藤井邦夫のレビュー一覧

  • 仇討ち異聞 大江戸閻魔帳(八)

    次は?

    麟太郎が拘る様々な事件。根底に有るのが、彼の優しさからくる人助けなので、読んでいて、心が、和む。このシリーズも、続いて欲しい。
  • 福の神 大江戸閻魔帳(六)

    心が和む

    あいも変わらず、親切なのかお節介なのか、あちこちの事件に首を突っ込んでは、忙しくしている麟太郎と、それを、陰ながら助けてやる?協力して解決している?御奉行、同心、岡っ引き、子分の皆が、心優しいのが良い。読んでいて、心が和む。
  • 罰当り 大江戸閻魔帳(五)

    心が和む

    あっちこっち、頭を突っ込みながら、戯作の種が拾ったり、人助けをしたり、ひょうひょうと生きている。麟太郎の生き様に、心が和む。
  • 笑う女 大江戸閻魔帳(四)

    可笑しい

    相変わらず、事件に首を突っ込んでは、人助けなんだか、お節介なんだかを、しながら、絵草紙の題材は、したりしなかったり。最後の、仇討ちの助太刀をしたら、現実の話の方が面白くて、折角売れていた自分の絵草紙が、売れなくなった、というのは、笑ってしまった。
  • 渡世人 大江戸閻魔帳(三)

    良い話

    ちょっと、お節介の気が有る戯作者の麟太郎が、首を突っ込む事件と、それに協力する十手持ちの親分子分、その上役の同心、もっと上の、多分祖父であろう御奉行。話の根底に流れているのが、人の優しさなので、読んでいて、心が和む。
  • 三つの顔 大江戸閻魔帳(二)

    事件の、顛末を

    江戸には、色々な顔を持つ(中には、三つも持つ奴も居たけれど)色々な人間が暮らしている。善人を助け、悪人を退治する。そして、その顛末を、絵草紙にして、生計を立てている。不思議な男だなぁ。
  • 大江戸閻魔帳

    ちょっと

    南町奉行根岸肥前守の昔の知り合い?の孫の、戯作者が、事件に遭遇して、その事件を解き明かして、それを、戯作として書く。という形で、物語が、進んでいく。ちょっと、面白いかもしれない。
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 19 出戻り
     藤井邦夫「出戻り」、新・知らぬが半兵衛手控帖シリーズ№19、2023.6発行。いつも通り読み応えあり。脅し文、手遅れ、出戻り、目利きの4話。脅し文、手遅れがお気に入りです。
  • 赤い珊瑚玉~日暮左近事件帖~
    内容(「BOOK」データベースより)

    公事宿「巴屋」に、常陸の百姓が年季証文を持ち込んだ。百姓の女房が料理屋「松葉屋」での奉公を終えているはずだが、まだ明けていないといわれたのだという。「巴屋」出入物吟味人の日暮左近が「松葉屋」の周りを調べ始めると、次々に不審な点が見つかり、背後にある藩の影が浮か...続きを読む
  • 陽炎(かげろう)の符牒~日暮左近事件帖~
    内容(「BOOK」データベースより)

    公事宿「巴屋」の出入物吟味人日暮左近は、かつて秩父忍びの仲間で許嫁だった陽炎から助けを求められる。陽炎のいる下野国宇都宮藩江戸下屋敷に向かった左近だったが、陽炎は戸田家藩主の養子の御守をするなかで怪我を負っていた。陽炎の願いを受けた左近と幼き後継ぎを襲う刺客た...続きを読む
  • 帰り道 新・秋山久蔵御用控(十六)
     藤井邦夫「帰り道」、新・秋山久蔵御用控№16、2023.5発行。返討ち、帰り道、淡路坂、忠義者の4話。安定した面白さです。私は、返討ち、帰り道がお気に入りです!
  • 出入物吟味人~日暮左近事件帖~
    内容(「BOOK」データベースより)

