正視して立ち向かうという気力が湧いてきた。(といっても自分のカルマが何である...続きを読むかわからないのだが) 江原さんの本もいろいろ読んではいたが、やはり、普通の人が悩み苦しんだ記録という点ではこの本のほうが身に応える。実際問題のように思われてくる。 波動を高めること。国のこと、政治のこと、色々な世の中のことに憂いてもしょうがない。まずは自分自身の波動を高めることで、結果的に国の波動を高めることになる。そうすることで、例えば政治であれば、きちんとした政治家が出現してくるのだと。 遠藤先生の言葉が私にもはっとさせられた。 「国のことよりも自分のことだ」
様々な霊的現象をくぐり抜けてきた佐藤愛子さんの遺言エッセイ。読み口は軽いのに内容には学ぶことも多い。遠藤周作が出てくるくだりが好き。やっぱり遠藤周作はあの世に行ってもあのキャラクターなんだなー(笑)
佐藤愛子さんについて知ってるのは作家であり、有名人が家族にいる、それくらいで本は読んだことありませんでした。 ところが、なんでかこの本は知ってていつか読もうと思っていました。 この本と同時に「アウトオンアリム」も読みました。 先に「アウト・・」を読んだのですが、まさに西洋と東洋の人があの世について書...続きを読むいてくれて、しかもほぼ同じことを言っているとわかりました。 自分でもずっと先送りにしていたこの2冊を同時に読む気になって取り寄せてまで読んだのはただの偶然か?と不思議な気持ちになりました。 自分を赦す、他人を赦す、今を大切に生きる。 それがすべての幸福の始まりなのだと 準備が出来ている人にはすんなりわかる本だと思います。 わかると出来るは違うんですけどね。 今の社会の歪みがどこからきているのか、 識者・学者たちがいろな理由を出してくれていますが 偶然それらがおきている原因は?というと、 こういうことですよ、と言われたほうが納得できる人もいると思います。 素直にそう思って行動する人が増えるといいなと思いました。
私は、心霊現象というものに普段は、何の意見ももたない者だが、この本を読んでいる間、心霊現象を信じて読んだ。 作者が体験したことを文章にしたのを、とても意味のあることだと思う。 人には魂があって、開放されるとよいのだが、我執から逃れられることができないとつらい。 彼女の「血脈」という本もあると文中に出...続きを読むてきた。これも、読んでみたい。
『私の遺言』(佐藤愛子、新潮文庫、2005年)を読んだ。 『プレアデス 銀河の夜明け』を読み終えてないがこの本のことを他のブログで紹介していたのですぐ本屋へ急行して買ってきた。半年ほど前から読みたいと思っていたから。3時間くらいでガーっと読み終えてしまった。 佐藤愛子氏が30年に及んで悩...続きを読むまされた霊的現象とその解決のために出会った美輪明宏氏、江原啓之氏、日本心霊科学協会の寺坂多枝子氏、大西弘泰氏、榎本幸七霊媒そして故相曽誠治氏、中川昌蔵氏たち。そして彼女が学ばれた霊的教訓の数々。 美輪、江原両氏が20年以上も前から彼らの霊的能力を人助けのために使ってきていたことがわかるし、一時私も会員になって精神統一に座ったことのある財団法人日本心霊科学協会の会館の会場で著者が招霊実験をしてもらう様子を読むととても親近感が湧いてくる。 霊障に悩んで悩んで苦しんで苦しんでも真っ向から立ち向かった佐藤氏はやはりこの本を書くことが使命だったのだろう。普通の人なら耐えられない状態でも彼女自身が言っている“強い自分”がいたからこそ乗り越えることができた。彼女が強くてその強烈な霊現象体験を受け止める力があったからこそ、そしてそれを正確に表現できる能力のある文筆家であったからこそ、そして表題どおり「遺言としてなら話せる内容」と考えるほど著者が79歳という年齢に達していたからこそ、世に出せたたいへん貴重な本だと思う。示唆するところは多い。この本も読んでほしい。特に自分の人生に価値を見出せないで苦しんでいる多くの人に。 「すべては『はからい』だったのだと私は思う。私の過去のもろもろの苦労は、私のカルマであると同時に私に与えた使命を成し遂げさせるための訓練だったのだ。今、私はをそう思う。苦しみから逃げなくてよかったと思う。人間は苦しむことが必要なのだ。苦しむことで浄化への道を進むのだ」 「与えられた苦しみ、やって来た困苦を不条理だと反発してもしょうがない。どんな不条理でも受け入れるしかない。それを受けれ容れて苦しむことが必要なのだ。