佐藤愛子のレビュー一覧

  • 老残のたしなみ 日々是上機嫌
    亀の甲より年の功 年の功よりスマホの効
    「爺ちゃんに聞いてごらん」などという機会もなく
    出番や居場所、団らんが無い。
    そうなると、いじけるしか年寄りのする事がない
  • 役に立たない人生相談2 好きなようにやればいい。
    好きなようにやればいいを地でゆく佐藤愛子「何がしたいのか、わからない」という中2女子に「それでいいのです」思春期に作家になろうと思ってなれた作家は少ない/TVで「サッカー選手になりたい」バカ少年多いのに驚く/「賞味期限は無視!」激しく同意/「還暦で引退したいのに妻は延長で働けという」「やーめた、と言...続きを読む
  • こんなふうに死にたい
    様々な霊体験を真っ向から否定することを改める気持ちになる。きっと体験できる人は、頻繁に出くわすのに、体験した記憶のない人は、今後も体験できる術を知らないからである。死を考えることは生を考えることにつながる。納得できる生き方をしたいものである。2019.12.11
  • 人生は美しいことだけ憶えていればいい
    「九十歳。何がめでたい」のヤケクソ人生論が面白かった佐藤愛子さんの2冊目なのですが、旧著の寄せ集めで少しガッカリ。
    16本のエッセイは、1973年~2016年のもので、2000年以前のものが14本。

    座右の言葉が9つ載っているが、本書のタイトルはそのうちの1つ。
    この言葉の前には実はもう一文「悲し...続きを読む
  • 私の遺言
    以前読んだエッセイで、現実的な佐藤愛子さんが霊的なものを信じておられるなんて不思議(・o・)と思っていたけれど、この霊一色な遺言を読んで納得( ・-・)
  • まだ生きている 我が老後6
    2006年に発売された、著者のエッセイ集。
    最近の書籍に比べると、少し表現が難しい部分が有り。毒も少しゆるやか。佐藤家の血についての記述は面白く、為になる。どの家族も先祖代々引き継いでいるものがあるのと考えると楽しい。全ての出来事を、達観しながら鋭い突っ込みをいれる文体は流石。
  • 新装版 戦いすんで日が暮れて
    夫の借金を肩代わりする妻の憤怒が激しい言葉で語られる。男の嫌な部分を描いているようだけど、表裏一体で女の嫌な部分も見えてくる。幸せな新婚さん、カップルにはオススメできないかも。でも、あまりにも人間的で好きです。人生は戦いなんだなあと思わされるw
  • 上機嫌の本
    一見下らない事を真面目なようで不真面目に書いてあるので、こっちも気楽に読める。無責任なようで、そこまで行かず、考えているようで、自分勝手。これこそ理想かと。
  • 役に立たない人生相談2 好きなようにやればいい。
    曾野綾子が言ってるのかと思うようなくだりもあるのに、愛子先生の口から出るとなんで腹が立たないのか。人生の荒波を真っ向からかぶってきたとはいえ、いつまでも「お嬢さん」的無邪気さや上品さがあるような気がする。そこが好きだなあ。
  • 私の遺言
    母親が佐藤愛子さんの本は全部面白いから、読んでみてと言うので、適当に読んでみた。
    母親から聞いていた佐藤愛子像と違う。
    現実を風刺するような笑い話を想像していたのだが、心霊現象で心が弱っている、お化けとの戦いをまとめた感じ。
    私はお化けを見たこともないし、お化けの話も興味はない。
    色々な事を知るよう...続きを読む
  • 晩鐘 下
    90歳になった佐藤愛子が描く半生。
    借金に追われ、がむしゃらに働いたあの日々はなんだったのか

    以前、佐藤愛子のエッセイを愛読していたので
    元旦那さんの話はかなり読んだ記憶が。
    なので正直「またこの話か」という気がしないでもない
  • 上機嫌の本
    初めて読んだ、佐藤愛子氏のエッセイ。もっと面白おかしく自虐的でゲラゲラ笑える本かと期待して読んだが、内容は、佐藤氏が日常イライラしていることにたいして、怒りをぶちまけている感じである。「上機嫌」というタイトルとはかけ離れていると思った。
    大正生まれの佐藤氏は、2回離婚しており、それなりに苦労して娘を...続きを読む
  • それでもこの世は悪くなかった
    一言ひとことが血の通った言葉。

    大きな不幸も必死に乗り越え
    後に幸福の素晴らしさを知る。

    そんな豪放磊落な人だと感じた。
  • お徳用 愛子の詰め合わせ
    もう20年くらい前になるだろうか、佐藤愛子さんのエッセイをよく読んでいた頃があった。久々に読んだけど相変わらず勢いよくて小気味よく次から次へとページをめくっていける。
    「相変わらず」といってもこれは過去の作品を集めたもの。ほうぼうから集めてきて一冊に仕立てたものって統一感がなく寄せ集め的で、時間やテ...続きを読む
  • 上機嫌の本
    佐藤愛子さんは、とてもアクがある方だが嫌みがなく率直なので皆から好かれるんだなあ。屈託なくズバリとものをいう爽快さが皆が愛子さんに求めているものだと思う。
  • 晩鐘 上
    物語は、別れた夫の訃報から始まり、戦後の日本で文学に関わりながら仲間と過ごした日々と、晩年の自分の、恩師に向けた手紙からなる。
     
    読み進むうちに主人公の夫に対する気持ちがわかるようになる。
    男は夢を追い、女は現実を生きる…
    そこは理解できる(笑)
     
    たまにはこういうものも読んでみようと思ったけど...続きを読む
  • これでおしまい 我が老後7
    読んでいて楽しめます。
    エッセイなので、読み応えというよりも読んでいて楽しいからいいなと思っています。
    日頃ミステリーをよく読むので、休憩したいときにいいです。
    ただ、著者の頭の中での独り言を読んでいるだけかな、、という気になってしまいます。
    私、著者のことあまりしらないもので・・・。
  • それでもこの世は悪くなかった
    20170305 長生きの秘訣、気にしなくていつも笑っている。気に入らない事ははっきり嫌だと、言う。素直に喜ぶ、おめでとうと、言う。長生きして当たり前の生き方なのだと思った。
  • それでもこの世は悪くなかった
    作家を「先生」と呼ぶのはヘンだと思う。それでもやはりそう呼びたくなる人はいて、その筆頭が愛子先生だ。この本は語りおろしで、特に目新しいことが出てくるわけではないけれど、私は愛子先生については同じ話を何遍聞いてもまったく飽きない。全部が全部「その通り」と思うわけではないが、なにかもう根本の所で仰ぎ見て...続きを読む
  • 憤怒のぬかるみ さんざんな男たち女たち
    佐藤愛子さん「憤怒のぬかるみ」、1998刊行、1995文庫化、「さんざんな男たち女たち」の改題とのこと。遠藤周作氏との会話、100歳ぐらいの人にインタビューでおめでとうございますに、おめでたくないとの回答。愛子さん、私もそのように老いたいとw。だから「九十歳。何がめでたい」が生まれたんですね(^-^...続きを読む