竹内薫のレビュー一覧
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フラットランド(二次元)の住人の正方形が、スペースランド(三次元)の住人である球から三次元の世界を教えてもらうが、言葉の説明では理解できず、実際に三次元の世界に連れられて初めて分かった。そして、三次元の住人に対して、より高次元の四次元を見せてくれと懇願された球の困惑。正方形がラインランド(直線)、ポ...続きを読むPosted by ブクログ
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「正しくても常に証明できるとはかぎらない」という不完全性定理の証明のあらすじを解説する。ゲーデルの考え方とチューリングの考え方を教えてくれるが、対角線論法を使って証明している。雰囲気しかわからないが、へ〜と思う。Posted by ブクログ
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竹内節で最後まで読ませた。理解したかというと、ちょっと答えられないなあ。でも、なんとなく雰囲気で、そうなんかな〜と読ませる(汗)。とにかく、四次元が特異なんだそうだな。Posted by ブクログ
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30年前、高校生だった頃に読んだ本(正確にはこの本そのものではなく、そのアイデアを紹介する読み物)の再読。当時、「その次元では見えないはずのものを、より高次の次元から見るがごとくメタ的に認識していることの不思議さ」に心を奪われたのを覚えている。今はその新鮮さを同じように味わうことはできなくなってしま...続きを読むPosted by ブクログ
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サイエンス作家竹内薫さんによる主に文系の方に向けた1冊です。
私は俗にいう理系なのですが、理系的な発想の特徴として挙げられてい4つの特徴は確かにその通りとおもわず感じてしまいました。
また、近年話題になったサイエンスに関わる時事ネタ(STAP捏造やips細胞、ヒッグス粒子など)も多々取り上げられ...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルの通り、世の中のいろんなものをカロリーという単位で換算して考えてみようという本。マウスでワンクリックするカロリーと登山のカロリーを比較しようとか、ロケットのカロリーはいくらかとか中々おもしろい。ちょっと世界観が広がる(かもしれない)。
人間は人工物と比べかなりエネルギー効率がよく省エネに...続きを読むPosted by ブクログ -
まだ読み始めたばかりだが、最初のページから『うーん』と唸ってしまった。多少勉強して居た心算の頃から五十七年、書いて在る事をじっくり咀嚼しないと、老眼鏡を掛けないで観ている様な感覚に陥って仕舞った気がした。解って居る心算でも今一つ自信が持てないと言うか一つ一つ書いて確認しないと、頭の中だけでは何か不安...続きを読む
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同じようなテーマの本は多々あるが、この筆者の説明は本当に分かりやすい。「ヒッグス場」とか「重さを作る」とか、あゝそういうことだったのね、ってピンと来る表現多し。こういう人も「朝のガスパール」とか読むんだ〜Posted by ブクログ
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年末年始に読む本は、出来るだけ仕事から遠そうな本にしたいと思う。
という観点から、年末年始には自然科学系の本をよく読みます。とくに、日常から遠いという観点からは、宇宙論とか、量子力学とか、「何世紀も分からなかった◯◯予測がついに証明された」みたいな数学ものとか、読みます。
(複雑系とか、ネットワー...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルに惹かれ、帯を見て面白そうだと思い、著者が彼なら間違いなし、と購入。期待に違わぬ内容でしたが、どちらかというと、食い足りなさを感じてしまいました。当然というか、論の骨子は他の著書と共通している訳で、あまり目新しさを覚えなかったせいでしょうか。でもそもそも、会話にせよ文章にせよ、自分の表現力の...続きを読むPosted by ブクログ
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<目次>
はじめに
第1章 教養人の話し方は、なぜわかりやすいのか
第2章 教養人が使っている「わかりやすさ」10の技術
第3章 あなたの周りの「教養バカ」7つのタイプ
第4章 語彙力こそが「わかりやすさ」である
第5章 【脱・思考停止】「わかりやすさ」にダマされるな
第6章 心に刺さる...続きを読むPosted by ブクログ -
サイエンスライター竹内薫によるルネッサンス人のすすめ的な4章に加え、竹内と茂木健一郎との対談2コマ。
最終的には、世間の常識や価値観を知りつつも、それに流されることなく自分の基準をもって興味の持てることに邁進すればよいという合意が踏まえられているのだが、竹内のいう「境界人」(ルネッサンス期の人々のよ...続きを読むPosted by ブクログ -
非常に難解な最新の宇宙論をほとんど数式なしにわかりやすいたとえ話とともに説明してくれる。なんとなく概念はつかめて分かった気になれる。
上巻は様々な宇宙モデルの紹介とひも理論について。
とはいえやはり本格的に理解するには数式を追う必要がありそうだし、宇宙論で使われる数学は勉強してみたいと思った。Posted by ブクログ -
既存の分類や「カテゴリー」によって、自らを無理に定義しようとするよりも、興味を持ってやりたいことを自由にやっていけばいいのだ。という主張。
見方によっては、エスタブリッシュメントから弾き出されて、小才を頼みにマスコミ系で売名している二人のパンフレットと言えそうだが・・。Posted by ブクログ