佐藤愛子のレビュー一覧
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著者の回答があっさりながら、本質をついていて、それでいて温かいので、読んでていて晴れ晴れする。悩みは人それぞれだが、他の視点から見るとそう言う考えもあるのかと気づきがある。タイトルを著者が「役に立たない人生相談」としたように、決して上から目線でなく、そっと気がつかせてくれている。Posted by ブクログ
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私には所謂霊感というものはゼロで、こういった事象とは無縁で生きてきた。
信じるか信じないかと問われたら、答えは出せない。自分には到底想像はできないが、こういうことがあっても良いのではないかとは思う。
アイヌの霊と対話する場面が1番面白かった。スイスイ読めました。Posted by ブクログ -
表紙の愛子先生、いやもうお若く、お美しい。92歳?ウソでしょ!という感じ。人生相談への回答は、当然ながら「お叱り」系。かつてほどのイキオイはないけれど、まだまだ怒ってるのがさすがだ。Posted by ブクログ
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逝ってしまった佐藤家の面々がこれを読んだら、どう起つだろう。怒り心頭に発し、反論の嵐だろうか。ある者は正確な検証に感服し、観念するだろうか。それにしても、親、子、孫の三代に渡り、引きもきらず変わらぬ人生劇が繰り返されるとは…。Posted by ブクログ
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佐藤愛子さんはかなり昔に痛快な語り口が面白くてエッセイから入った。その後小説も読んだらこれまた面白かった。2000~2009年頃までのエッセイを集めたもの。頂きものの本で久々に佐藤さんに触れたが相変わらず歯に衣着せぬ物言いが可笑しくて笑った。多才だなあ。ハツラツだなあ。同年代の作家さんたちとの対談や...続きを読むPosted by ブクログ
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佐藤愛子さんは、幾つかの著作本に心霊体験について書かれており、美輪明宏氏や江原啓之氏とも繋がりがあることを知って興味を持ち、まずはこの本を読んでみた。豪胆な性格で人以上に心霊やあの世は信じていなかったのに、北海道に別荘を建ててから毎日のように心霊体験をするようになり、美輪さん達との出会いや、父親や親...続きを読むPosted by ブクログ
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本当は「私のなかの男たち」です。
佐藤愛子さんは、大学生のころだったかな?「坊主の花かんざし」というシリーズがあって、そのシリーズをはじめ、いっぱい読んだと思います。でも、この作品は覚えていません。
よく似た作品で、渡辺淳一さんに「男というもの」という本がありますが、女性からと男性からでは世間の...続きを読むPosted by ブクログ -
佐藤さんって本当のことしか言わなさそうだから、
心霊現象なんてあるんだーって思いながら読みました。
結構面白くて、ふふっと笑っていたけど、
よくよく考え冷静になったら、こんなの実際にあったら怖いとと思いました。佐藤さんだから面白く書けるなー。Posted by ブクログ -
サウンド文学館・パルナス エッセイ「男友だちの部屋」佐藤愛子 朗読:中野良子
タヌキちゃんのソファ 北海道に別荘を建てたときのエピソード。ここから「私の遺言」に繋がる。
バラの話
「あのバラを伐ってしまったのは、ちょうど十年前だ。なんといっても私は元気だった。いまならば私は伐らないだろう。そして季...続きを読むPosted by ブクログ -
心霊現象に遭遇した著者の解決への軌跡と、随所に出てくる美輪さんのたのもしさ。美輪さんは、本書だけ読むと非常に高い霊能者だがはたしてどうなのか?
後書きは悔しいが素晴らしかった。よくも悪くも美輪づくしだった。Posted by ブクログ