藤井邦夫のレビュー一覧

  • 知らぬが半兵衛手控帖 : 1  姿見橋
    「たとえ相手がどんな身分の者であろうが、世の中には、何が何でも許しちゃあいけない事があるんだ。知らん顔はできないよ。」藤井邦夫 著「姿見橋」、知らぬが半兵衛手控え帖№1、2006.2発行、寒椿、古傷、波紋、汚名の4話。このシリーズが新しくなって再開とのことで、読み返しました。あらためて、最高のシリー...続きを読む
  • 秋山久蔵御用控 花見酒
    藤井邦夫さんの「花見酒」(2017.4)、秋山久蔵御用控シリーズ№29です。年始客、狐憑き、花見酒、飼殺しの4話。「起」「承」「転」「結」のごとき展開です。花見酒、飼殺し、特上です。特に花見酒は、久蔵のみならず、いい男ばかり、泣けてくるぜっ(^-^) 男の真心、女の真心、いつの世もひとの心を潤し、生...続きを読む
  • 日溜り勘兵衛極意帖 : 9 冬の螢
    藤井邦夫 著「冬の蛍」、日溜り勘兵衛極意帖№9、2016.10発行。冬の蛍、名残雪、逆恨み、共食いの4話。今回も眠り猫・勘兵衛を軸に、吉五郎、丈吉、おせい達が躍動します。暴君に切腹を命じられた兄(榎本浩一郎)の無念を晴らし、惚れた兄嫁(雪乃)への思いを心に秘めたまま旅立った男(榎本平四郎)の純情を描...続きを読む
  • 秋山久蔵御用控 空ろ蝉(うつろぜみ)
    藤井邦夫さんの時代物、ぜ~んぶ好きです(^-^)秋山久蔵御用控、大好きです。どれも全部良かったです。(まだ終わってないですが~w)初期の作品は殊の外素晴らしいことに再読して気がつきました!再読、味わいが増して、噛めば噛むほど美味しいスルメイカのようです(^-^)「空ろ蝉」、シリーズ№5です。恨み坂、...続きを読む
  • 秋山久蔵御用控 大禍時(おおまがとき)
    藤井邦夫 著 秋山久蔵御用控№17「大禍時(おおまがとき)、2013.4発行です。裏切り、性悪女、後始末、大禍時の4話。よく次から次にストーリー(ネタ)が浮かんでくるものと感心します(^-^)再読しました。久蔵が仕事がら斬らざるをえなかった吉村左内。残された妻のおさわと娘のおゆき。20両(利子10両...続きを読む
  • 日溜り勘兵衛極意帖 : 8 盗賊の首
    1946年旭川生まれの藤井邦夫さん、冬の旭川は随分としばれますねw。旭山動物園の人気は、園長が交代しても続いてるでしょうか~。藤井邦夫さんの作品、とぼとぼ歩き疲れたとき(惰性に近い読書の時w)突然、山のいで湯に出会ったような・・・、そんな心持ちになります(^-^)
    日溜り勘兵衛 極楽帖 №8「盗賊の...続きを読む
  • 知らぬが半兵衛手控帖:10 無縁坂
    藤井邦夫 著「無縁坂」(2009.10)、知らぬが半兵衛手控帖シリーズ№10です。北町奉行所臨時廻り同心・白縫半兵衛、「さて、何のことですかな」半兵衛は知らぬ顔をした(^-^) 無縁坂、赤い花、勾引し、戻り橋の4話、どの話も泣かせます。そしてすっきりします! 再読しました。
  • 柳橋の弥平次捕物噺 : 2 祝い酒
    藤井邦夫 著 柳橋の弥平次捕物噺シリーズ№2「祝い酒」、2007.7刊行、2014.9双葉文庫発行です。思案橋、祝い酒、捨て子、入墨者の4話。弥平次親分が、同心の白縫半兵衛が、神崎和馬が、与力の秋山久蔵が、ほろりとさせる人情裁き! 最高です(^-^) 船宿「笹舟」、おまきとお糸、事件が解決するたびに...続きを読む
  • 秋山久蔵御用控 後添え
    藤井邦夫 著「秋山久蔵御用控」、再読です。№11「後添え」、ご法度、後添え、恋坊主の3話。どのような者にも媚びへつらわず悪党に情け容赦のない切れ者、秋山久蔵、「御法度」では、筋の通った?悪党に粋なはからいを。「後添え」では、与平、お福の後押し(脅しw)もあり、久蔵が両手をついて義妹の香織にお願いを。...続きを読む
  • 知らぬが半兵衛手控帖:20 夢芝居
    20160524 いよいよこの日が来た。鶴次郎の死と半兵衛の十手返し。最後の方は涙が止まらなかった。でも、久蔵が最後にしめたのは嬉しかった。
  • 秋山久蔵御用控 冬の椿
    藤井邦夫著「冬の椿」、秋山久蔵御用控第26弾、2016.4発行。臆病神、冬の椿、木戸番、落し前の4話、ご存じ秋山久蔵の人情裁きです! 一息で読み終わり、もう次作が待ち遠しいです(^-^)
  • 日溜り勘兵衛極意帖 : 7 贋金作り
    藤井邦夫さんの「贋金作り」、2016.2発行です。短編4話、面白いです。胸がすく思いです(^-^) 「のり」はもう「秋山久蔵の「のり」と同じですね(^-^) 日溜り勘兵衛シリーズも早いもので7冊目になりました。 ところで、4月8日には秋山久蔵シリーズの新刊「冬の椿」が発売とか。待ち遠しいです!
  • 秋山久蔵御用控 始末屋
    真面目に暮らしてる庶民には情の裁きを、悪党には情無用の冷酷さを。南町奉行所吟味方与力、秋山久蔵、健在ですw。第25弾「始末屋」、2015.12.10発行。棄て子、始末屋、失踪者、呉服橋の4話です。剃刀久蔵は勿論ですが、香織、大助、与平・お福、太一に神崎和馬、弥平次・おまき・お糸、幸吉に雲海坊、由松、...続きを読む
  • 知らぬが半兵衛手控帖 : 1  姿見橋
    面白かったです。
    佐伯泰英さんのシリーズの新刊を待っている身としては、ある程度ボリュームのある作家さんを探していたのですが、見つけた!という感じです。
    知らぬが半兵衛 以外にもいろいろシリーズありそうですし、うれしいです。
  • 知らぬが半兵衛手控帖:5 乱れ華
    これまでのシリーズ作品とはちょっと違う落としかたの話が多い。
    鶴次郎の過去が語られる第二話が特に秀逸。
  • 無惨なり~日暮左近事件帖~
    内容(ブックデータベースより)

