藤井邦夫のレビュー一覧

  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 15 埋蔵金
    いつ読んでも知らぬ顔を決め込みカッコイイです。
    小さな事でも敏感に察知して
    弱気者を助けて読んでいて気持ちが良い作品です。
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 15 埋蔵金

    お久し振りです。半兵衛さん。

    やっぱり、良いなぁ。半兵衛さん。知らん顔の仕方が、粋だねぇ。一番の悪者は、サクッと始末して、残された人達には、温情をかける。いつもの登場人物達は、いつもの通り。半兵衛さんの強さもいつもの通り。安定の面白さ。
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 12 一周忌
    内容(ブックデータベースより)
    北町奉行所に投げ文が放り込まれた。
    そこには、上野元黒門町に店を構える質屋・大黒屋に押し込みが入るという垂れ込みが女文字で記されてあった。
    早速探索を開始した臨時廻り同心の白縫半兵衛は、大黒屋の周辺を見張るとともに、投げ文の主を探ろうとするが……。
    半兵衛の粋な人情裁...続きを読む
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 11 古傷痕
    内容(「BOOK」データベースより)
    湯島天神の奇縁氷人石に尋ね人の紙を貼り、熱心に手を合わせる女がいた。その女の名はおつた。芸者上がりで三味線の師匠をしているおつたが貼った紙には、左眉の上に傷痕のある秀次郎という三十男の名が記されていた。そんな折、新堀川沿いの古寺で着流しの浪人の死体が見つかった。...続きを読む
  • 残り香 新・秋山久蔵御用控(十一)

    うん、格好良いなぁ。

    旗本に対しても、尾張藩に対しても、何の恐れるところもなく、悪いヤツらを、許さない。そういう、上に媚びないところが、格好良いんだよね~~。
  • 隠れ蓑 新・秋山久蔵御用控(十)

    良いなぁ~~

    柳橋の弥平次、老いたりとは言え、未だ健在。秋山久蔵家と、柳橋の一家との、絶妙な連携と、変わらない久蔵の強さ。悪いヤツには、徹底的に、容赦ないが、心有る者には、温情をかける。安定の面白さ。
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 9 招き猫
    内容(「BOOK」データベースより)
    浅草鳥越明神の参道にある古い茶店に、ある晩、何者かが忍び込み、床下に大きな穴を掘っていった。何も盗まず、ただ穴を掘っただけで茶店を後にした者の目的とは一体何なのか!?報せを受けた北町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛は、この奇妙な事件の探索に乗り出す。「世の中には知...続きを読む
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 7 隠居の初恋
    内容(「BOOK」データベースより)
    北町奉行所臨時廻り同心・白縫半兵衛は、吟味方与力の大久保忠左衛門から、旧友・村上左兵衛を探るよう頼まれる。左兵衛の倅の懸念どおり、六十二歳の左兵衛が年甲斐もなく女子に懸想していたら、やめさせねばならぬと。半兵衛らが後を追うと、左兵衛は茶之湯の師匠をしている後家と...続きを読む
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 6 狐の嫁入り
    内容(「BOOK」データベースより)
    一年前に甲府へ買い付けに行ったまま、行方知れずになっていた薬種問屋の若旦那がひょっこり帰ってきた。しかも助けてくれたのが縁で夫婦になったという嫁・おゆりを連れて。そのおゆりが、とある旗本屋敷を窺うなど不審な動きを見せる。北町奉行所臨時廻り同心・白縫半兵衛が追った...続きを読む
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 4 名無し
    内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋室町の献残屋『千寿堂』の主夫婦が、盗賊“鬼薊の長五郎”の押し込みに遭って殺された。北町奉行所臨時廻り同心・白縫半兵衛は『千寿堂』をじっと見詰める老人が気になり、後を追う。その最中、何者かに襲われたところを救った半兵衛に、老人は「権兵衛」と名乗る。素性の知れ...続きを読む
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 13 偽坊主
    歯切れのいい藤井邦夫のお話しです。