    出入物吟味人として日暮左近が働く公事宿巴屋に鍛金師の文吉が銀の香炉の代金を払ってもらえないと公事訴訟の依頼に来た。しかし、文吉は何者かに殺害されてしまう。それでも文吉の依頼を完遂せんと動く左近の前に、謎の忍びが現れ、背後には醜い権力者同士の争いが―。左近の無明...続きを読む
  • 正雪の埋蔵金~日暮左近事件帖~
    内容(「BOOK」データベースより)

    深手を負って公事宿巴屋の主に助けられた一人の男。過去の記憶を失ったその男は日暮左近と名付けられ、助けられた巴屋で出入物吟味人となった。その巴屋に、店を騙し取られたと公事の訴えが持ち込まれた。裏には、幕府転覆を企てた謀叛人・由井正雪が隠した数万両の軍資金の噂が。...続きを読む
  • 日溜り勘兵衛極意帖 : 10 押込み始末
    内容(「BOOK」データベースより)
    江戸で一、二を争う老舗で大名家御用達の呉服商越前屋に狙いを定めた盗賊“眠り猫”。頭の勘兵衛は入念な下調べを重ねて越前屋の母屋に忍び込んだのだが―。この押し込みがきっかけで外様の大藩を敵に回すこととなった眠り猫一味、徳川家が忌み嫌う妖刀をめぐり、命を懸けた戦いの幕...続きを読む
  • 日溜り勘兵衛極意帖 : 6 盗賊狩り
    内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋室町の呉服問屋「吉野屋」に忍び込んだ盗賊唐獅子の市蔵一味が、金を奪って引き上げようとした矢先、火付盗賊改方に包囲され御用となった。火盗改に就任以来、立て続けに盗賊を捕縛する矢崎采女正の手腕に疑念を抱き、その周辺を探り始めた眠り猫の勘兵衛は、難を逃れた唐獅子...続きを読む
  • 日溜り勘兵衛極意帖 : 5 亡八仕置
    内容(「BOOK」データベースより)
    眠り猫の勘兵衛が起居する根岸の黒猫庵に、千住の女郎屋金子屋から足抜けした若い娘おさきが迷い込んだ。取手の百姓の娘だというおさきを匿った勘兵衛は、借金の形に江戸に連れてこられた経緯を探ろうと、船頭の丈吉を取手に走らせる。一方、千住に向かった勘兵衛は、金子屋の主の伝...続きを読む
  • 日溜り勘兵衛極意帖 : 4 偽者始末
    内容(「BOOK」データベースより)
    盗賊“眠り猫”の名を騙る謎の一団が日本橋室町の呉服屋に現れ、有り金全部を奪って店の主を惨殺した。盗賊“眠り猫”を率いる錏勘兵衛は、己に恨みを持つ者の犯行だと睨み、その正体を暴こうと動き出すが…。闇夜に繰り広げられる偽盗賊との息詰まる攻防。周到な罠を掻い潜り、勘兵...続きを読む
  • 日溜り勘兵衛極意帖 : 3 賞金首
    内容(「BOOK」データベースより)
    米の値上げ騒ぎで大儲けした米問屋井筒屋。その井筒屋の金蔵を破るべく密かに内偵をはじめた“眠り猫”の勘兵衛は、一人の荷揚げ人足の不審な行動から、他の盗賊の存在を嗅ぎつける。その盗賊を出し抜き、見事金蔵破りに成功した勘兵衛だったが、盗賊“眠り猫”の正体を暴こうとする...続きを読む
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 15 埋蔵金
    いつものように白縫半兵衛さんが事件を解決して、知らないことにした方が良いことには知らん顔をするワンパターンだけど人情味溢れるお話し4編。
    上司である与力、大久保忠左衛門が罪を着せられどうになる「邪魔者」。
    犬が咥えてきた一両小判が発端となる「埋蔵金」。
    殺人事件の目撃者として証言したことにより命を狙...続きを読む
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 14 天眼通
    内容(ブックデータベースより)

    高輪の大木戸の酒問屋に奉公する十四歳の子守り娘が、往来で馬に蹴られた後、不思議なものを見るようになった。
    ある時、自分が奉公する店のご隠居が何者かに斬られるのが見えると言い出した。
    娘に相談を受けた北町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛は、ご隠居と店の周辺をあらい始める...続きを読む