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望むことは、罪ですか? 誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったDV男との逃避行──。普通の町に生きるありふれた人々に、ふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる五篇。現代の地方の閉塞感を背景に、五人の女がささやかな夢を叶える鍵を求めてもがく様を、時に突き放し、時にそっと寄り添い描き出す。著者の巧みな筆が光る傑作。第147回直木賞受賞作!
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Posted by ブクログ
辻村深月の追い込む感じがすごく好き。 読んでて気持ちよさを感じる笑 これが苦手な読者も多いみたいだけど、そんなふうに読者にハラハラ感を味わせたり、読んでいるこっちが疲れてくるような文章を書けるのは本当に天才だと思う。
女性であれば、どこかでうっすら感じたり聞いたりしたことがあるようななんとも言えない感情が散りばめられていて、読んでいて少し恥ずかしくなる話が多かった(別に登場人物たちに感情移入するわけでも過去同じような経験をしたわけでもないのに...)。
変な感想だけど、読んでみてホッとした。こういう感情になるのは私だけじゃないんだって。 「この感覚知ってる」という場面が何度もあって、なんとも言えない気分になる。 この頃は年齢のせいか、そういう周期なのかはわからないけれど、他人を羨んだり、どうして自分だけと悲観したり惨めになることはほぼない。 だけ...続きを読むど4~5年前に読んでいたら、頭掻きむしってズーンと凹んだと思う。 このご時世だし、男だから女だからとはあまり言いたくないけれど、女性特有のいやぁな感じやどうしようもなさみたいなのってあるよね。 それがズブズブ刺さってくる一冊。
ズレてる考えにぞっとした。 違和感を感じながらも、最後まで読む手が止まらず、物語に迫力があった。 自分よりも年上の主人公たちの夢と転落の物語を読むことができて良かった。
「芹葉大学の夢と殺人」が心に残った。現実を見るのが怖いんじゃなくて、夢しか見れない人もいるんだなと。主人公目線だから、雄大の良いところや普通なところも垣間見えて、一概に「頭のおかしい人」とは言い切れない部分がもどかしかった。どれだけ周りが説得しても、本人が気づいて成長しなければ人の幼さは正せないと思...続きを読むう。
5つの短編の作品。 辻村深月さんの作品が大好きで直木賞受賞作ということで手に取りました。 それぞれの章に関連性はないですが、全て少し変わった人物が登場して物語が進行します。「少し変わった」という点が見事です。 サイコパスではなくて身の回りに居そうな人。 彼らの心情も分からなくはないという絶妙なライン...続きを読むが素晴らしかったです。
スピード感溢れる作品。ぐいぐい引き込まれる。 共感という意味で、心に残ったのは、『芹葉大学の夢と殺人』と『君本家の誘拐』。 夢を持つこと。自分を信じて、諦めないことは素晴らしいことだけれど、周りのアドバイスに耳を傾ける心の余裕も必要。主人公の母親の「現実的に夢を見なさい」という言葉が刺さる。 現実...続きを読むと理想。仕事も恋愛も思うようにいかない歯痒さややり切れなさ。愛するって何だろうと考えさせられる。 育児ノイローゼは、初めて母親になった女性には共感できることが多いと思う。 寝不足が引き起こす心身の不調。たかが夜泣き、されど夜泣き。心理的に追い詰められる苦しさと良い母親でありたいと思う気持ち。必死で育児を頑張っている女性をそっと包み込むような作品。 #辻村深月さん #育児 #心の支え
ずいぶん前に読んだ作品を再読。 前は「暗くてつまらない話だなあ」と思っていたけど、印象が変わった。 共感できるところが多い。 過去の自分の勘違い体験が、ちくちくと身を刺してくる。 枕に顔を埋めて「ゔあー!」と叫びたくなる。 主人公と性別は違うけど、過去の自分が今の自分を、無自覚でいじめてくる感じ...続きを読むがぐいぐい来る。
辻村深月さんの直木賞受賞作 どこかの誰かの日常に潜む、怖さ、気持ち悪さ 読み進めるほどに、ひたひたと忍び寄ってくる 直木賞って、読後モヤモヤとした感覚が残るのは、私だけだろうか
これは…そうか,「傲慢と善良」は,こういう作品を描く人から生まれたんだな,と. もっと,エグいけどね,こっちの方が. 読者にも,作中のキャラにもやっぱり,意地悪なんだよなぁ,そこまで追い込んじゃう?と.しかし,最終話には震えたなぁ…長男が生まれる前後の我が家と本当に丸かぶり…ずっと暮らした東京から埼...続きを読む玉に引っ越したのも,生まれるまで苦労したのも,そして,仕事で殆ど家に帰れなくて,見知らぬ土地でワンオペさせちゃったのも…ね さらに我が家では何度も別居だ離婚だと感情の礫を投げつけられたことも…たまの休日に早朝から起き出す息子を連れて日の出前の公園に連れて行って「育児」してる気になっていたことも…全部全部,確かに僕は,信じられないほど軽く捉えていたんだと思う.当時としてはそれでも命の危険を感じる程の過密労働の間で「自分だって頑張ってる」と思っていたけど,その中でも睡眠時間を何とか確保してくれて,支えてくれていたのは… そんな息子も中学生になって生意気になって,それでもやっぱり『宝物』であり続けているわけで. あー,こういうことなのかと,辻村深月が,いろんな家族を描きながらも,家族を肯定し続けるその理由は,当たり前だけど,こういうことなんだよな,と. 意地悪だけど,とびきり愛情ある作家さんなんだと. 今回も,完敗です,ありがとうございます♪
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鍵のない夢を見る
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辻村深月
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