鯨統一郎のレビュー一覧
-
歴史の真相を考察する、本作のようなミステリーは初めて読んだ。最初は「邪馬台国は岩手にあった」や「本能寺の変は織田信長の自殺だった」など、どの説も突拍子もなく荒唐無稽と思えた。しかし、宮田が沢山の資料を挙げながら自信満々に語っている姿に段々真実なのではと思わされる。小難しい歴史の話が増えてしまいそうな...続きを読むPosted by ブクログ
-
桜川東子シリーズ、第2弾。
前回シリーズに引き続き、設定は同じ。
題材は日本の民話に変更。
これまた興味深い。
民話の裏の意味を元に事件を解決。
読みやすい。
ヤクドシトリオの裏設定がちょっとよく伝わってこないのが残念。
前回からそう時間は経っていないはずだけど、出所したの?Posted by ブクログ -
うそーん と思いながらも解説を読むにつれてあるかも…と思わせちゃう歴史ミステリー。
邪馬台国が岩手説、、、、。確かに八幡平の読み方は昔から不思議に思ってはいたが、、。Posted by ブクログ -
主人公の真面目で明るく、人に対しての優しい眼差しに好感を持った。
ただ、はなし口調が続くことが多くすぐに読み終えてしまい…。
この内容だと続編もできそう。期待。
第3章の料理のかきくけこ、認知症ではと疑われた老人が、少年を暖かく見守り応援する話は面白かった。Posted by ブクログ -
私には久々の鯨氏作品(^ ^
短いセリフを主とした相変わらずの独特な文体で、
まるで「粗筋を読んでいるかのように」さくさく読める。
主人公は苦学する二十歳の女子大生。
バイトで「派遣家事代行」の仕事をすることに。
行く先々でもオフィスでも起こる様々なトラブルを、
持ち前の明るさけなげさ正直さで乗り...続きを読むPosted by ブクログ -
ブッタは悟りを開いていないとか、邪馬台国は東北にあった、信長は光秀に頼んで自殺の片棒を担いだなど、資料に基づいた今までの史実と違う観点で論破していく話でこれもアリだなぁと思わせる内容で面白く読めた。
会話のやり取りはあまり世界史専攻してる割には知らなさすぎる感もあるけど。。。話の進め方はスラスラ読め...続きを読むPosted by ブクログ -
なぜ神武天皇は東征をしたのか。
神武天皇を始め初期の天皇は架空の存在だと言われている。しかし、そこには元になった出来事があると。根幹となる部分はかなりのネタバレになってしまうのでここで書くわけには行きませんが、そんなとんでも説があったとは驚き。調べてみると、実際にそういう都市伝説的なことが言われてい...続きを読むPosted by ブクログ -
歴史的に詳細が究明されていない史実に関して、
従来にはなかった解釈を提起している話。
登場人物のやり取りと理由付けがしっかりできた
解釈という2つから本書であげられる解釈が
事実なのでは?と思わせてくれます。
邪馬台国の話と。聖徳太子の話、
明治維新の話は面白いです。
ただこの論が史実の解釈と...続きを読むPosted by ブクログ -
「バカミス」と言うほどでも無いが、
鯨氏らしいアホらしさ炸裂(^ ^
どうやら「ナミダキラコシリーズ」の延長線上。
今回はフカカイな喫茶店のオーナーとなっている。
そこで働くバイト君目線が一人称。
鯨氏お得意の「地の文でのツッコミ」満歳(^ ^
電車で何度も吹き出しそうになった(^ ^;
短編...続きを読むPosted by ブクログ