    知らぬが半兵衛と秋山久蔵のシリーズは 同じ舞台で動いています。

    周りの人物も一緒です。

    久しぶりに読んでも すぐその世界に入れます。

    周りの人たちも みんな好きです。
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 1 曼珠沙華
    内容(「BOOK」データベースより)
    北町奉行所例繰方同心の白縫半兵衛は元岡っ引の半次を伴い、かつて手先を務めていた役者崩れの鶴次郎の墓参に下谷大興寺を訪れた。その帰り、鎌倉河岸のお夕の店に立ち寄った二人の前に、博奕打ちに追われる若い男が現れる。一方、数日前に病死した定町廻り同心の死因に不審を抱く吟...続きを読む
  • 隠れ蓑 新・秋山久蔵御用控(十)
     知る人ぞ知る、そして知る人にはこたえられない秋山久蔵シリーズ、新・秋山久蔵シリーズ(^-^) 藤井邦夫「隠れ蓑」、新・秋山久蔵御用控シリーズ№10、2021.5発行。瓜二つ、隠れ蓑、卑怯者、逃れ者の4話。この順に話が盛り上がってゆきます。卑怯者、逃れ者、これぞ秋山久蔵です。また、久しぶりに柳橋の弥...続きを読む
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 7 隠居の初恋

    納得いかん……

    初恋の人の娘を助ける老武士の話、清々しい若い武士の話、冬の幽霊騒ぎの話、どれも面白かったけれど、派手な半纏を着た、鶴次郎に似た男の恨みを晴らす手伝いをする「似た男」が、一番、心に響いた。皆が、鶴次郎を忘れられないでいる。音次郎も、頑張ってはいるけれど、鶴次郎を、なぜ、殺したのか、納得出来ない。(作者...続きを読む
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 3 緋牡丹

    ああ……

    秋山家の、おふみは、こういう経緯で、秋山家に奉公する事に、なったんだ。秋山久蔵御用控えの方では、詳細が、無かったから……
    鶴次郎の緋牡丹の絵柄の半纏が、出て来て、懐かしくて、涙が出た。
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 2 思案橋

    皆が、幸せであれば良いけれど

    人情味溢れる裁きに、胸がいっぱいになる。
    罪を見逃して?知らん顔して貰った人達は、幸せに暮らしていけるだろうか?どうか幸せで居て欲しい。
    忠義者の直吉と、しろも、主の敵討ちが出来て、良かった。しろも、幸せにね。
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 1 曼珠沙華

    お帰りなさい。

    鶴次郎の死から4年後、半兵衛が、臨時廻り同心に、帰って来た。
    「旦那のような方に、見廻りして貰えれば、安心なのに……」茶店の老亭主の言葉の通りだ。
    また、新しいシリーズで、楽しませて貰いたい。
  • 騙り屋 新・秋山久蔵御用控(二)

    まだまだ……

    騙り屋の話の中の、弥平次の、お爺ちゃんぶりが、ただただ微笑ましい。
    悪いヤツは、どんな身分の者でも、許さない。相変わらず、格好良い秋山久蔵も、髪に白いものが……
    けれど、まだまだ、頭も剣も切れ味が、良い。
    一話ずつ、片付いて、哀しい結末も有るけれど、悪人が、必ず、やっつけられて、気分が、スッキリする...続きを読む
  • 恋女房 新・秋山久蔵御用控(一)

    前作より、十年後

    各々、歳を取っていて、亡くなったり、隠居したり、子供達は、大きくなって、若い手下や奉公人も増えていて、結婚したり、子供が出来たり、十年、色々有ったんだろうなぁと、感慨深く読ませてもらいました。
    新しいシリーズも、面白そう。期待大です。
  • 合本 秋山久蔵御用控 全30巻【文春e-Books】

    三十冊、合本、読破!

    う~~ん、凄かった!
    三十冊を一気に読む!、さすがに読みごたえが、有った。
    秋山久蔵、悪人には、あくまで厳しく、どんな身分の者へも、恐れること無く、立ち向かって行く。
    けれど、弱き者へは、優しく、温情溢れる裁きをする。
    時代劇は、こうでなくっちゃ。哀しい結末の話も有ったけれど、すっきり終わる話が、多...続きを読む