辻村深月のレビュー一覧

  • この夏の星を見る
    自分もコロナで大会や文化祭が全て中止になった学年だったので、主人公たちにとても感情移入して読み進めた作品でした。「どうして私たちの代なの」と何度思ったかわからないけど、私もこの子たちの様に前を見て行こうと勇気をもらえました!あの頃の気持ちを代弁してくれるような、支えになってくれるような素敵な作品。出...続きを読む
  • 鍵のない夢を見る
    どうしてこんな名前のついていないような感情を描けるんだろう。めちゃくちゃ面白かった。どの話も自分が経験したことがあるようなないような気がした。「芹葉大学の夢と殺人」が圧倒的に凄かった。何がすごいのか言語化できないけど、体の細胞がぶぉーってなった。最初読んだ時は、雄大みたな人いるよなーって思ったけど、...続きを読む
  • この夏の星を見る
    なんかマイナーなもやっとしたトラブルが、きれいに解決していくところがありがたいです。私の中学からの先輩は、数年に一回ぐらいしか会いませんが、20年以上前の研修医のスタートでもお世話になりました。まあ、立派なばかりではありませんが、むしろ変わった先輩ですがありがたい先輩です。キノコつながりの先輩なんか...続きを読む
  • この夏の星を見る
    コロナで今までの普通が一変した
    そんな中過ごす高校生、中学生
    でも,だからこそ
    できること
    出会えたこと
    考えたこと
    感じたこと

    天文部や理科部、天文台
    星を掴みに行く

    同じような子ども達が沢山いるだろう
    読んでよかった
  • あなたの言葉を
    小学生新聞の連載記事を加筆修正したもので、
    辻村さんが日々の生活で感じたことをもとに、小学生に伝えたい感覚、経験、言葉がつまった一冊です。辻村さんの語りかける文体がとてもとても優しくて、私も小学生の時に読みたかった…!
  • サクラ咲く
    もう、爽やか。
    爽やかなのに読み終わった後に、心臓をつかまれてる感覚がする。
    なんだか、高校時代に本を読み終わった後の感覚が蘇ったみたいな。
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)
    されることツナグを読んだすぐ後に古本屋さんの辻村深月さんコーナーで同じ題名の表紙の違う作品があったので手に取りました。
    このアプリのバーコード検索を利用してみたところツナグの2作品目という事で購入に至りました。
    今作は前回の物語から7年経った世界が舞台となっています。
    前作ではまだ高校生でしたが、今...続きを読む
  • かがみの孤城 下
    読みやすく、面白い。
    伏線回収もすごい。

    これを読んだ時は自分も不登校気味だったこともあって、感情移入が凄かった。
    登場人物達の心情、人間関係がリアルで、
    終いには涙も流した。

    結末を知った状態で読み返すと、一回目とは違う面白さがある。
  • 島はぼくらと
    これは故郷の話。その土地を愛して、守ることとはどういうことなのか、それをまだ知らない4人の高校生たちと一緒に体験させてもらったように感じた。

    まだ数冊しか読んでいないけれど、辻村深月さんの作品の中で一番好きかもしれない。
    大切にしたい故郷があることって、本当に幸せなことだと思う。
  • ツナグ(新潮文庫)
    全体的に泣ける。特に親友の心得に涙が出た。
    親友と言う字を書くのだから、親兄弟の次に大切なのが親友。だから、共感出来たのかもしれない。
  • かがみの孤城
    わからないことだらけの状態から少しずつわかっていく城に集められた子供達、城の謎が分かっていく度どんどん引き込まれていきました。
    鏡の中の世界に来た子たちの事情が分かった時は苦しくなりました。
    みんなそれぞれ事情があって辛かったり悲しかったり色んな事があってそこにいるんだなと思いました。

    数日間かけ...続きを読む
  • 島はぼくらと
    久しぶりに度肝を抜かれた。傑作だと思う。
    辻村さんの名前は知っていたし、評判の良かったかがみの孤城も買った。でも、導入部が重くて読み続けられなかった。

    そして、2作目に手を取ったのがが本作。レビューもチエックせず、何となく手に取ったのだけど、後半から一気に来た。
    何となく高校生の青春群像ものなんだ...続きを読む
  • ツナグ(新潮文庫)
    これまで辻村深月さんの作品を読んで思うのは、アプローチがそれぞれ違って作風が全然違うのにテーマが愛、特に家族愛が多いという印象です。
    本作は死者と1回だけ面談させる事ができる特殊能力を持った一族が依頼者の望みを叶えて、その後の人生をどう明るくするかを教えてくれました。
    本当にこのような特殊能力が存在...続きを読む
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)
    待ちに待った辻村さんのシリーズ作品をいよいよ読んだ。
    前作のツナグは約4年前に読み、程々に覚えていたが、今作もとてつもなく良かった。
    死者と合わせる使命を持つ歩夢が主人公となっている連作短編集という形はは前作同様ですが、今回は歩夢自身の成長物語としての面があり、より物語に深みがありました。
    特に好き...続きを読む
  • ハケンアニメ!
    アニメが好きだからこそ、この物語を読んで本当に良かった。好きだからという理由だけで、安易にアニメに関わる仕事をしたいとは口にできなくなった。多くの人の人生をかけて作られたアニメ、面白くないわけがない。アニメに関わる様々な仕事をする人々に出会うことができて、非常に面白く読むことができた。
    アニメはアツ...続きを読む
  • 名前探しの放課後(下)
    上下巻、一気読みしました。
    面白くて止まらなかった。
    涙も止まらなかった…
    だいぶ前に購入し積読してましたが、ふと気になって読み出したら止まらなかった。
    登場人物がみんな主人公なの?っていうぐらい魅力的でした!ストーリーがまたすごいっ!
    辻村深月さん、すごいっ!
  • かがみの孤城 上
    中1の頃初めて読んだけど、ミニテストの勉強をやらずに本を読んでしまうくらい面白かったです。
    読み始めたらページをめくる手が止まらない、、

    記憶をなくしてもう一度読みたいなぁと思います。
  • スロウハイツの神様(上)
    続きが気になる…
    20代の青春と葛藤あったな〜
    自身の20代の頃を思い出しながら懐かしく読める部分とクリエイターという私には未知の職種に、熱い気持ちで読める部分もありました。
  • あなたの言葉を
    辻村先生の言葉は、かつて子どもだった私にそっと寄り添って固まった心を解きほぐしてくれるあたたかな感覚があって不思議に思っていた。あのときのみこんだ言葉や感じていた気持ちをどうしてこんなに鮮やかに思い出させてくれるんだろうって。
    それは「私も昔、子どもだったから」。子どもの私の気持ちを載せたまま大人と...続きを読む
  • 朝が来る
    思春期の葛藤、不妊治療の苦悩。互いを想う気持ちがすれ違う。真の自立は年齢ではない。自分で答えが出ない時、判断に悩む時、大きな決断をする時、相手を選び、相談をすることで、解決策が見つかり、一気に心が軽くなる。人の優しさや温もりの力に圧倒された、衝撃のラスト!
    子育て、自身の生き方に悩む大人に勧めたい感...続きを読む