竹内薫のレビュー一覧
-
「世の中の見方が変わる90冊!」
この手の本のいい所は、紹介された本を「読んだ」ことにできる点にある(笑)、まさに忙しい人向けの本だ。
とはいえ、中身にしっかり言及(そして解説)しているのは16冊+4冊だけだから、「読んだ」のは20冊ということになるが。
敢えて「これは読まなくていい!」と断...続きを読むPosted by ブクログ -
プログラミングの考え方が分かってくるといかに楽しいかということがよく分かる一冊。プログラミングに携わっていないお父さんお母さんにも(くどすぎず端折りすぎない程度に)分かりやすく書かれている。イギリスやアメリカの状況からも分かるように、まずは小学校の先生に対する研修を充実させる必要があるということは以...続きを読むPosted by ブクログ
-
第二弾。立て続けのリリースって感じだけど、これもやはり世情を鑑みてのことだらう。本作で気になったのは以下の諸作品。
◯ 10万個の子宮、人はなぜ逃げおくれのか、のぞいてみようウイルス
ゲノム編集の光と闇、AI vs 教科書、コマ大数学科、金持ち脳と貧乏脳、宇宙怪人しまりす医療統計。Posted by ブクログ -
世界誕生数秒前仮説は面白い。
間主観的な考えをみんなが持てたら、戦争はなくなるかもしれない。
多文化時代に生きる私たちにとって、自分の仮説も相手の仮説も同時に存在するというグレーな世界を受け入れることは、相互理解の鍵になると思う。Posted by ブクログ -
科学解説書は好きでたまに買ってよみますが、この本で初めて量子論の触りが、ほんのほんの少しだけ感じる(分かったとは口が裂けても言えない(^^))ことができました。品位があって、正面きって物事を説明している凄く良い本です。Posted by ブクログ
-
著者自身が著した科学本は、面白さ保障の良書が多いけど、その彼が勧めるものとなると、はてさて、どんな素晴らしいものが並んでいるのかと、目を通す前から期待度極大。そしてその期待に違わず、面白そうな本がてんこ盛り。なんだけど、読みながら思ったのは、書評自体が、面白くかつ上手に纏められているので、果たして原...続きを読むPosted by ブクログ
-
単行本で既読であったが、再読しても得るものがあります。テンソルのところが急に難易度ジャンプしているような気がしますが。Posted by ブクログ
-
竹内薫さんと言えば『99.9%は仮説』が有名で、昔それを読んでとても面白かった。が、タイトルオチしている感が否めなかった。一方でこのベストセラー後に出版された表題の本は、あまり話題にならなかったけれども、内容はこちらの方が断然面白い。読者に考えることを要求するから、より深く理解することが出来る、とい...続きを読むPosted by ブクログ
-
飛行機が何故飛ぶことが出来るかよく分かっていないことを導入として世の中にいかに仮説が多いか示している。
帰納法はボトムアップ。個々の事象から普遍的な理論を導き出す。
演繹法はトップダウン。
話が通じないのはお互いが当たり前の前提としている複数の仮説が食い違っているからかもしれない。
これを共約不可...続きを読むPosted by ブクログ -
完全に理解はできなかったが、わかった気になれたので良い本ということにする。この手の本は色々あるが、カラー図突きで、宇宙、物理、化学、地球、生物の5分野でコンパクトに纏めてくれているので飽きない。どんどん情報は進んでいくので、この本も定期的にアップデートして欲しい。ぜひ読みたい。Posted by ブクログ
-
"こんな国では、いわゆる「立体」が存在しないことには、すぐに気づくだろう。(中略)三角形や四角形やその他の図形を見分けることぐらいできるはず。そう思うだろう?ところが違うんだ。そんなもの見えるどころか、ひとつの形と別の形を区別することすらできない。見えるのは直線だけ。"
----------
(以...続きを読むPosted by ブクログ -
正直ある程度知識がないと難しいかと思った。
ニーチェの所でアポロン的、ディオニュソス的といきなり言われて違いがイメージできるかなと言った感じ。
取り上げている人物は面白いし、優しく伝えようとする気持ちは伝わる。Posted by ブクログ -
現在の物理学や天文学による判明した世界観を理解したいと思った時に手に取った本。著者はサイエンスゼロという番組で日頃最新科学を解説してきている中で2016年晩秋にそれとなく宣伝された。多少中学高校の物理・地学の手習いがあった方が良いが、そういうのがあれば極めてわかりやすい内容。当時発見されたばかりの重...続きを読むPosted by ブクログ
-
難しい数式を美術館賞させたまま、数学的なおもしろさを文章で読ませていくので、最後まで読めました。
数学的なおもしろさがちゃんと伝わりました。
「本は最後まで読む必要はない」という読書術はよく言われますが、数学本は逆に「最後まで挫折せずに読めるか」が重要だと思います。Posted by ブクログ -
量子コンピュータに限らず、きちんと一般的なコンピュータの解説から説き起こされており、コンピュータとはどういうものなのか、の解説になっている。
これだけコンピュータ(スマホも含めて)が生活に入り込んでいる今、一般教養としてひろく読まれるといいと思う。
IT 業界にいる人でも知識の整理を兼ねて読んでみる...続きを読むPosted by ブクログ -
日本人は戦後から、人を理系と文系の2つの型に分類してきた。経済的な理由からの分類だったが、それが今では人を測る物差しになっている。
結論としては、理系や文系に偏らず、幅広い見識を持たなければ現代社会を生きていくことは難しい、というもの。Posted by ブクログ -
日本人は、人を理系と文系という、2つの型に分類する。その理由、現代社会における「理系・文系」という表現の実用性が、多数の例で語られている。
最終的に、思想の偏りがあると現代社会を生き抜くことは難しいと結論づけている。Posted by ブクログ