竹内薫のレビュー一覧

  • 理系バカと文系バカ
    日本人は戦後から、人を理系と文系の2つの型に分類してきた。経済的な理由からの分類だったが、それが今では人を測る物差しになっている。

    結論としては、理系や文系に偏らず、幅広い見識を持たなければ現代社会を生きていくことは難しい、というもの。
  • 理系バカと文系バカ
    日本人は、人を理系と文系という、2つの型に分類する。その理由、現代社会における「理系・文系」という表現の実用性が、多数の例で語られている。

    最終的に、思想の偏りがあると現代社会を生き抜くことは難しいと結論づけている。
  • 隠れていた宇宙(下)
    量子力学、エントロピー、多宇宙論、ホーキング放射などなど宇宙論が多彩に展開。読んでいてワクワクする。脳が沸騰しそうなほど難解な論理だが、読書しながら遥かの宇宙に自分が漂っている気がするほどのリアリティがすごい!
  • 赤ちゃんはなぜ父親に似るのか 育児のサイエンス
    プレパパにぜひぜひ読んで欲しい!
    筆者のパパ実体験に基づきつつ、サイエンス的観点の調べられたことが端的にまとまっていて読みやすい!
  • 隠れていた宇宙(上)
    ひも理論と多宇宙、宇宙乗数、相対性理論。難解すぎて、笑っちゃうぜ。でも、読んでいて楽しい、夜空を見上げて「無限」な数の宇宙が「有限数」あることを思いワクワクだ。下巻も楽しみ。
  • 不完全性定理とはなにか
    サイエンス作家である著者が科学の3ワカランの1つ「不完全定理」について、かなり優しく、興味が持てるよう解説した1冊。「なんかよくわからないなぁ」というモヤモヤしたものが、すぐに解消するものではないが、どんなものか?という点について、その印象をなんとなく掴めるような気がします。なんでもそうだけれど、ち...続きを読む
  • 面白くて眠れなくなる素粒子
    ヒッグス粒子から始まり、素粒子、素粒子研究、クオークとレプトンの話、超ひも理論から相対性理論とピカソまで。科学読み物の中でも内容もわかりやすくとても楽しく読める。
    ほとんどは仮説の元に、でもここまで考えられる、人の想像力はすごい。仮説がいつしか現実になることを楽しみとしたい。
  • 科学予測は8割はずれる
    科学史を勉強するスタート台に、どうぞ。
    科学文化史かもしれません、この本は。

    科学を「鑑賞する」厚い層が必要だとも感じました。
    (2012年6月6日)
  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―
    ・第Ⅰ部…ネイチャーとサイエンスの違い
    ・第Ⅱ部…2誌を巻き込んだ科学史上の事件
    ・第Ⅲ部…日本の科学のあるべき姿とは
    ・特別鼎談…(天文学)中川貴雄・(生物学)中垣俊之・著者

    「新潮45」に連載された「科学の興亡 ネイチャーVS.サイエンス」を加筆修正したもの。メッセージ性の強い書名で少し腰が引...続きを読む
  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―
    タイトルと内容が解離気味に感じたが、とても興味深かった。特に印象的だったのは、日本における英語公用化の流れに対する意見を述べていたところ。なるべく中立に客観的な視点で論ずる姿勢に好感を抱いた。
  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―
    やはりこの著者は科学エッセイがおもしろい。「バカヤロー経済学」は、正直結構首をかしげざるを得ないところが多かったのですが、この本は文句なくおもしろかったです。唯一、タイトルが内容とあまり合っていないように思える点だけが不満でしょうか。
    この本は、元々月刊誌に連載された「科学の興亡 ネイチャーvsサイ...続きを読む
  • 科学嫌いが日本を滅ぼす―「ネイチャー」「サイエンス」に何を学ぶか―
    1-1 科学論・科学史

    ・ネイチャーとサイエンスの違い
    ・韓国人はなぜバカにされるか?
    ・粘菌の動きと微分方程式
    ・トリウム原子炉と衆愚と集合知
    →竹内薫『「ネイチャー」を英語で読みこなす』
    →量子コンピュータ
    →宇宙エレベータ
  • シュレディンガーの哲学する猫
    哲学関連の中ではとてもわかりやすくて読みやすいと思いました。結構何度も読み返してマーカーしたりして、愛読書になってます。
  • 「場」とはなんだろう : なにもないのに波が伝わる不思議
    場という考え方は、電気と磁気を知ることによって理解できると思っていました。
    本書のようにばねで説明するのは、力学との連続性の上で理解するには必須だと感じました。こういう説明をすれば、分かりやすいかもしれません。

    量子力学では、素粒子のそれぞれは自己同一性を持たない。
    というのが最初の難関かも...続きを読む
  • アインシュタインと猿 パズルでのぞく物理の世界
    [ 内容 ]
    「学校の物理」しか知らない人たちへ、この世の不思議を解き明かそうとする「ワクワクどきどきした冒険の世界」、すなわち「生きている物理」の世界をお届けしようと竹内氏が筆をとったのが、1989年春のこと。
    それから20年以上の歳月を経て、ついに待望の復刊!!
    「竹内流の考え方」の原点はどのよ...続きを読む
  • 理系バカと文系バカ
    理系能力に優れる、文系能力に優れる、というより、文系性質が欠如している理系、理系性質が欠如している文系を、理系バカ、文系バカと呼んで、(少し極端な)例を用いて面白く前半を展開している。

    後半は理系文系に対する今の学生の考え方、日本の在り方の問題をわかりやすく書いている。

    全体を通して非常に考えさ...続きを読む
  • したたかな生命
    「ロバストネス」をキーワードとした良書。

    ロバストネスとは、しなやかな、したたかな強さのこと。
    対:フラジャイル、もろさ
    類:ホメオサタシス(ただし、ホメオスタシスが一定の状態を保つことであるのに対し、ロバストネスはそうとは限らない。)

    ロバストネスを向上させる4つの方法
    1)システム制御
    2)...続きを読む
  • ねこ耳少女の 量子論 萌える最新物理学
    量子論を扱ったマンガ。まず500円というお手頃な値段が素晴らしい。量子論の専門書は少なくとも1500円以上するものが多いと思う。量子論に対して興味を持ってもらうためのきっかけとなる本だと思う。
  • ねこ耳少女の 量子論 萌える最新物理学
    漫画で読む、量子論の本。
    スラリと読みやすく、量子の話も分かりやすく描かれている。
    これから量子を学ぼうという人も、萌え漫画が好きな人も、楽しく読めると思う。
  • ねこ耳少女の 量子論 萌える最新物理学
    以前、ネットでの記事を読んで気になっていた一冊。

    …しまった、ハマってしまった。

    量子論なんて全然興味なかったのに
    「もうちょっと調べてみようかな」と思ってしまった。

    「量子論+萌え漫画」という企画力、
    実際に出版した勇気に
    何よりもメロメロになりました(笑)