それがこの世を生きる意味であるらしい・・・」 「波動をあげることが大切、そのためには毎日朝日を拝む。そしてなんにでも「ありがとう」という」 「目に見えて下って行くこの国の波動。それを高めるためには太陽を仰いで祈ることだと相曽氏はいわれた。我々の胃の後のほうに太陽神経叢があり、そこで自律神経を調整する。朝の大気が清浄な時間に太陽を仰いで息を吸い込むと五感が沈静化され、雑念妄念が遮断されて正しい霊感や直感の世界に入ることが出来るようになる。一人ひとりがそれを行うことが日本の国の浄化につながるのだと氏は言われた」 *日拝鎮魂法:太陽を仰いで太陽神の分魂(わけみたま)をいただき、毎朝、魂を更新すること。不祥事や霊障は心の乱れや身の不浄があるために魔がつけ込んで生じる。それゆえ常に心すべきことは嘆いたり悲しんだりしないことで、悲嘆する前に慎み畏んで(かしこんで)神にお詫びをし、魂を入れ替えることが必要である。すなわち太陽の分魂を体内に取り入れて新しいものに変えて頂く、これをいう。方法は朝の大気の清浄な時間にまず太陽を仰いで息を吸い込み、「アマテラスオホミカミ」と唱える。この時「アマテラス」の「ス」のところで「スーッ」と息を吸い込みそれから「オホミカミ」とつづけ、最後の「ミ」をいい切ると、息を継がずに「アマテラス」に戻る。息を吸うのは「ス」の音一か所だけである。 →なんかだんだん集約されてきたような気がする。野坂礼子氏の『人生を変える言葉 ありがとう』『人生を変える笑顔のつくり方』(PHP)の価値が深まる。朝日の大切さを再認識する。朝日を拝むことは自分の霊力を高めるという利己的なことではなくこの国の浄化にまでつながる利他的な行為とも言えるのか・・・。 気付き多い一冊。
北海道に山荘を建てた時から始まった奇妙な現象。30年近くにも及ぶ除霊と、美輪さん、江原さん、その他の霊能者との出会いで戦う佐藤さんが救われていく様子がリアルに描かれている。現代の日本人は波動が下がり、そして国の波動が下がっていく・・その結果、極悪な犯罪が後を絶たないというのが衝撃的だった。江原さんが...続きを読む神戸の少年による殺人事件の犯人を見事に言い当てていたのも絶句・・・これからの生き方を考えさせられた本だった。
知人が貸してくれました。『血脈』は未読だけれど俄然興味が湧いてきました。霊のことや死後の世界、輪廻転生のことなど、全く興味はなかった作者が避暑のために建てた家に起こる数多の不可思議な現象と体調不良などに遭い、実体験から死後の世界とそれにまつわることどもを知るようになり勉強するようになり、社会のことも...続きを読む死後や霊の世界と繋がっているのだから、同じような体験をしていなければ俄には信じがたいだろうけれど多くの人に伝えておかなければならないと「遺言」という題目のもと書き綴った記録とエッセイ。私は霊体質ではないし霊感と呼べるものもないのでおっかなびっくりしながらも、個々人の波動を高めなければ世の中は変わっていかないというくだりなどは共感出来なくもなく、とても興味深い本でした。美輪明宏さんや江原啓之さんも出てきます。おしまいの方に書かれていた遠藤周作さんの話が良かったです。
再読。佐藤愛子さんの霊体験記。一個人に留まらず、大きい世界の話になっている。 憑代と審神者の話や、相曽誠治さんというもう亡くなられた霊能者(佐藤さんの話では神人と呼んだ方がよさそう)の話も興味深かった。 ところで、この相曽さんおススメの浄化法「日拝」。 朝日に向かい「アマテラスオホミカミ」と唱える。...続きを読む (スで息を吸い、後半で息を吐く) ちょっとやってみるとなかなか気分のよいものだった。
この本の著者である佐藤愛子さんが、夏の間過ごすために北海道の浦河町に建てた別荘で起こる怪異の記録を綴った本です。 実際に別荘で起こった出来事を書いてあるのですが、よくありがちな血まみれの女の姿が...とかそういった感じのものは出てきませんが、だからこそ次々に起こる怪異がよけいにリアルに感じて、ゾッ...続きを読むとしました。 怪異の原因はアイヌに関わる事柄で、北海道という土地柄独特のものを感じさせます。 まるで和製版のエクソシストみたいで、読み始めるとあっという間に読んでしまいました。 とにかく凄まじいです。 霊的なことを信じる人にも信じない人にも、とても興味深く読める本だと思います。
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