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霧雨に濡れて逃げた女は、なぜ笑ったのか? 「優しい女」が犯した亭主殺しの真相。戯作者麟太郎、涙の探索。 霧雨舞う中、傘も差さずに駆け出してきた年増女に行き合った、戯作者の青山麟太郎。 馴染みの下っ引・亀吉によれば、女は通旅籠町の裏長屋で亭主を殺し、姿を消したおきぬだという。 評判の良い仲居だったおきぬには、しかし人知れぬ別の顔があった。 哀しき運命に弄ばれた女を、麟太郎が追う!<文庫書下ろし>
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Posted by ブクログ
♪~泣いているのか笑っているのか後ろ姿の素敵なあなた~♪ そんなハニーナイツの歌が聞こえてきそうな「笑う女」、藤井邦夫 著、大江戸閻魔帳シリーズ№4、2020.5発行。地本問屋「蔦屋」の二代目お蔦に頭が上がらない戯作者の青山麟太郎の物語。笑う女、操り人形、椋鳥、娘白波の4話。陰で麟太郎をサポートする...続きを読む南町奉行の人情裁きが小気味よいです。
読みやすかった。タイトルの「笑う女」はちょっとありきたりな内容でイマイチ入ってこなかったけど、このスタイルなんだね、、、と納得して読み進んで、結果とても読みやすかった。あまり深読みしないほうが良いんだと思う。
可笑しい
相変わらず、事件に首を突っ込んでは、人助けなんだか、お節介なんだかを、しながら、絵草紙の題材は、したりしなかったり。最後の、仇討ちの助太刀をしたら、現実の話の方が面白くて、折角売れていた自分の絵草紙が、売れなくなった、というのは、笑ってしまった。
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