辻村深月のレビュー一覧

  • かがみの孤城 下
    まさむねが急に転校することになって、りおん以外のみんなが雪科第五中学校に来ることになった!
    みんな嫌なことにならないといいなと思っていたら、なぜかみんな存在しなかった!
    まさむねがパラレルワールドだと深く考え過ぎていたが、本当は年代が違うだけだった!
    5時を過ぎても帰らないあきは食われてしまって、連...続きを読む
  • かがみの孤城 上
    7人の中学生が集められて、オオカミ様という謎の少女もいて何が始まるんだろう?と不思議に思った!

    こころやうれしのがいじめられていることが分かったり、他の子もそれぞれ重いことを抱えていたんだなと思った!

    5時をすぎたらオオカミに食われるから、もし私がその世界に行けたら5時までには絶対帰ろうと思った...続きを読む
  • ぼくのメジャースプーン
    「どうしようもない悪というものは、いつまでも悪のままです。あきらめて、割り切ることができないなら、罰を与えたいなんて思うべきではありません」

    ずっとどうするのか、自分ならどうするか、考えながら読んだ。とても哲学的。
    でもやっぱり辻村深月さん。本当に胸が痛むほど優しい。
    涙がぽろりと出ました。
  • あなたの言葉を
    この本に出会えてよかった。
    作者の辻村さんは、本当に真っ直ぐで綺麗な心をもった方なんだなと感じる。
    定期的に読み返したいし、子供が大きくなったら読んで欲しい。自分が小さい頃に悩んでいたこと、不安に思っていたことを、優しく解きほぐしてくれる本。
  • かがみの孤城 上
    〈登場人物〉
    こころ、アキ、リオン、ウレシノ、マサムネ、フウカ、スバル、おおかみさま、など
    〈アニメと、くらべて〉
    アニメとくらべて、ちがうところが、いくつかありました。あたりまえだけど、アニメより、本のほうが、くわしくかいてありました。
    〈上巻の感想〉
    こころちゃんが、真田さんや真田さんの友達に、...続きを読む
  • かがみの孤城 下
    〈登場人物〉
    上巻とおなじ
    〈アニメとくらべて〉
    アニメとくらべて、ちがうところが、下巻にもあった
    〈下巻の感想〉
    上巻で気になった、ストロベリーティーのことは、アキちゃんときたじま先生の関係は、きたじま先生は、アキちゃんのみらいのすがたです!
    それと、しろによばれた、7人のひとは、こころと、リオン...続きを読む
  • 噛みあわない会話と、ある過去について
    一気に読んだ。
    現実より現実的。
    見ないふり、無いふりして蓋をして、自分の都合のいいように事実を捻じ曲げそれを事実と思い込む。
    人間など偏見と思い込みだけで生きているし、「事実」なんて無い。ましてや真実などどこにも無い。
    どの時代でも老若男女の愚かしさは変わらない。変化しない。私含めて人間という動物...続きを読む
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)
    著者の処女作ということだが、新人らしくないプロットと心理描写が秀逸だ。長大な作品だが、下巻を読み終えるのが楽しみであり、少し勿体無い気もする。
  • はじめての
    どれがどの曲かわからなくなりそうなのでここにメモがてら感想と共に書かせていただきます。

    『私だけの所有者』島本理生
    結末が良かったです。意外性がありとても面白かったです。近未来の話で、主人公の“僕”の成長が手紙だけでわかるのがすごい。
    楽曲は『ミスター』

    『ユーレイ』辻村深月
    さすが辻村先生とい...続きを読む
  • ロードムービー
    冷たい校舎の時は止まるを夢中で読んでいたから、また彼らに会えて本当に嬉しかった。スピンオフらしいとは聞いていて、1話だけだと思っていたけどあんなに何話も出てくるなんて……。一つずつ読み終わって他の話を読んでいる時にもしかしてさっきのもって気づいたりしてそういうところも含めて楽しかったな。あの忘れ難い...続きを読む
  • この夏の星を見る
    コロナ禍の学生が経験したもやもやを、
    優しい言葉でめいっぱい綴ってくれる本。

    天体観測でつながる中高生のみんな、
    そのために尽力してくれる先生たち、
    悩みながらも背中を押してくれる家族、
    全部の繋がりがあったかくて、なんとなくもやもやして、でも言えなかった気持ちを全部代弁してもらえた気がする。

    ...続きを読む
  • 東京會舘とわたし 下 新館
    良かった…。
    もっと早くに読めば良かった。

    今も続く東京會舘に縁のある誰かの人生の一頁が描かれていてじんわりと胸に沁みた。
    何度も自然と涙がこぼれました。

    何とも温かく心地いい気分で上巻から下巻へ。
    東京會舘で働く従業員・訪れるお客さんの思いが上巻にも増して溢れてて、時代を越えた強い思いに何度も...続きを読む
  • 名前探しの放課後(下)
    あすなとおじいちゃんの描写が多いから自殺するのはもしかしてあすな?けど、河野のやられ方からみてやっぱり河野か、、と思っていたら予想を裏切られました。
    そして、「ぼくのメジャースプーン」を読んでいた身としては、最後の数ページで騙された!となりました。
    3ヶ月後からやってきたなんて、初めからなかった!序...続きを読む
  • あなたの言葉を
    私が大好きな作家さん、辻村深月さんのエッセイ。子供向け新聞で連載されていたものだが、成人を過ぎてしまった私でも共感できる内容だった。ところどころ、自分が感じてきたこと・考えて実践してきたことを言語化してもらえた感覚があって嬉しかった。
    自分の中から生まれてきた自分だけの言葉を大切にしてもいい。
    私は...続きを読む
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集
    表紙の動物さん(ねずみ?)のイラストがあまりにかわいくてつい購入。

    怪奇小説7篇、どれも本当におもしろくていずれの作家さんももっと読んでみたいと思えるものばかりでした。

    なんかおもしろい短編小説読みたいなという方にはほんとにおすすめです。
    表紙がかわいい。
  • 本日は大安なり
    嬉しくなったり泣けてきたり、いろんな感情にさせられました。でも嫌な感じではなく、読み終わった後は清々しい気持ちです。何人も登場人物がいるとなかなか覚えられない自分ですが、今回はそれぞれに思入れができたのか、すんなり読むことができました。
  • 噛みあわない会話と、ある過去について
    表紙が可愛くて買ったけど、中身はずっとゾワゾワしっぱなしでした!
    短編小説で読みやすいところも良かったです。
    普段あんまり深く考えずに言葉を発するタイプの私にグサっとくる本でした。。
  • 東京會舘とわたし 上 旧館
    東京會舘に縁のある人たちの人生の一頁が綴られていて、そのどれもが沁みる。
    ここまでの時代の荒波を越えて、さらに迎える東京會舘の未来がとても楽しみ。
    感想はまとめて下巻へ!
  • 光待つ場所へ
    スピンオフ作品だと読み終えた後に知る。
    一番好きだったのが、樹氷の街。
    元になった作品を読んだ後、また読み返したい。
  • 家族シアター
    娘、姉、母……。自分には色んな属性があって、各短編を読むたび姉になったり娘になったり、忙しかった。

    どのお話も好きだけど、あえていちばんを選ぶなら最後のタマシイム・マシン。自分のアイデンティティに母という属性が加わったとき、私も似たような思いを抱いたものです。小さな我が子を抱いた私を隣で見つめる私...続きを読む