佐藤愛子のレビュー一覧

  • 冥途のお客
    佐藤愛子さんの文章は大変読みやすく、楽な気持ちで読めます

    自身に起こった不思議な体験を、豪快でアッサリとした口調で読ませるので、怖さはないです

    死後の世界がどういったものか、
    死後にも魂は磨いていかねばならないこと
    生きているうちから魂を磨いていくこと
    自分の波動を高めること

    遠藤周作さんとの...続きを読む
  • 私の遺言
    知人が貸してくれました。『血脈』は未読だけれど俄然興味が湧いてきました。霊のことや死後の世界、輪廻転生のことなど、全く興味はなかった作者が避暑のために建てた家に起こる数多の不可思議な現象と体調不良などに遭い、実体験から死後の世界とそれにまつわることどもを知るようになり勉強するようになり、社会のことも...続きを読む
  • こんな老い方もある
    どんなにがんばっても人は老いる。
    いかに上手に老い、枯れていくか、ありのままに運命を受け入れるか…を綴った佐藤愛子さんのエッセイ。

    老け込むのが何が悪い!
    楽しい老後なんざ誰かが作った都合のいい話じゃい!
    若く見えようか見えまいがそのことに価値はない!
    斜に構えるかっこ悪さを知れ!

    と…まあ佐藤...続きを読む
  • 老残のたしなみ 日々是上機嫌
    面白いエッセイの数々(^^)特に「可哀そうなおばあさん」が好き♪それと佐藤愛子さんが霊的なものを信じておられるのが意外だった!(゚Д゚)
  • 役に立たない人生相談2 好きなようにやればいい。
    第1弾の方も拝読済みですが、相変わらずキレキレでめちゃくちゃで、思わず笑ってしまう回答も多々あります。
    なんの解決にもなってないのでは!?という回答も、よく考えたらこんなことで悩めるだけ、まだ幸せか……と思い直せるきっかけにもなりそうであったり。
  • 孫と私のケッタイな年賀状
     佐藤愛子さんとお孫さんのタッグによる、様々な工夫をこらした?コスプレ年賀状の歴史。個人的には可愛い『トトロ』。躍動感のある『泥棒』。表情が笑える『晒し首』の3つがベスト。
  • 上機嫌の本
    佐藤さん、初読みでした。 ホントの自由を持っている人かも。 しっかりしないと叱られそう笑 つぎは、佐藤さんの小説も読んでみたいと思いました。
  • 新装版 戦いすんで日が暮れて
    「戦いすんで日が暮れて」
    ええかっこしいでお人好しで要領の悪い夫は
    人に頼まれるとついカネを出してしまう
    そんな性格だから
    多額の負債を抱えても、なんとなく人からは愛されていた
    現実にカネを作り、借金取りの相手をしてるのは
    漫画で稼いでる妻のほうで
    こちらはどんどん鬼のような性格になっていった

    ...続きを読む
  • 凪の光景(上)
    作家としての立ち位置と自己認識を示した作品。彼女が具象化した時代的テーマの数々。
    長男謙一夫婦の、キャリアーウーマンと不倫。ファミコン世代の子供達。パラサイト的若者像。極め付けは熟年離婚だ。
    佐藤愛子は「小説の基本は、人間について考えることです」と語っている。まさに昔気質の作家だ。遠藤周作は「学校を...続きを読む
  • 血脈(下)
    サトーハチローといえば、「リンゴの唄」や「小さい秋みつけた」など童謡作家として超有名。小さいころみんなの歌をテレビでみると、毎度「サトーハチロー」の文字を見かけたような。

    そんなサトーハチローの異母妹である佐藤愛子が描く佐藤家のハチャメチャぶりが本書のメインストーリである。その話題の中心は父である...続きを読む
  • 血脈(上)
    分厚い本だけど、あっという間に読むことができた。
    この佐藤家の波乱の元凶はお父さんの紅緑さんが
    妻ハルとその子供たちを捨てて、シナに走ってしまったこと。自分のやったことが、息子たちからのお金の無心という形で返ってきているとしかいいようがないと感じた。
  • 冥途のお客
    佐藤愛子さんに言わせると(あの世)は有るそうな。
    死んでも生きなきゃならぬとは難儀なことだ。
    私は思う!(あの世)は無い・・・・・多分
  • それでもこの世は悪くなかった
    ぶっ飛んだ婆さんだと思いましたが、すごく肝が座っている。
    私のような我慢が足りない人間には、お灸をすえる一冊です。
  • 佐藤愛子の役に立たない人生相談
    タイトルだけで予想はつくけど、相変わらずスカッとする佐藤愛子さんの本。
    作家になるにはどうしたらいいですか?って人に遠藤周作さんも激おこだったとか。
    面白かったデス。
  • 上機嫌の本
    作家が25年前に出したエッセーの新装復刊本。
    独特の毒気と昔気質感、お嬢様的なところ、年寄りの甘えと意地的なところも含めて佐藤愛子ワールドを感じた。
    世間におもねることなく、しかし相手の立場や想いは見つめ、自分なりの身の処し方の筋を通している点は、自分もそうしかできないと共感した。
    17-116
  • それでもこの世は悪くなかった
    著者の本を読んだのは、「九十歳。何がめでたい」についで2作目。そもそもこの人の本は、エッセイ以外の小説を読んだことはないので作家としての実力は知らないが、90歳を過ぎてこれだけ世の中に対してハッキリとした認識があるのは、素直にすごいと思う。いろいろな苦労を経験されたようで、その中から紡ぎ出される言葉...続きを読む
  • 冥途のお客
    佐藤愛子の心霊体験記とあの世についての考えが記された本。このようなことを体験し、かつまたそれを公表するような人とは思っていなかったので、ちょっとびっくり。
    あと、無名時代の江原啓之による霊視、特に遠藤周作をはじめとする文士仲間のくだりは結構笑える。
    本書では、死後の魂は地獄か天上界に行く、あるいは幽...続きを読む
  • それでもこの世は悪くなかった
    著者が人生・幸福・死について語る。幸福は苦労の上に在るもの、だとか、損があればあとに得がくるという考え方が面白い。とくに印象的だったのは、最後5ページ、死後の世界のこと。物質主義の現代で精神的な事柄を語る点が興味深かった。佐藤愛子さんの他の本も読みたくなった。
  • 院長の恋
    佐藤愛子さんが自身の心霊体験を作品に生かして書かれた小説だということを踏まえて読めば、とてもよく理解できる作品である。

    佐藤愛子さんのルーツの中に東北地方に縁があることをにおわせる津軽弁で書かれた作品
  • それでもこの世は悪くなかった
    講演が元になっているので
    話が軽快にかわり
    佐藤先生の面白さ
    サービス精神が良く感じられます

    川上宗薫氏のエピソードが
    とても良かった
    浮気して身ごもった奥様の
    嘘をまんまと信じるところや
    佐藤先生の苦しいときに
    援助を申し出たなど
    非常に人間味豊かで
    優しい方だったんだぁ