藤井邦夫のレビュー一覧

  • 知らぬが半兵衛手控帖 : 2 投げ文

    良いですねぇ~~

    弱い立場の者に、寄り添って、人情味溢れる裁きで、自分が知らなくて良いと思った事には、知らん顔をする。
    粋だね~~格好良いね~~
    読めば、読むほど、心が、ほっこりする。
  • 知らぬが半兵衛手控帖 : 1  姿見橋

    安定の面白さ。

    勧善懲悪!悪は、必ず滅びる。時代劇は、こうでなくっちゃ。久々に、気分が、スッキリする。
    半兵衛さん、粋だね~~格好良いね~~
  • 首一つ 江戸の御庭番6
    藤井邦夫 著「首一つ」、江戸の御庭番シリーズ№6、2020.7発行。徳川吉宗の御庭番として隠密御用に任ずる倉沢喬四郎。厳しい御用が終わり、家に帰れば、妻佐奈の赤子の泣き声がw!
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 10 再縁話
    藤井邦夫 著「再縁話」、新・知らぬが半兵衛手控帖シリーズ№10、2020.6発行。北町奉行所臨時廻り同心・白縫半兵衛、岡っ引きの本湊の半次、下っ引の音次郎。岡っ引き、再縁話、化け猫、取立屋の4話。再縁話と取立屋がお気に入りですw。
  • 陽炎(かげろう)の符牒~日暮左近事件帖~
    秩父忍びの陽炎は、一族の復活を夢見て、将軍の幼子の警護を引き受ける。
    陽炎の危機は見過ごせない左近も、肩入れする。

    忍者同士の壮絶な戦い。
    死闘を繰り広げる文章表現が、手に汗を!
  • 忍び狂乱~日暮左近事件帖~
    公事宿巴屋の出入吟味人であるひぐらし左近だが、またしても、陽炎の助けで、老中たちの勢力争いの渦中に。

    忍びたちの激しい死闘の様は、描写も克明で、緊迫感が濃密。
  • 将軍家の血筋~日暮左近事件帖~
    長期政権の家斉は、子沢山でもある。御三家田安家に養子にしようと土屋家に依頼するが、養子入りを拒む田安家。豊丸は暗殺されようとしていた。
    そこに絡むのが、政権から離れてしまった裏柳生忍び。
    秩父忍びの復活を目論む陽炎は豊丸を守る土屋家に雇われる。

    消えようとする忍び集団と対する陽炎を助けるために動く...続きを読む
  • 阿修羅の微笑~日暮左近事件帖~
    巴屋に仕事を頼んだ飾り職人が人殺しで捕まった。調べを始める左近。職人、弥七が持っていたメモを頼りに事件を調べ始めると、、、そこには。
    4つの悲劇を背負った女の人生。凄腕の暗殺者が調べを進める左近に近づく。

    今回も何重にも重なる読みどころが、嬉しい。
  • 出入物吟味人~日暮左近事件帖~
    凄まじい政権闘争に絡み、動かされる忍びの世界。
    いやぁ、息が詰まる死闘が。。。シリーズ第2巻

    脇を固める役柄にも性格描写や背景が描かれ、

    次々と続くであろう物語に期待が出る。

    1〜2巻で終わっても、これはこれで話がまとまると

    言えるほどの、巧みな物語づくりは素晴らしい。



    1946年北海...続きを読む
  • 正雪の埋蔵金~日暮左近事件帖~
    公事宿の主、彦兵衛に偶然助けられた男は、頭部の傷を負い、完治後も自分の記憶を戻すことはなかった。
    彦兵衛はその強靭な体を見て、あれこれと探るのだが、かなりの使い手であり、実践を積み重ねたものであると言うことしかわからなかった。

