鯨統一郎のレビュー一覧

  • 浦島太郎の真相~恐ろしい八つの昔話~
    『九つの殺人メルヘン』の日本の民話版。
    今シリーズの方が、最初の駄弁→民話→事件→謎解きの流れが見事で、さらに最初のテレビの話題までもが事件とリンクしていたという驚きがある。
  • 富士山大噴火
    いちおうSFに分類してみたけど、今読むと妙にリアルで、あるときSFじゃなくふつうの社会小説になったらどうしようという感じ。
    例によって噴火や地震にまつわる蘊蓄も全開。少し笑える要素もほしいところだけど、題材が題材だからむずかしいか。
    政府がしっかりしていて、首相が行動力あって、それが一番リアリティの...続きを読む
  • 北京原人の日
    北京原人の骨が紛失したというのは史実なんですね。それも知らなかったけれど、下山事件など戦後のいろんな事件とからんでスケールの大きな、でも少しあり得なさそうな事件が展開していく。まさしく鯨ワールド。文章もテンポがよくて、先へ先へといざなわれるので、たちまち読み終えてしまいました。
  • 新・日本の七不思議
    歴史の異説が大好物
    でm、先日は原田実先生の本を読んで
    「シュン」と落ち込みました
    でも、でもでもでもkitanoには鯨井先生の
    邪馬台国はどこですかがあります!
    その続編ともいえるこの作品は少し
    異説が弱いですが、目にうろこが飛び込んで
    きますよ
  • 新・日本の七不思議
    このシリーズの前2作より展開は劣る感じです。ネタ切れなのかもしれませんが、次回以降の挽回を期待。
    とはいえ、やっぱり面白かった。
  • タイムスリップ森鴎外
    この人の本、前にも読んだ気がするんだけど、思い出せません。

    ストーリーが面白いです。
    森鴎外がタイムスリップして現代の渋谷に来ちゃうところから始まって。
    助けてもらったのが、現役女子高生。
    ギャルなんですよ。
    モリリンって名前にされちゃう。
    でも、大正11年に生きてた人が、現代に来ちゃうとこうなっ...続きを読む
  • マグレと都市伝説 間暮警部の事件簿2
    久々に「鯨節」で笑かしていただきました(^ ^

    今回は口裂け女だの耳から出る糸だのという
    「都市伝説」にまつわる事件が続く。

    探偵事務所に勤める主人公の独白で進み、
    いつもながらにアヤシさ百万点の
    マグレ警部と矢田貝秘書(?)が
    話をメチャクチャにしつつ強引に「解決」、
    というお決まりのパターン...続きを読む
  • 新・世界の七不思議
    前回の『邪馬台国はどこですか?』に比べると、少々強引になってきたかな…?とは思うものの、発想の柔軟さには本当に驚かされる!
    そして、松永さんレベルアップしすぎww
  • 九つの殺人メルヘン
    探偵役の桜川東子、私は好きです。謎解きは的確で納得できる。「厄年トリオ」の会話のテンポも良く、楽しい作品です。
  • ミステリアス学園
    ミステリー初心者から、どっぷり浸かった方まで、楽しく学べるミステリー教本。

    としても楽しめる連作メタミステリー。

    と捉えて良いのか?ミステリアスなカタルシス。


    気になった方は袋とじを破らず、レジに直行だ!(注:本作に袋とじはありません。念のため。。。)
  • 九つの殺人メルヘン
    メルヘン童話の新解釈になぞらえ、殺人事件のアリバイを崩す短編集。あの童話でこんな解釈が出来るのかと、純粋に感心しました。それと良かったのは、事件の推理前にある厄年トリオの掛け合いです。ほとんど昭和に流行っていたものについて話しているのですか、なぜか平成生まれの自分でも楽しめました(笑)
  • ミステリアス学園
    連作短編集。登場人物たちのミステリ講義がためになって面白い。連作短編の方にも、大きな仕掛けがあります。最後にはその仕掛けに笑ってしまいました(笑)
  • ファンタジスタはどこにいる?
    サッカー×ミステリーのオビにひかれました。
    おもしろかったですが、途中で犯人が分かってしまいました…
  • ミステリアス学園
    ミステリ、本格ミステリの定義。密室談義、アリバイ談義、ダイイングメッセージ談義。色々楽しめた。

    作中に紹介されていた本はチェックしようかと思う。
  • マグレと都市伝説 間暮警部の事件簿2
    これはなんなんですか?
    小説だしミステリーだし、何もおかしいことはないのに…
    でもなぜか引き込まれる。
  • 「神田川」見立て殺人 間暮警部の事件簿
    歌で事件解決をする警部さんのお話?
    歌を探してくる間暮警部もすごいけど、
    私はひかるさんが一番すごいと思います。

    なにより毎回同じ受け答えなのに笑えるところがいい。
  • ミステリアス学園
    推理小説は松本清張の『砂の器』しか読んだことのない新入生・湾田乱人(ワンダランド)。彼が入部したミス研のメンバーは、生粋のミステリマニアばかり。
    「密室」「アリバイ」「嵐の山荘」…本格ミステリの定番を論議していく中、その見立て通りの殺人事件が発生する。前代未聞の犯人の正体とは?


    ※作中のネタバレ...続きを読む
  • タイムスリップ森鴎外
    さくっと読めました。

    文豪森鴎外が現代の渋谷に。で、意外と順応してしまったりして。
    気難しそうな文章を書く森鴎外、本当はどんな人だったんでしょうか。モリリンみたいな人だったのかなあ。
  • ニライカナイの語り部 作家六波羅一輝の推理
    沖縄の地名って難しい…
    売れない推理作家・六波羅一輝と編集者・北村みなみが再び殺人事件に巻き込まれる。
    ちょっと頼りない一輝だが、謎解きは見事。
  • ニライカナイの語り部 作家六波羅一輝の推理
    2010/1/23 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2013/9/3〜9/5

    六波羅一輝シリーズ第二弾は,沖縄へ。前回の遠野取材を作品化しないまま,次の取材旅行は沖縄沖縄。ニライカナイ伝説をベースにいつもの展開。シリーズものはこうでなきゃ,という安心感。11月に沖縄に行かないといけないので,舞...続きを読む