佐藤愛子のレビュー一覧
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「花は花、人は人だ。
花は人間にみられるために咲くのではない。
ふと見たら、そこに咲いていた・・・。
それが造物主が望まれる花と人との
あり方なのに違いない。」
30年前の愛子節が新装版になって帰ってきた。
面白くて、ためになる一冊。Posted by ブクログ -
小説家のエッセイって何でこんなに面白いんだろう。怒っているのにユーモアがあって、言葉のチョイスがとても秀逸(言葉の専門家に失礼!)。
真面目な人が真剣に怒る=面白い、これはお笑いの基本法でもあるし、何より90歳を越えたばあさんがエッセイのタイトルに『人生相談回答者失格』『来るか?日本人総アホ時代』...続きを読むPosted by ブクログ -
愛のある叱咤激励とはまさにこういうこと、なんですね。
ここしばらく悩みが耐えない日々が続いていたのですが、心の重荷がふっと軽くなりました。
とくに「夫のブーメランパンツをやめさせたい。」の質問回答に大爆笑しました。
すべての老若男女のみなさんにオススメです。Posted by ブクログ -
人生、振りかえって、悲しかったこと、苦しかったことばっかり、ぐじぐじ考えてちゃダメなのよ。楽しかったこと、これから楽しくなることだけ、考えてたら良いのよ。そして、死ぬ前に、あ~~楽しかったと言って、死ぬ。そんな人生で、ありたいなぁ。
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お腹を抱えて、笑った。涙が出るくらい大笑いした。阿川さんじゃないけれど、私も、佐藤家の孫に、産まれたかった。娘さんの歳だけど….….娘でも良いか….….とにかく、こんな年賀状作りに、関わりたかった。
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小島慶子の切り口は基本的に斜めからの切り口で非常に興味深く思っていたのだが、その切り口を佐藤愛子がバサッと切り捨てる軽妙さは読んでいて心地よい。Posted by ブクログ
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老いるー心身劣化を自ら痛感する私は、日々の生活状況の変化の場面に、ただただ頷くばかりで、一人暮らしでなく娘さんとの同居らしいので、ほっと安堵した。
思えば‘戦いすんで日が暮れて’以来、折に触れ、いろいろな作品を購入してきた。どんな苦境でも果敢にも生き抜いている様子に、いつも感服していた。颯爽と...続きを読む -
年齢を感じさせないエッセイに只々、感心しながら笑いあり、寂寥感ありで一気に最後まで読みました。コロナ禍でマスク生活が長い中、飛行機内ということもあり、読みながら笑いを堪えるのに、初めてマスクをしていて良かったと思いました。今はほぼ戦争を体験していない世代の人が多い中、戦時下の苦労さえも笑いを誘うのは...続きを読む
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全文を読み終わって佐藤さんの頭の回転が速くて驚いた。羨ましかった。難しい字句は一切使わず、平易な作文で、ためらわずに読み切ることができた。
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悩みながら奮闘している小島さんと数々の修羅場をくぐってこられどんな悩みもズバッと解決してしまう佐藤さんのやりとりが面白かったです。私は2人のどちらの世代でもないですが、すごく共感しうる内容でした!いつの時代も女性は強い、私も頑張ろう!とおもえるスカッとした内容でした。Posted by ブクログ
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人生論。酢ダコ。手紙のやりとり。こりゃ、ナンジャラホイ? と首を傾げつつも、思わず手に取らせたのは、なんといっても佐藤愛子と小島慶子の組み合わせの妙であろう。装丁からして真面目、というより面白さを狙った本であることは推察できるが、にしても、である。
さてさて、年齢差が50歳もあるという二人がど...続きを読む -
まさに愛子節!と言いたくなるようなぶった切りっぷり。きっと愛子先生に相談する方々はこの勢いで叱られたいんでしょうね。
本気で解決…したい気持ちはあるんでしょうけど…
うーん。解決、にはなるようなならないような?
読んでて爽快で面白い、と感じるのはここになされている
人生相談が「他人事だ」と思うから...続きを読むPosted by ブクログ