藤井邦夫のレビュー一覧
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正義感溢れる若者の生きざまも、色々。上手くいったり、いかなかったり。
男女の仲も、色々、上手くいったり、いかなかったり。
悲喜こもごもの人生が、あって、各々の話を、一喜一憂しながら、読みました。
けれど、秋山久蔵さん、若手に押されて、ちょっと、影が薄くないですか? -
いつの世にも、金持ち(お金)に、媚びへつらう面汚しって、居るよな。色仕掛けで、男を食い物にする悪女も。
けれど、臆病風の原田左内のような、正義感の強い侍も、居れば、その息子の小五郎や、大助達のような、真っ直ぐな少年達も居て、世の中も、捨てたもんじゃない。 -
人には、誰しも、いろいろある……半兵衛さんの言葉に、本当に、その通りだと、思った。
哀しい武士の敵討ち……房吉の辛く哀しい過去……仁徳者の仮面を被った悪人……悪い噂にもめげず、逞しく生きる女…… -
子を思う親の気持ちが、切ない。
死んでしまった人達は、帰らないけれど、生き残った人達は、死んでしまった人の分まで、幸せになって欲しい。 -
咎人を、作らないように、弱い者が、泣き寝入りしないように、自分の手柄より、人々の幸せを、いつも考えている。各々の話が、心にしみる。
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鬼平(池波正太郎著 鬼平犯科帳)を、読んだら、蕎麦が食べたくなる。っていうのは、誰の言葉だったかな?
知らぬが半兵衛手控帖を、読んだら、熱燗で、鳥鍋か、雑炊を、食べたくなる。蕎麦も、美味しそうだけれど(笑)
事件が片付いた後で、皆で囲む鍋の仲間入りしたいなぁ。 -
半兵衛さんが、知らん顔をすれば、幸せになる人達が居る。昔、捨てた娘を思う老人、敵討ちを、終わらせたい男達、神隠しにあった娘、皆、幸せに。
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哀しさの中にも、ほのぼのとした優しさが有る、そんなお話が、好きです。
今回のお話は、好きなタイプの終わり方でした。
勧善懲悪、悪は、必ず滅びる。時代劇の王道ですね~~。 -
何だか、四話とも、物悲しいお話だったな。季節も、寒々しいし……
個人的には、もう少し、ほのぼのとした、温かみのあるお話の方が、好きだなぁ。 -
親に捨てられたから、捨吉……自ら、そう名乗り、少し道を踏み外しながらも、最後は、大切な人達を守って死んでしまった。「最後は、半端者の捨吉じゃなく、松吉に戻って、死んでいったんだ。」という、半兵衛の言葉が、胸にしみる。
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夜も更けて、冷え込んできて、小腹もすいてきた(笑)
鶏鍋か、焼いた鶏で、熱燗を一杯やりたいですな~~。
事件を解決して、仲間達と。
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切なくて、哀しくて……涙が出たよ。
けれど、半兵衛さんに、背中を押されたんだから、幸せに、なるんだよ。
こっちからも、応援するから。 -
人生、辛いことばっかしじゃぁ無いぜ。
明るい、幸せな未来も、待ってるさ。
そう言いたい様なお話だった。
こういうお話、好きだなぁ。 -
最後には、悪い奴が、やっつけられて、スッキリする。
これぞ、時代劇の醍醐味。事件は、さっと片付くし、さくさく読めて、気持ち良い。 -
江戸の巷に、様々な事件が起こり、悲喜交々の人の暮らしが有り、その人々の暮らしを守るために、日々働く者達が居る。
読後が、ほっこり温かくなるようなお話が、好きだなぁ。 -
神代信吾って、1巻では、かみしろしんごって、ルビが、有ったのに、この一つ前の巻から、じんだいしんごに、なってる!どっちが、正しいの?
話は、安定の面白さだけど、気になる。 -
知らん顔を、出来ない事件も、有ったか~~
程よい長さの短編が、読後のさっぱり感を伴って、さくさく読める。
疲れた時の一服のお茶(一杯のお酒かな?)の様な本だなぁ。 -
手柄よりは、人の幸せ。それを護るのが、仕事だって、
良い言葉だなぁ。人の幸せを、願う心が胸を打つ。
身体も心も、疲れているときには、こういう話を読むのが、一番。
何か、頑張ってみようか、という気になる。