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Posted by ブクログ 2024年04月03日
ぼくの小学校で起きた陰惨な事件。幼なじみのふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし言葉を失った。犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは一度だけ。
先生に導かれながらぼくは考える。罪と罰について、生きることについて。誰かが自分のために一生懸命になってくれることは何かしらその人の救いになるって...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月08日
めちゃめちゃ濃い内容、考えさせられる内容であり、内容が、読書が、楽しかったか?と聞かれると★3かな。しかし読んでよかったよ。読書ノートに気になる箇所をメモしたらすごい量になった。
「ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった-。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月14日
主人公が子供ということもありあまり重い話ではないが、テーマは「復讐」。
登場人物何人かの復讐に対する意見や考え方が書かれており、正反対の考えもあるにも関わらずそのどれにも共感し納得することができた。多様な深い考えを表現できる作者に感嘆した。
読む手をたまに止めながら、自分ならどうするか?を考えなが...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月13日
すごく良かった。特にこの物語は辻村さんあるあるのリンク集を感じさせられる物語だった。重要人物のふみちゃんは凍りのくじらで少し登場したあのふみちゃんだったり...
小学生の男の子が言葉で相手を縛り付けることが出来る超能力を使ってあるひどい事件で心を閉ざし、喋ることの出来なくなってしまった幼なじみのふみ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月09日
特殊な能力を持った小学生の『ぼく』が主人公で、仲良しのふみちゃんが凄惨な事件に巻き込まれたことで精神的に不安定な状態に陥ってしまう。そのふみちゃんを救うために、能力を使って犯人に復讐をする。
復讐とは、何をもって復讐なのか。
加害者が反省すること?何をしたら反省と呼べるのか。被害者を救うためにと言う...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月13日
犯罪を犯した人が罪を心の底から悔いて、反省するにはどの様な罰がいいのだろうか。恐らく、どんな罰を与えても被害者は納得はできない。なら、どうすれば・・・。
大学教授の秋山先生と、「僕」が哲学的な問答を重ねながら物語は進む。先生の台詞にはこころに突き刺さる言葉がいっぱい。
結末がまた良かった。救いのある...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月27日
友人からの勧めで読んだ。辻村深月さんの本は今回が初。
ファンタジックな設定の一方で、心理描写や人物設定が実に丁寧。あまりに現実離れした設定は得意ではないが、描写の克明さがリアルなことで、人智を超えた能力に強い違和感を抱かなかった。
(主人公のぼくが、小学生にしては賢すぎるかなとは思ったが、、中高生...続きを読む
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