    ひぐらしの鳴く頃助けられ、持っていた文の切れ端に書いてあった左近という...続きを読む
  • はぐれ忍び 江戸の御庭番5
    藤井邦夫 著「はぐれ忍び」、江戸のお庭番№5、2020.2発行。8代将軍吉宗のお庭番、倉沢喬四郎が幕府転落を企む水戸家の水戸宗斉と出羽三山の忍びたちの野望を砕きます。伊達忍びも関り、壮絶な争いに。今回、喬四郎の妻佐奈、義父佐内が脇でいい役を務めます。
  • 日溜り勘兵衛極意帖 : 3 賞金首
    眠り猫に賞金がかかった。かけた相手はやはり盗人。
    旗本の主人から妻を妾に強要され浪人になった家族に、またしても魔の手が。妻を無理やり拐かされ、本人も大怪我を負う。息子と無理心中しようとして吉五郎に助けられた。勘兵衛は妻を助けようと。
    全四話。どれも、心憎いお話で大満足のシリーズ第三弾。
  • 日溜り勘兵衛極意帖 : 1 眠り猫
    北海道旭川生まれ、脚本家、監督を経て作家デビュー。1946年生まれ。

    どうりで、80ページほどで、一話が完結する物語。
    勘兵衛は親方と呼ばれ、副業を持つ幾人もの手下を持つ。

    不可思議な話から興味をもって事件を洗い出す。
    悪人腹の事件の黒幕からお題は頂戴する。
    そうした勘兵衛自体も、こうした生き方...続きを読む
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 8 戯け者
    いつものパターン。だけど世間が知ったことは知らん顔出来ない。
    表題作の「戯け者」は「戯け者」ではなかったってお話。
  • 富籤始末 江戸の御庭番4
    藤井邦夫 著「富籤始末」、江戸の御庭番シリーズ№4、2019.9発行。藤井邦夫さん、まずまず楽しめました。藤井さんにしては展開がやや複雑、それが「まずまず」の理由ですw。吉宗が紀州から将軍になったとき、紀州に置いていかれたと認識した紀州藩佐橋が寺と談合、富籤に細工をして財を成し吉宗への遺恨を晴らそう...続きを読む
  • 三つの顔 大江戸閻魔帳(二)
    藤井邦夫 著「三つの顔」、大江戸閻魔帳シリーズ№2、2019.5発行。三つの顔、笑う閻魔、不運な女、日限尋ね の4話。笑う閻魔、不運な女、藤井邦夫さんの作品らしいですが、藤井邦夫さんの作品としては全体的に「おとなしめ」ですw。
  • 忍び崩れ 江戸の御庭番 3
    藤井邦夫 著「忍び崩れ」、江戸の御庭番№3、2018.11発行。藤井邦夫さんならではの安定した作品、なれど、著者にしては展開がやや地味なシリーズ、ドキドキ・ワクワクは物足りない感じでした。婿養子の喬四郎の妻佐奈、そして、義父左内、義母静乃との「やりとり」、もう少し見てせて欲しいです(^-^)
  • 恋女房 新・秋山久蔵御用控(一)
    20180719 新シリーズ。親の背中を見て育つ。秋山久蔵の跡取りは大丈夫そうだ、つぎからは、もっと一緒に活躍してもらいたい。これからが楽しみだ。
  • 井上真改(しんかい)~御刀番 左京之介(九)~
    藤井邦夫さん「井上真改」御刀番 左京之介シリーズ№9、2018.1発行です。藤井邦夫さんの作品にしてはややおとなしめのシリーズですが、第9巻は、いつもの藤井邦夫さんの「ワクワク」「ドキドキ」「人情」がほどよく織り込まれていました。主人公の京之介、その左右を楓と佐助がしっかりサポートしています。そして...続きを読む
  • 江戸の御庭番
    藤井邦夫さんの新シリーズが始まりました。「江戸の御庭番」、2017.12発行です。倉沢喬四郎、倉沢左内家に婿養子に入った御庭番(公儀隠密)、佐奈20歳との仮祝言はしたものの、8代将軍吉宗の命を受け、八面六臂の動きを。たまに家に帰り、妻を驚かそうと後ろから優しく抱きしめると、佐奈は肘鉄を(^-^) 舅...続きを読む