    常陸国土浦藩の御刀蔵が破られ名刀相州五郎正宗が奪われた。公事宿の出入物吟味人・日暮左近は、その一件が秩父忍びの仕業と知る。一方、秩父忍びの陽炎たちは、五郎正宗を奪ったことで狙われることとなった。秩父忍びをめぐり蠢きだした甲賀忍びと木曾忍び。秩父忍びの窮地に左近が動く...続きを読む
  • 冥府からの刺客~日暮左近事件帖~
    内容(ブックデータベースより)

    薬種問屋『萬宝堂』の若旦那が旗本の娘に恋をした。身分違いの恋に不安を覚えた番頭は、公事宿『巴屋』に依頼を持ち込んできた。出入物吟味人の日暮左近が調べ始めたところ、背後に若旦那を狙った企みが潜んでいた。そして、若旦那が狙われた本当の理由が明らかになったとき、巴屋主の姪...続きを読む
  • 神隠しの少女~日暮左近事件帖~
    内容(ブックデータベースより)

    大店の呉服屋「丸菱屋」の娘おかよが、姿を消して十年後、店に戻ってきた。娘が本人かどうかを確かめてほしいと丸菱屋に依頼された公事宿「巴屋」では、主の彦兵衛、出入物吟味人の日暮左近が動き始める。しかし、おかよは何者かに狙われるー。おかよを狙う外道たちの正体、そして、左近...続きを読む
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 17 律義者
    内容(ブックデータベースより)

    旗本成島家当主の平四郎が、人に逢いに行くと云って出掛けたきり消息を絶った。
    上役に命じられて平四郎捜しを開始した白縫半兵衛だったが、その行方は杳として知れず、手掛かりも見つからない。
    そんな折、平四郎の学問所仲間だった相良伊織が、ある老夫婦とその娘を捜そうと動き出す...続きを読む
  • 野暮天 大江戸閻魔帳(七)

    面白い

    麟太郎は、あいも変わらず、あちこちに、首を突っ込んでは、お節介なんだか、人助けなんだかをしている。その、あちこちの事件の話を、面白く読ませてもらっている(笑)